美貴じゅん子、新曲のカップリングが
話題で異例の「有線お問い合わせラン
キング」1位獲得

美貴じゅん子が、3月31日(金)赤坂・MZES TOKYOにて<さくらLIVE2023>を開催した。

満員御礼で熱気に包まれた会場に「さくらLIVE」にちなんだ桜色のドレス姿で美貴じゅん子が登場。声援に包まれた美貴が1曲目に選んだのは昨年発売したシングル『雪の海』のカップリング曲「桜色のオ・ヴォワ」で一気に会場が華やいだ。

続いて、「私といえば、の定番曲をお聞きください」と「ほおずき」「幸福(しあわせ)だより」「潮騒」を3曲続けて披露。デビュー当時から変わらない真っ直ぐな歌声に会場は釘付けに。また、衣装だけでなく、歌にも“さくら”を取り込んだコーナーも。「春のおとずれ(小柳ルミ子)」「十九の春(田端義夫)」「北国の春(千昌夫)」「春なのに(柏原芳恵)」という誰もが知る春の歌を情感たっぷりに歌唱。観客も美貴の歌に合わせ体を揺らし、会場に暖かい空気が流れた。
二部では、紅色の着物に身を包みデビュー25周年記念曲「土下座」に収録されたカップリング曲「風にさそわれて」を披露。「着物はやはり落ち着きます」と笑いを誘い、「バラの香水」「くもの糸」「土下座」「雪の海」とオリジナル曲を歌い上げ、会場を盛り上げた。

アンコールでは、作曲家・岡 千秋がステージにサプライズで登場。「一昨年『土下座』を発売し、改めて色々なことを日々勉強させてもらっています。常に声の音色を探求しなさい、と先生からご指導いただいています。先生からいただいた曲たちは私の宝物です」と感謝の気持ちを伝えた。そして、岡 千秋のピアノの伴奏に合わせて「桜色のオ・ヴォワ」を披露し、幕を閉じた。
岡 千秋、美貴じゅん子
今回、最新曲「雪の海」を抑えて2回披露する曲が一曲存在した。それが「雪の海」に収録されているカップリング曲「桜色のオ・ヴォワ」である。なぜ、美貴が同曲を2回歌ったのか。それは「さくらLIVE」というイベント名だけが理由ではない。実は、美貴が3月に放送されたテレビ番組に出演した際に同曲を選んで歌唱。同楽曲は、ファンの中での人気曲となっていたが、テレビの放送直後にSNSなどで「つい口ずさんでしまう」「ヒットの予感!」と大きな話題に。事務所にも問い合わせが殺到した。その反響も影響してか「2023年3月度 有線演歌お問い合わせランキング」で1位を獲得。瞬く間に異例の話題曲となった。

このランキング発表を受けて美貴は「突然のお知らせにびっくりしましたが、とても嬉しいです。いつも応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。これからも心を込めて歌い続けます」と嬉しさを語った。「さくらLIVE」という名にふさわしくサクラ咲いた瞬間であった。

<美貴じゅん子 さくらLIVE2023>

2023年3月31日(金)MZES TOKYO
[ セットリスト ]
1. 桜色のオ・ヴォワ
2. ほおずき
3. 幸福(しあわせ)だより
4. 潮騒
5. 春のおとずれ(カバー)
6. 十九の春(カバー)
7. 北国の春(カバー)
8. 春なのに(カバー)
9. 風にさそわれて(カバー)
10. バラの香水
11. くもの糸
12. 土下座
13. 雪の海
アンコール
桜色のオ・ヴォワ(ピアノ:岡 千秋)

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