玉城ティナ、葉山奨之、津田健次郎ら
10名が語るグザヴィエ・ドラン新作
『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと
』へのコメントが到着

ドラマ『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』に寄せられた、俳優・声優・クリエイターらのコメントが到着した。
『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』 (c) Fred Gervais
『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』は、カンヌ国際映画祭・審査員賞受賞『Mommy/マミー』や同映画祭グランプリ受賞『たかが世界の終わり』で知られるグザヴィエ・ドラン監督が初めて手掛けた連続ドラマ。現在全5話がスターチャンネルEXで独占配信中、BS10 スターチャンネルで毎週月曜に放送中だ。ドラン監督自身が脚本・製作・出演も務める本作では、同名舞台を原案に、30年前に起きた事件とそれにかき乱される家族の姿を過去と現在を行き来しながら描いている。
コメントを寄せているのは、いち早く本作を全話鑑賞した女優の玉城ティナ、声優の津田健次郎、俳優の葉山奨之、ハマ・オカモトOKAMOTO'S)ら10名。コメント全文は以下のとおり。
宇垣美里(フリーアナウンサー・女優)
張り詰めた人間関係に散りばめられた謎、
多彩な表現による映像美に酔いしれ、
印象的な劇伴が醸す不穏な空気に惹きつけられて気づけば一気見。
5時間の映画を見ているような濃密な世界観はまさにドランワールド全開。
児玉美月(映画執筆家)
朽葉の舞い方も、音楽の奏でられ方も、紫炎の揺れ動き方も、色彩の配され方も、すべてがグザヴィエ・ドランその人のものにほかならなかった。
この作品を経て、ドランが果たしてどこへ向かうのか、ますます目が離せない。
玉城ティナ(女優)
古くからテーマとして扱われやすい、家族の抱えた歪みや嘘を、
ドラン監督が振る指揮棒の通りに演奏すればこんなに鋭いドラマになるのか、と。
アンヌ・ドルヴァルの安心感、そして今回も怒鳴り声は満載!
ですが、バランスの良さと無駄のないカットに、
感覚ではたどり着けない場所にいる監督のどっしりとした、確かな緻密さを感じました。
津田健次郎(声優)
ミステリーを軸に紡がれる壊れた家族の物語。
グザヴィエ・ドランが描く鮮烈な映像は激しくも優しい。
憎みながら愛し、引き裂かれたまま繋がっている。
寺島拓篤(声優)
ドランにしか切り取れない空気や気配が、幕開け早々に画面から溢れ出し、気がつく間もなく作品に飲み込まれる。
何が現実かわからなくなるような錯覚を覚える、視聴というより体験に近い、そんな凄い作品です。
ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)
"家族"にしかわからない
愛や悲しみ、配慮と距離がこれでもかと詰まっている。
観ていて、気持ちが落ち着かなかった。
作品の低体温さを更に演出する劇伴も相まって、忘れられない5話に仕上がっている。
葉山奨之(俳優)
ドラン作品はほぼ観ており、今回も“家族”がテーマ。全てのシーンが画になり、美しい。
ぐっと心を掴まれました。役者陣も素晴らしいお芝居、考えさせられます。
進化し続けるドランはどうなられるのか、更にワクワクします!
三ツ矢雄二(声優・マルチクリエイター)
激しい愛憎にまみれた作品です。とにかく最初は伏線だらけ。
後半になるにつれ、もつれた物語が次第にほぐれていきます。
サスペンスの要素があり、スリラー的な展開もあります。
最後の最後まで目が離せません。
ヒグチユウコ(画家)
今回は初のドラマということで、どうなるのか興味深い。
5話でドラマとしては話数が短い、しかし映画よりはすごく長い。
サスペンスはかつてドランの映画にもあり、独特の緊張感と登場人物たちのそれぞれの秘めた想いが引き込まれた。
家族のいろんな立場に感情移入し、私としてはあまり普段そういった気持ちにならないので妙な感じだ。
見終わったあとのなんとも言えない感情。とてもハートに残った。
皆様にもぜひお勧めしたい。
よしひろまさみち(映画ライター)
グザヴィエ・ドランがTVシリーズ!?と意外な気持ちを拭えぬまま観て納得。
彼は、この尺、この規模でないと語り尽くせなかったのだ。
見事な演出、色調、スリル。
これまで彼が作ってきた全てが濃度高めに爆発する。

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