KIRITO、最新作『NEOSPIRAL』と既存
曲の再構築で魅せる全国ツアー開幕 
東京公演オフィシャルレポ到着

KIRITOの全国ツアー『KIRITO Tour 2023「REBUILDED NEOSPIRAL」』の5月1日Spotify O-EAST公演のオフィシャルレポートが到着した。

ボーカリスト・KIRITOの全国ツアー『KIRITO Tour 2023「REBUILDED NEOSPIRAL」』が5月1日、Spotify O-EASTにて開幕した。
昨年11月に最新アルバム『NEOSPIRAL』をリリースし、作品の世界を再現すべく全ての公演において収録順通りに楽曲を披露した前ツアー(11月~今年1月開催)、『NEOSPIRAL』の全12曲と既存曲を見事に織り交ぜた構成で魅せた2月のバースデー公演を経て、今ツアーが一体どんなものになるのか、そのタイトルが意味するものとは何なのか注目の点であった。
昨春のツアーを共にした海(G/vistlip)、JOHN(G)、Chiyu(B)、Allen(Dr)がサポートを務め、アルバムと同様に「テロメア」で幕を開けたこの日のステージ。端的に言えばアンコールを含め『NEOSPIRAL』ブロックと既存曲ブロックが交互に組まれた構成となっていたわけだが、“キリト“名義での既存曲の多くが15年以上前に作られたものであることから、今回それらを現在の“KIRITO”サウンドに大幅にリアレンジ、すなわち再構築した新たな形での初パフォーマンスとなったことが大きなトピックス。
中でも「Awaking bud」「PLOT」に至っては全くの別物と言っても過言ではないヘヴィーナンバーへと変貌を遂げ、度肝を抜かれたオーディエンスも多かったはず。とは言えKIRITOも認める順応力の高さで、フロアはステージに負けないさすがの白熱ぶりを見せていた。
無論、『NEOSPIRAL』自体が攻撃力の高い作品であり、それこそが現在のKIRITOサウンドを象徴するもの。そこに並ぶ他の楽曲たちがこのような形になったことは、『NEOSPIRAL』との相乗効果を発揮しながら、自ずと1ステージを通しての攻撃力をさらに高める結果となった。
よりハードさを増した「カンナビス」を終え、満足げな表情を浮かべながら強く拳を握り締めたKIRITO。最後にはサポートメンバー4人と向かい合いフィニッシュを決め、この夜は幕となったが、ある意味『NEOSPIRAL』第3章とも言える今ツアーは、ここからステージを重ねるごとにさらなる変化と進化を遂げていく可能性は極めて高い。6月4日EX THEATER ROPPONGIで迎えるファイナルまで、1本でも多くの公演を目撃してほしい。
文=金多賀歩美

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