佐藤流司、福澤侑、心之介、spiが結
成した音楽ユニット・ZIPANG OPERA 
和テイスト満載の2nd AL『風林火山』
をリリース

2021年、2.5次元舞台やミュージカルで活躍するアーティストを中心に結成されたZIPANG OPERA。メンバーは、いまや人気の舞台に欠かせない存在の佐藤流司、振付師としても活躍する福澤 侑、圧倒的歌唱力でミュージカル・シーンを牽引するspi、そしてボーカリストとしてキャリアを積んできた心之介の4人。個々の活動で多忙な中、粛々とアルバム制作を続けていた彼らが3月29日、待望の2ndアルバム『風林火山』をリリース。
さらには4月4日から7日にかけて『ZIPANG OPERA 有観客&配信ライブ ~風林火山~』を品川ステラボールにて開催する。このライブは久々の有観客であることに加え、全世界に向けても配信される。表現力に定評のあるメンバー揃いなだけに、スケール感のあるライブが期待できそうだ。さっそく彼らにアルバムの内容や公演への意気込みについて語ってもらった(スケジュールの関係で佐藤流司は欠席)。
――2ndアルバム『風林火山』のお話をうかがう前に、まずは本日欠席の佐藤流司さんについて、彼がグループの中でどのような存在なのか聞かせください。
心之介:流司くんはアニキですかね、僕目線で言うと。いろんなパフォーマンスを背中で語るところがカッコいいと思います。あと、すごくユーモアがあるなって。今回のアルバムでも、流司くんが作詞した楽曲が2曲入っているんですけど、そこに飛びぬけたユーモアなセンスがあるんです。僕には絶対に書けない歌詞だし、すごく刺激を受けます。
福澤 侑:彼はZIPANG OPERAの核みたいなものなんじゃないかな。骨組みというか。そもそもZIPANG OPERAって全員がセンターになり得るメンバーなんですよ。誰が真ん中にいても、その人にしか出せない色があるので、そういう意味ではひとりひとりがとんでもない存在だなと。その上で、流司くんの色はとにかく一度は見て欲しいですね。
佐藤流司(ZIPANG OPERA)
spi:流司の歌声って1回聴いたら、別の曲を聴いても“あ、これは佐藤流司だ”って認識できると思うんです。唯一無二のクセがあるというか、そういう声の持ち主だと思いますね。
――ありがとうございます。では、アルバム『風林火山』についてですが、すでに発表された音源以外にも、新曲がたくさん収録されています。その新曲の中から個人的にオススメの曲をそれぞれ紹介していただけますか?
心之介:そうですね……まずは僕とspiくんがデュエットした「天照」と、流司くんと侑くんの「ツギハギ」かな。この2曲は、他の曲と違った味わいになったと思います。すごくコントラストがあるなって。「天照」のテーマは、すごく大切な人を失くしたというのが根底にあるんですね。僕らの優しくて温かみのある歌声が出せたというか。なので、聴く人の心の拠り所になるような曲になればいいなと思っています。「ツギハギ」は流司くんの歌詞が、とにかくスゴイ(笑)。ぜひ歌詞カードをじっくり読んで、ふたりのユニゾンのバチバチ具合も楽しんでもらいたいですね。
福澤 侑:僕はMVにもなっている「KAMINARI FLAVOR」を聴くだけじゃなく、見て欲しいなと思います。ZIPANG OPERAを知らない人にも、一発で“あ、こういうユニットなんだ”って分かるので。
――曲調もそうですが、MVもかなり激しいパフォーマンスがフィーチャーされていて、カッコいいですね。
福澤 侑:撮影中は、ほぼ曲を流しっぱなしでパフォーマンスしてたんですよ。だから、ホントにその時しか出来ないものになっているんです。敢えて僕らにしかできない、その日限定の動きを意識して撮りました。
福澤 侑(ZIPANG OPERA)
――いきなり本番みたいな感じですか?
福澤 侑:監督さんからは「こういう感じで撮りたい」っていう指示はありましたけど、特に振付も作ってなかったし、ホントにその場その場で、監督さんの意見を聞いてから4人で話し合って、セッションしながら作り上げていきました。
――それこそ舞台慣れした皆さんだからこそ出来るワザですね。
福澤 侑:あ、それはあると思います。心(=心之介)にとっては初めての経験だったはずなのに、それを感じさせないくらい堂々と表現してくれて。僕やspi兄とか流司くんはそういう表現に慣れていたわけですけど、そこに心もついてきてくれて。あのMVでああいうパフォーマンスが出来ているのはすごいと思いました。
――それを聴くと、改めてMVを見たくなりますね。では続いてspiさんが聴いてほしいオススメ曲は?
spi:「BLAZY BLAZE」です。歌詞は流司が書いたんですけど、たぶん彼が思う“ZIPANG OPERAってこういうものだよね”っていうイメージが反映されてるんじゃないかな。行儀がいいわけじゃないけど、品がないわけでもない。みんなが好きな大和魂っぽい部分もありつつ、先進的な攻め方もしていて……。
spi(ZIPANG OPERA)
――曲はハードな部分もありますが、和テイストも入っていて、日本人のDNAに響く強さもあるような気がします。
spi:そう。現代の侍だったら、きっとこうなんだろうなっていうメッセージが詰め込まれた楽曲になったと思います。
――そんなアルバムの楽曲達がどう表現されていくのか……ここはぜひライブで見てみたいですね。4月4日から4月7日にかけては、品川ステラボールで『ZIPANG OPERA 有観客&配信ライブ ~風林火山~』が開催されます。ぜひ見どころを教えてください。
心之介:ZIPANG OPERA単体のライブとしては、2021年6月以来で、ほぼ2年ぶりなので、僕らもファンの皆さんもホントに待ってましたっていう状態だと思うんです。やっと対面できるのも嬉しいですしね。僕らはこの2年間、表立った活動こそあまりできてませんでしたけど、水面下では楽曲を作ったり、かなり密度の濃い制作期間を過ごしていたんですよ。その制作を通して進化したZIPANG OPERAのパフォーマンスを見せたいですね。
福澤 侑:僕は……不安です(笑)。
――皆さん、それぞれ忙しいですしね(苦笑)。メンバー揃ってのリハーサルもなかなかできないと聞いております。
福澤 侑:そうなんですよ(苦笑)。とはいえ、僕らはずっとライブをやりたい、皆さんにも見て欲しいって言い続けてきてるんでね。来てくれる人には絶対に後悔させたくないし、いいものを見せたい。実際に会場に来てくれる人、配信で見てくれる人、全員が満足できるようなものにしたいと思ってます。
spi:実際に見てくれる人もいますけど、東京まで来られない人もいるじゃないですか。海外の人も含めて。配信であれば、どこにいても俺らを目の前で見られるのが強みだと思うんです。だから、会場に来てくれる人はもちろん、画面の向こうにいる人達にもしっかりアプローチしたい。“東京でしかやらないのか”じゃなく、配信でもしっかり見せたいですね。
心之介(ZIPANG OPERA)
福澤 侑:配信でのカメラワーク大事だし、そこも意識していいものを提示したい。
spi:今回は映像の方をより意識してるんじゃないかな。配信もかなり見応えのあるものになると思いますよ。
――公演日によっては内容が変わるという情報もありますが。
福澤 侑:内容は言えませんけど、メンバーそれぞれのセクションがあります! もうね……大変ですよ(苦笑)。
spi:マジで時間がない(苦笑)。
――それでも、いいものになる予感しかないので期待してます!
取材・文=海江敦士/SPICE編集部

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