佐々木秀実、デビュー20周年記念コン
サートで阿久悠、加藤登紀子らの手紙
を朗読しながら熱唱

4月12日(水)にニューシングル『愛の詩(うた)/カフェオーレ』を発売した佐々木秀実が15日(土)東京・有楽町のアイマショウで<佐々木秀実デビュー20周年コンサート~歌は我が命~>と銘打った20周年記念コンサートを開いた。

約400席の会場は、熱烈なファンで満席の中、「去年はコロナ禍で、1年延ばして今日を迎えることができました。(ステージに出てくるとき)自分の愛するスタッフに囲まれて『行ってらっしゃい』と言われたのが久しぶりなので、胸がドキドキしています。そして、今日久しぶりにお目にかかれる方も多くて、私は胸がいっぱいです。今日は声の続く限り愛を歌い上げたい」とあいさつ。

2部構成の第1部は、手紙と歌で綴るコーナーで、俳優・高橋一生(佐々木とは高校時代の同級生)からの手紙を朗読しながら「聞かせてよ愛の言葉を」、フリーアナウンサー・小倉智昭の手紙を朗読しながら「群衆」、作詞家・阿久悠の手紙を朗読しながら「懺悔」、シンガー・ソングライター、加藤登紀子の手紙を朗読しながら「嵐の夜に」、東京のお母さん(知人)からの手紙を朗読しながら「ヨイトマケの唄」、ひばりプロダクション社長・加藤和也の手紙を朗読しながら「ひとすじの道」を歌唱。
高橋は「あの日、僕の実家で『これからシャンソンを本気で歌いたい』と秀実から相談があり、『やりたいことはやったほうがいい』と言ったのを覚えています。コンサートタイトルでもある『歌は我が命』。秀実が言えることは、これほど素晴らしいことはありません。そのまま、自分のまま、誰に何を言われても歌い、生きてください」。

小倉は「思い出はつきません。ただ、間違いなく言えるのは、秀実ちゃんの歌は本当に素敵です。男性が女歌を歌うのは、不可能に近いほど難しいものです。もっと磨きをかけて、さらに上を目指してください」。

阿久は「彼を呼びさました者が、かの美空ひばり、彼をつき動かした者がエディット・ピアフというのですからただごとではありません。そして、そのどちらになり得る只者でないものを彼は体質の中に持っているのです」など、6人からのメッセージを自ら読み上げながら歌唱。
第2部は、シャンソンの名曲から「水に流して」「再会」「リリー・マルレーン」「愛の讃歌」、オリジナルの最新シングル「愛の詩」、そしてアンコールで佐々木秀実自身からの手紙を朗読しながら「歌は我が命」など全18曲を熱唱し、「20年はあっという間でしたが、20年なんてまだまだ20歳になったばかりです。これからもっともっと成長していき、皆さんに楽しさとか心の襞に届く歌をたくさん歌っていきたい」と話していた。

4月22日には、20周年コンサートの大阪公演を大阪・SPACE14で開催する。

(提供:サンニュース)

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