円神、SPICE初登場インタビュー 「
このメンバーのここが一番」紹介&グ
ループ第2章の展望とは

JO1を輩出したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』元練習生9名により結成されたハイブリッドパフォーマンスユニット 、円神(えんじん)。グループ名には、「メンバー、スタッフ、そしてファンの皆様。夢を目指す9人が、“エンジン”全開に、出逢った“縁”を繋ぎ、円を描き“円陣”を組んで、ファンの皆様と共に新しいステージや楽曲を生み出していく」という意味がある。単に歌って踊るボーイズグループではなく、各人がさまざまな分野で活動し、そこでの経験を活かして「歌✕ダンス✕芝居」が融合した新しいパフォーマンスショーを展開しているグループだ。デビュー3周年を迎える彼らに、これからの展望を訊いた。
――円神、SPICE初登場です。初登場でしかできないメンバー紹介をお願いしたいのですが、「このメンバーはこういうところが一番だ」というのを、隣の方に語ってもらいましょうか。まずは、中本大賀さんから。
中本 大賀
中本 大賀
中林登生:大賀は、なんといってもステージに立った時の華が一番ある。歌唱力も円神の中で一番じゃないかな?
中本大賀:いつも言ってくれるから、言われて慣れてしまった(笑)。
中林:あ~、せっかく褒めたのに。じゃ、今のはナシ! うちで一番変な人です。こっちで行く?
中本:うん、それでええやん。それで行こうか(笑)。
――どんなところが変ですか。
中林:いい意味で、完璧主義なんですよ。ほかのメンバーももちろん本気で臨んでいるけれど、パフォーマンスでも撮影でも、外の現場に行っても、本気。外の舞台に出ているのを見に行った時に、“どこでもそれをやれるって、当たり前のことじゃないな”と思えた。周りの目や、先輩方の目が気になるようなところでも自分を貫いてやっていくって、すごいなと思います。
中本:結局めっちゃ褒めてくれてる。大好き!
――(笑)。では、A.rikさんは?
A.rik
A.rik
中本:ファンの皆さんは知ってると思うけれど、A.rikはオリジナリティの塊なんです。常に王道を歩くことなく、僕たちにない考え方を円神に持ってきてくれる。円神はよく会議やミーティングをするんですけれど、“そういう発想いいな”と思える、誰も考えない視点で意見を言ってくれる。そこはめちゃめちゃグループとしても助かっているし、オリジナリティがあっていいなと思っています。まぁ、髪色を見ただけでわかりますよね(笑)。
A.rik:ふふふ、そう感じてくれていたんだね。僕は会議で、MU3E(円神ファンの呼称)目線を意識しているんですけれど、大賀もファンの方に喜ばれる意見を出してくれて、“あ、めっちゃわかる”って思えるんです。
中本:なんかいいね、こういうの。絆が深まります(笑)。
――中谷日向さんは、どうでしょう。
中谷日向
中谷日向
A.rik:日向は、あざとい。僕だったら、恥ずかしくてできないようなことを堂々とやる(笑)。
中本:あ~、共感性羞恥!
中谷日向:感じてた?
中本:うん、ちょっとだけ(笑)。自分らにはマジできひんから。でも、日向くんだからOKなんだよね。
A.rik:そう、この仕事だからいいんだよ。ザ・アイドルみたいな立ち居振る舞いができる、あざといを照れなくできる感じがめっちゃいい。
中本:特にあざといことした後に「ギャハハ」って笑うから、ファンの人たちはキュンとする。そこまでやっての日向です。
中谷:自分では狙ってないんですよ、ほんまに。普通に生きてるだけやのに、よく言われる。ギャハハ(笑)。
中本:あ、それそれ(笑)。
――これですね(笑)。山田恭さんは?
山田恭
山田恭
中谷:個人的に、素が一番面白い。ムードメーカーですね。楽屋とかプライベートがめっちゃツボやなと思います。
山田恭:日向はいつもそう言ってくれるよね。やっぱり僕がいないと、円神の笑いは足りないね。トラブルメーカー? いやムードメーカー!
――熊澤歩哉さんはどうでしょう。
熊澤歩哉
熊澤歩哉
山田:見たらわかる通り、一番可愛い(笑)。“円神って女の子がいるんだ”って言われることもあるように、中性的な感じの子がいるのは僕らの強みです。しかも面白いんですよ。ボケというか……。
草地稜之:毒舌?
山田:そう。毒舌感があって、一言がすごく面白い。ライブのMCで、クマちゃんの一言で盛り上がることもよくあるので。すごく魅力的な人ですね。
――撮影でもみんなに“女帝感がある”と言われていましたよね。そんな熊澤さんから見た宮里ソルさんは?
宮里ソル
宮里ソル
熊澤:もう“熱い”は言われ慣れてるから……、円神の元気印?。
草地:(山田)恭ちゃんとかぶる。
熊澤:じゃあ、裏ムードメーカー。
一同:あー。言える。
草地:恭ちゃんは表ムードメーカーで、ソルくんが裏ムードメーカー。
熊澤:そう。ソルの一言で場が変わることってあるもんね。
瀧澤:いい時も悪い時もね(笑)。
熊澤:迷っている時に、それをチャンスに変えるのが上手です。
宮里ソル:そうです。0から1へね。
熊澤:あとは、筋肉担当? アクロバットも上手だし。運動神経は一番かも。
宮里:運動神経は登生もいるけれど、俺ってことで(笑)。
――リーダーの瀧澤翼さんは?
瀧澤翼
瀧澤翼
宮里:翼はマジで一番、円神思いです。リーダーだからということもあるだろうけれど、一番マジメだし、一番努力家だし、一番円神のことを思ってくれていると思います。
瀧澤:わぁ、単純に嬉しい。
宮里:リーダーといえば、翼だな。翼がリーダーになってくれてよかったなと感じています。
――最年少でリーダーって、プレッシャーじゃなかったですか?
瀧澤:もう、めっちゃプレッシャーです(笑)。
宮里:そうね。ちょっと1人で抱え込んじゃうところもあるから、初期の頃はみんなに相談できず、悩むこともあった。でも、ちょっとずつ周りに任せられるようになってきて、最近ではバチっと仕切ってます。
草地:タキツバ(瀧澤)がリーダーでよかったよね。他のメンバーがリーダーだったら、円神終わってたわ(笑)。
――これだけバラバラの個性の人たちをまとめるの大変じゃないですか?
瀧澤:まとめるというより、それぞれの個性を活かしている感じです。最初はまとめようとして、みんなの個性を潰してしまっていて……。今は、泳がせています(笑)。
一同:俺ら、泳がされてんだ(笑)。
熊澤:試されてるんだね~。
――そういえば瀧澤さんは、1月1日に滝沢秀明さんとツイッタースペースで交流して、ご本人からタキツバ認定をいただきましたが。
瀧澤:そうなんです。すごくびっくりしました。
――そんなタキツバさんから見た、草地稜之さんは?
草地稜之
草地稜之
瀧澤:草地は間違いなく、円神の中で一番素直です。
山田:“俺が一番カッコいいだろう”って顔してるぞ(笑)。
瀧澤:自分の成長に強欲というか、“ステップアップしよう”という前向きな姿勢が一番あるから。
山田:そうね。いつも汗かいてるイメージ。
草地:それ、ただ汗かきなだけだよ(笑)。
瀧澤:ビジュアルもいいし、自分の持っているものを武器にして、円神を盛り上げようという気持ちが大きいんですよ。SNSも毎日投稿してるし。でも、一直線が故にぶつかることもある。
山田:変なツイートしたりね(笑)。
瀧澤:そうそう(笑)。でも円神の中で一番の王子様です。
―― いいところばかりですね。
瀧澤:マジで努力家だし、わからないことがあったらちゃんと人に訊ける。それって、意外と難しいじゃないですか。
草地:タキツバ、いいところをみつけるの上手い!
――では、中林登生さんはどうでしょう。
中林登生
中林登生
草地:中林は、マジでいい人。一番いい人です。
宮里:善人だし、気が利くよね。
草地:そうね。愛のあるツッコミ含めて、裏の大黒柱と言えますね。あとは全部普通です(笑)。
中林:もっとあるやろ!
中本:でも“普通”はマジで一番強いよ。やろうとしてできるものじゃないし、ナチュラルに持っている普通って最強だなと思っていて。
中林:ファンの人も“大丈夫、普通が一番難しいから”って言ってくれるから、普通なことは認める。この間、誕生日にお母さんから来たメッセージにも“普通が一番。誰も真似できひん。だから普通をイヤだと思わず大事にして”みたいなことが書いてあって。“あー、親もやっぱ普通だと思ってるのか”と思った。やっぱ俺はそうなんや(笑)。
山田:普通がいいんですよ。この9人の中にそういう人がいないと、休まらない。
宮里:彼氏にするなら、絶対登生だよ、俺。
草地:彼氏にしたいNo.1!
山田:確かに愛してくれそう。
中本:あとMCで軌動修正してくれる。そこは登生の存在でかいなって思います。
宮里:安定感ね。
――そんな個性ある9人から成る円神は、ちょっと他のボーイズグループと違いますよね。
中林:そうですね。グループとしてアーティスト活動をしていますが、個人のお仕事も活発ですね。しかも、歌やお芝居だけじゃなく、ファッションブランドや声優と多岐にわたる。バラエティに富んだグループだなと思います。
中本:将来的には個人がそれぞれの分野で活躍して、年に数回、アベンジャーズのように集まって円陣を組んで円神の活動をするのが夢。そこも含めて、普通の枠組みのグループではないなとは思います。実現できれば、唯一無理の存在になれるんじゃないかな。
――4thシングル『MERRY GO ROUND』のお話を訊いていきましょう。この『MERRY GO ROUND』が円神第2章の幕開け、ということですが。円神にとっての第1章は、どんなものだったのでしょう。
中林:第1章は、ガムシャラやったかもね。コロナ禍にデビューして、焦りもあった。それにコロナ禍だからこそ、“背中を押す”ということをテーマに歌ってきたので。
――その中でも、ガムシャラだったと思えたことは?
中谷:なんやろ?
中本:一番最初の舞台「円神Debut Stage『nonagon(ノナゴン)~始まりの音~』」じゃない?
中谷:そうだね。このグループじゃないと経験できひんことって結構あって。舞台もこのグループに入って初めて経験した。みんなでアドバイスし合いながら、いい意味で1回自分を捨てられたというか、“どうにでもなれ!”というガムシャラな気持ちで、最初にリセットできたからこそ、成長できたなと思います。もちろん舞台だけじゃなくて、ライブも毎回反省点を見つけて、次のライブに活かして、みたいな感じ。ガムシャラにやって、修正しての繰り返し。そうやって みんなで確認しながら進むのが第1章やったかな。
――第1章の中で辛かったことは?
A.rik:メンバーとの会議。みんなそれぞれ意志も強いし考え方も違うから、それを合わせることができなくて。しょっちゅうぶつかってました。
中本:日常座飯事だね。
中林:仕事の話になると、みんな熱い。誰も妥協して引かない。ほんまに思っていることがわかるというか。
中本:いろいろな意味で、社会勉強になった。
――でも、そんな会議があったから、みんなの絆が深まったということですよね。
A.rik:コロナの自粛期間に結成デビューだったので、会えないからzoom会議でいろいろな話をしました。最初に話し合う機会が多かったからこそ距離が縮まったし、その人に配慮した言い方がわかって話しやすくはなったというのはありますね。
中本:家族も大事やけど、グループって家族より大事に思ってないといけない場所だと思ってる。そういう関係値になるためには、本音でぶりつかり合うことが大事なんですよね。家族ってなんでも言えるじゃないですか。本気でぶつかって妥協しないところは、マジでいいグループやなって思います。
A.rik:舞台直前なのに、朝まで会議してるんですよ、今でも(笑)。
中林:朝までしたよね。稽古終わって。
A.rik:帰ったら急に呼び出されて、“今日の夜中、会議だ”って。
中本:で、朝までして、舞台初日の朝も会議して。
中林:したな。初日の朝。
中本:会場近くのカラオケ屋さんに集まって。
A.rik:うん、それこそこの収録曲の話し合いだった。
中谷:そうね。
中本:そんな大事な会議に遅刻した人がいたけどね(笑)。
一同:あーーー(笑)。
――第1章のターニングポイントってどこだったと思いますか。
宮里:初の全国ツアーですかね。以降、ライブ動員が増えたんです。全国の人にライブを見てもらえたのは、ターニングポイントだったのかなと思います。
――なんでツアーでファンが増えたと思う?
宮里:やっぱり、自分たちが一番楽しんでいるからですかね。その楽しさが伝わってくれたのかなと思います。
草地:東京まで来るのが大変な人でも、近くでやれば“円神のライブ1度見てみようかな”と思ってくれたんじゃないかな?
中里:友達に誘われてとか。
草地:そう。それで新しくMU3Eになってくれた方も増えました。
熊澤:リリースイベントでも全国のいろいろな場所にも行ったしね。
草地:俺は『KCON 2022 Premiere』(2022年5月14日-5月15日@幕張メッセ)も大きなきっかけになったと思う。そこから円神は波に乗ってきた気がするんだけれど。
熊澤:5月だっけ。
草地:そう。『KCON』を見て6月15日の2周年ライブに来てくれた方も多かった。
瀧澤:『KCON』とか野外フェス出演で、応援してくれる方が増えたね。
――アウェーに強いってことなのでは?
山田:そうですね。
瀧澤:フェスとか、イベントに出演させてもらえる機会が増えてきています。冒頭でも触れたように、円神って異例なグループじゃないですか。見たらちょっと忘れられなくなるような魅力があると思うんです。イベントに出るたびにファンが増えている実感はありますね。
草地:何より歌がめちゃくちゃいいんですよ! “円神、曲めちゃくちゃいい”って言ってもらえる。そこも大きいと思う。
山田:みんなの声もいいんですよね。
瀧澤:うん、個性があるよね、声に。
――『MERRY GO ROUND』から始まる第2章の円神は、どうなっていきたい?
瀧澤:幅広い楽曲をやるというスタンスは変えたくない。いろいろなコンセプトをやりつつ、さらにレベルアップしたものを皆さんにお届けできたらなと思っていますし、応援してくださる皆さんをずっとワクワクさせてあげたいですね。
宮里:楽曲の幅は、もっと広げたいよね。ゴリゴリの曲もいいし、キューティーな方にも振り切れるから。振り幅を大きくしていける年にしていければいいな。
――では、新曲について訊いていきましょう。4thシングル『MERRY GO ROUND』の表題曲の「MERRY GO ROUND」は、ポジティブで、爽やかな曲ですね。
瀧澤:僕ら円神がテーマパークの主という設定です。第2章の幕開けということで、“僕らに置いてかれないようについてきてね”というメッセージが込められた曲になっています。
中林:ちょっと強気なメッセージだね。
瀧澤:うん。でもすごくキャッチーなフレーズで、みんなの耳にも記憶にも残りやすい曲。テーマパークっていろいろなアトラクションやコンセプトがあるじゃないですか。今シーズンの円神は、そういうワクワク感を皆さんに与えられたらいいなという思いも込められてます。
中本:メリーゴーラウンドって、回ったら円になるじゃないですか。それって、「“エンジン”全開に、出逢った“縁”を繋ぎ、円を描き“円陣”を組んで、ファンの皆さんと共に新しいステージや楽曲を生み出していく」という円神のコンセプトみたいで“すごくいいな”とレコーディングしているときに思ったんです。
中林:うん、ワクワク感はあるよね。
中本:第1章では季節や時期に合わせたコンセプトを元にやってきたけれど、第2章では“コンセプチュアルな曲をやりたいね”と話していて、今回はメンバーの意見もたくさん反映されているんです。
中林:振り付けも、今までの円神にない感じ。テンポもクオリティも上げたいという話をして、Ryusei haradaさんに振り付けをお願いしました。ポップやけどめちゃめちゃおしゃれさがあって。キャッチーおしゃん(笑)。
中谷:でも、難易度、上がってます。第2章だし!
中林:うん、難易度上ってるよね。みんなで最初に見た時に“わー、カッコいいな”ってなって、“レベル上がってる、最高!”ってなった。
中本:これまでも曲に対して全力でやってきたけれど、新曲のたびに向上心が沸いて、もっとハイレベルな振り付けやりたいって思う。そんな想いもこの曲には乗っているので注目してほしいです。
――2曲目の「Wanna Love Me」はどうでしょう。
宮里:歌詞の中に《女神》ってあるんですけど、それは僕たちのファン、MU3Eのことでもあって。その人のためならどこまでもいけるよっていう曲。これまでもMU3Eに歌ってきた曲はあるけれど、その中でも一番セクシーな曲ですね。ちょっとミステリアスなサウンドで、歌詞もちょっとセクシーで(笑)。
熊澤:今回のシングルの中では、一番の変化球って感じですね。
瀧澤:そうだね。円神があまり触れてこなかったコンセプトというか、新しい一面というか、“お待たせしました”感があるかもしれないです。
――3曲目の「Anniversary」は。
中林:これはもう、絶対ライブで盛り上がる!
中本:フェスとかね。外でやったら気持ちいいだろうなー。
A.rik:ジャンプしたくなるね。
中本:歌詞にもあるしね。メンバーだけじゃなく、会場のみんなで一緒にジャンプしたい。あとイントロが小鳥のさえずりみたいな感じで、フェスで聴くと“きたきたー!”ってなりそう(笑)。
A.rik:朝でも夜でもいい気分になる。激しすぎず、落ち着きすぎない感じのイントロからスタートして盛り上がっていくのがいい。みんなでわちゃわちゃしたいです。
中林:曲の中にはパーティーという言葉も出てくるんですけれど、そのパーティーは自分たちのライブのことを表していて。“僕たちと一緒にパーティーして盛り上がろうぜ”という曲になっています。
――『MERRY GO ROUND』初回盤には2022年12月9日に行われたソールドアウトライブ『円神 ONEMAN LIVE 2022 “O”ver』のライブDVDが特典に。このライブの見どころを教えてください。
中本:メンバーが“過去イチ盛り上がったよね”と口を揃えて言うライブ。最後までずっと楽しかった。
中林:うん、あの空気感は不思議だった。『“O”ver』というタイトルもあって、スタートからエンジン全開で、“絶対にこのライブで完全燃焼しよう”と挑んでいたからかな?
A.rik:初披露の曲も多かったしね。
中本:そうだね。初披露は4曲あった。あとは6ヵ月ぶりのワンマンライブだったし、2022年の締めくくりでもあったし。MU3Eの皆さんも“楽しかった”って言ってくれてた。心の底から楽しめたライブでした。
―― 楽しむ俺らを楽しんでほしい?
中本:見る方も楽しんでいこうぜ!
中谷:でも途中にしんみりするところもあったりする。
中本:そうだね。セトリも楽しいセクション、カッコいいセクション、哀愁漂うセクションと波がある。円神の2022年の集大成ライブになっています。
――新曲をひっ下げて、2度目のツアーが3月から始まります。
宮里:ラストの東京、6月15日は僕らの3周年記念日なんです。そこはライブ制作担当の山田恭さんから!
山田:考えてることはたくさんあるんですけれど、3周年ライブは、円神史上に残る、これまでにない感じのライブにしたい。ツアーに関しても、去年のツアーとはまた違った、円神ならではの雰囲気を皆さんに届けることができたらなと思っています。
草地:確実に前回のツアーより、歌もダンスもライブの会場も全部がパワーアップしてるので。楽しみにしていてください。
山田:気合い、すごく入ってますので。
宮里:3周年ライブをやるEX THEATER ROPPONGIって、円神史上、一番大きいキャパなんですよ。
草地:埋めたいなー。
山田:挑戦でもありますね。
―― 3周年ということですが、3年って長かった? 早かった?
瀧澤:一番感じているのは、濃かったってことかな。
山田:うん、濃かった。
瀧澤:気付いたら3年経ってたという感じ。
草地:早いけれど、濃かったですね。
瀧澤:3周年を迎える6月15日、EX THEATER ROPPONGIを埋めるという一つのミッションを達成することができたら、絶対に次に繋がるはず。それでこそ、“エンジン全開”というコンセプトの僕らのギアが一つ上がるし、円神という輪が何重にも大きくなるような気がします。
―― 3周年のその先の目標は?
瀧澤:武道館ですね。結成当時からの目標です。6月15日はその夢のための中間地点ですね。
――1個1個確実に夢をえている実感はありますよね。
山田:あるよね。止まってはないです。
中里:そのためにも重要なのが6月15日。EX THEATER ROPPONGIが埋められたら、加速がつきそう。
山田:つきますね。円神(エンジン)だけにね!

取材・文=坂本ゆかり
撮影=高田梓
Hair&Make:SUGANAKATA(GLEAM)、Kiyomi Onuki、中田愛美

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