写真左から時計回りに、汐入あすか、小峯愛未、黒木ほの香、小山百代

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【サンドリオン インタビュー】
言うなれば「Angel Ladder」は、
“サンドリオンという
新しいジャンル”

声で夜空を照らすべく2016年に結成された声優ユニットのサンドリオンが、待望のメジャーデビューシングル「Angel Ladder」をリリースする。そんな彼女たちにメジャーデビューに対する気持ちやシングルに込めた想いを語ってもらった。7年を経て、新たな一歩を踏み出す4人の気持ちとは?

7年目というのが
すごく私たちらしくて合っている

結成7年目でメジャーデビューすることについて、どんなお気持ちですか?

小山
3年目くらいから“メジャーデビューしたい”とファンのみなさんの前でも口に出すようになったのですが、それは目標を明確にすることでみなさんと同じ気持ちで歩んで行けると思ったからなんですね。それが7年目にしてやっと現実になって…正直言って“もう無理じゃないか”と思っていたところだったので、ハッピースマイルサプライズな出来事です!(笑)もっと早い段階でメジャーデビューする話もあったのですが、コロナ禍など紆余曲折があって。でも、サンドリオンは“サウンド”と“オリオン”を組み合わせた言葉で、オリオン座は7つの星からできていることからも7年目というのがすごく私たちらしくて合っていると思いました。

どういう状況で今回の発表がされたのですか?

小山
コメント撮影をするからと会議室に集められたのですが、急に日本コロムビアと書かれた法被を着せられて。何が始まるのかと思っていたら、日本コロムビアのスタッフさんがいっぱい会議室に入ってきて、“みんなで一緒にがんばりお~ん!”と言ってくれました(笑)。
汐入
発表された時はドッキリだと思いましたし、何なら未だに半信半疑なので、CDリリース当日までは気が抜けないと思っています(笑)。でも、私たちは下積みが長かったから、ここから勢いをつけていきたいですね!
小峯
“やっと”という3文字に全てが表されていると思いますね。丸6年という年月は、私たちにとっても長かったけど、それは初期から応援してくれているファンのみなさんも同じで。だから、みなさんも本当に“やっと”という想いでいてくれていると思います。
黒木
メジャーデビューしたことで何が変わるかはまだ分からないのですが、そのぶんすごく楽しみです! ある意味、ファンのみなさんと同じ目線でサンドリオンの今後を楽しんでいけるのではないかと思っています。すでにリリースイベントの日程が今までの比ではないくらいにたくさんあって、これもメジャーデビューしたからなのかと思うと、すごく嬉しくてウキウキしています!

メジャーデビューしたからこそ、やりたいことはありますか?

汐入
せっかく日本コロムビアさんに所属できたので、例えば2020年に残念ながらコロナ禍の影響で中止になってしまった『#コロちゃんフェス』が再び開催される時はぜひ出演したいです。
黒木
私はBillboardやブルーノート東京など、お客さんが食事を楽しみながら私たちの歌を聴けるような形式のお洒落なライヴもやってみたいですね。
小峯
『Animelo Summer Live』(以下、『アニサマ』)などのアニソンフェスに出たいです! これまではずっと手の届かないものだったので、メジャーデビューを機に一気に近づくことができるんじゃないかと。私たちのファン以外の人にも私たちのことを知ってもらう機会をどんどん増やしていけたらと思います。
小山
そのためには、まずはアニメのタイアップですよね。『アニサマ』に出るには、そもそもアニメテーマソングを担当することが前提ですから。それこそ日本コロムビアさんに所属したことの意味が生まれると思います。そういう意味ではアニメだけでなく、どんな作品にも寄り添えるように多彩な楽曲を歌っていきたいです。

みなさんのメジャーデビューシングル「Angel Ladder」は、「Overture ~ The Beginning of a SoundOrion’s Great Adventure~」から始まり、ライヴがスタートするようなワクワクできる一枚に仕上がりましたね。

小山
収録されている「Overture〜」は4月に開催した6周年ライヴのオープニングで初めて使わせていただいたのですが、今後のライヴでもオープニングに使っていく予定です。
黒木
「Angel Ladder」もそうですけど、「Overture~」は“明るくてクラップできるようなものがいいね”と話をして作っていただいたので、ライヴではみんなでクラップしてほしいです。
汐入
最初のハッピースマイルサプライズの時にスタッフさんたちが言ってくれた“がんばりおん”という言葉を「Overture~」で私たちが言っているのもポイントです。“がんばりおん”は日本コロムビアのスタッフのみなさんが私たちを迎えるにあたって考えてくださった言葉なんですよ。

“がんばりおん”は昔から使っていたんじゃないかと思うほどにしっくりくる言葉ですね。

小山
ありそうでなかったという。
小峯
最近は会話でも普通に“がんばりおん”って使っているし(笑)。
黒木
レコーディングの時は、録音で“がんばりおん”って言うのは初めてだったので、テンションが分からず、普通に落ち着いて言うパターンと、アニメ声っぽくテンションを上げて言うパターンを録ったんですけど。
小山
意外と落ち着いたパターンのほうが採用されました。

表題曲の「Angel Ladder」はとてもポップで可愛いらしさもありながら、冒険が始まるワクワクとドキドキも感じられる楽曲ですね。最初に聴いた印象を教えてください。

小山
曲を作っていただく前に、どんな曲がいいか私たちの気持ちを聞いていただけて、その時に出たそれぞれの意見をいいバランスで汲み取ってくださっている曲だと思いました。ちなみに私はデビュー曲は10年後でもずっと歌うことになるから、“何歳になっても無理せずに歌える曲がいい”とお伝えました。あまりにも元気すぎる曲だと、30代や40代になって歌声のキーが出なかったらつらいし(笑)。
黒木
大事なメジャー1stシングルなので、私は“明るくてキラッとブライトするような曲がいいです”とお伝えしていて。その要望を超えたいい楽曲をいただけて、“ありがとうございます!”と思ったのがひとつ。それに、私たちの気持ちを汲み取ろうとしてくださる日本コロムビアさんの姿勢と、それをかたちにできる力に感動して、一緒にやってくださるのが日本コロムビアさんで本当に良かったと思いましたね。歌詞については話していなかったのですが、サンドリオンのメジャー第一歩目ということをいろんなフレーズで表現してくださっているので、歌詞もとっても素敵で。この楽曲を聴いたり歌ったりするたびに“ありがとう!”という言葉が浮かびます。
小峯
「Angel Ladder」はまさしくサンドリオンの1曲目という感じで、めっちゃストンと腑に落ちましたし、私たちらしさのある曲だと思いました。言うなれば“サンドリオンという新しいジャンル”みたいな(笑)。
汐入
メジャーデビューするのは嬉しいけど、それによって音楽性やイメージが変わってしまったり、ファンを置いてけぼりにするのは嫌だと思っていて。そういった意味でも、今までのサンドリオンの楽曲の流れから外れていないし、サンドリオンらしさが感じられる楽曲なのですごく嬉しかったです。しかも、“クラップしてみんなと盛り上がれる曲にしたい”などの、私たちの要望も取り入れてくださっていて。サンドリオンは今までの楽曲もすごくいいので、メジャーデビュー曲に対してのファンのみなさんの期待値がさらに上がっていると思いますが、それを遙かに超える楽曲でメジャーデビューできることがすごく嬉しくて幸せです!
写真左から時計回りに、汐入あすか、小峯愛未、黒木ほの香、小山百代
黒木ほの香
小峯愛未
小山百代
汐入あすか
シングル「Angel Ladder」【限定盤】(CD+DVD)
シングル「Angel Ladder」【通常盤】(CD)

OKMusic編集部

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