anew、海外の音楽フェスへの出演が決
定。4月にはシングルも発売。でも、
飛行機には…。 

 昨年12月に配信リリースした『世界ヲ染めていく』が英国チャートJ-POP部門で首位を獲得したことで話題を集めたこの作品が、1st mini albumとしてCD化。3月8日に発売になった。
同作品は、”7インチレコードサイズ”。その遊び頃も話題になれば、4月5日リリースになる1st single『位置情報なし/デキルカナ?』も、特殊ジャケット仕様になる(おそらく縦長の8cm盤?)。しかも2作品ともイラストを模したジャケットであり、メンバーの写真が一切登場しない。

時代に寄り添うや逆行するのではなく、自分たちが「面白い」と思うことを軸に据えた活動を続けているanewとanewの制作チーム。その姿勢は、毎月、山形sandinistaを舞台に主催しているイベント「チカカラ」にも反映。アイドルイベント不毛の環境を逆に生かし、県外から様々なアイドルたちを招き入れている。毎回のライブごとの観客たちの盛り上がりと歓迎ぶりのテンションが異常に高く、足を運んだアイドルたちが「また参加したい」「次も呼んでほしい」と、次々とSNS上に書き込む現象も起きている。余談にはなるが、毎回用意される「チカカラ」楽屋名物”バートンさんのいも煮”が、出演したアイドルたちの間で評判になっている。

山形でライブ活動を多く行うのが現実問題として難しいことから、今年に入り、県外へ遠征してのライブ活動もanewは増やしている。まだ活動を始めて3カ月強、ライブ経験本数も10本程度にも関わらず、anewのもとへ大きな誘いの声がかかった。それが、海外の音楽フェスへの参加だ。
もともと「地方(山形)から世界へ」を掲げて活動し始めた彼女たちは、すぐに参加を表明。本人たちは、自分たちの想像以上にまわりの盛り上がりが大きすぎて戦々恐々…と言いたいところだが、共演したアイドルたちに楽屋で必死に声をかけるなど、今もヲタク意識を丸出しに活動をしている。むしろ、何にも染まれない”田舎娘”そのものの純真さが、逆にanewの存在を輝かせている。でも…。

早くも海外進出…と浮かれてばかりはいれなかった。anewチームには飛び立つ燃料が足りなかった。そこで、「地方からでも世界へ。Art idol new world【anew あにぅー】海外フェスの出演チャンスを逃したくない!」と掲げ、クラウドファンディングを始めた。

https://wefan.jp/crowdfunding/projects/anew

気になる方は、一度クリックして詳細をご覧になっていただきたい。

このたび、メンバーから1st single『位置情報なし/デキルカナ?』についてのコメントもいただいた。以下に、その言葉を並べよう。

『位置情報なし』

あまね 2曲とも、良い意味で「アイドルの曲ではないな」と思いました。とくに『位置情報なし』は、「これ、4人でどう歌うんだろう?」「一人で歌ったほうが心地好く聴こえるんじゃない?」とも思ったんですけど。実際にレコーディンクを終え、完成した楽曲を聞いたときは、「あー、こんなにもいい曲をうちらが歌えたんだ」と感動しました。『位置情報なし』は、間奏がめちゃめちゃ恰好いいです。歌詞の内容も、「わたしたちはまだまだこんなものじゃないよ」「わたしたちの居場所を、まわりに勝手に決められたくはない」という風にわたしは解釈して歌いました。

りこ まわりのうざい言葉にまどわされないようにってね。歌詞もメロディーもすごく耳に残るから、わたしはそこが好きです。歌詞は、いろんな解釈ができる内容。わたしは、ライブで何度も歌ったうえで歌詞の理解を深めていくタイプ。1st mini album『世界ヲ染めていく』に収録した曲たちも、ライブで歌い続けることで歌詞の解釈が深まったのと同じように、『位置情報なし』も『デキルカナ?』もそうなっていくんだと思います。

まいみ わたし、個人的にこの曲のテンポ感が好きです。歌詞でも「ラブ ラップ クラップ」など、似たような語感の歌詞が続いてる部分は、すごく聴きやすくて大好きです。振り付けは難しいから、この振りをしながら歌うのはだいぶきついです。

ここな わたしも、歌詞は一番好きです。振りが難しくてめっちゃ疲れるけど、でも踊っていると楽しいから大好きです。

『デキルカナ?』

あまね 最初にデモ音源をもらったとき、「これ-、なんだろう??」「これも曲なんだ」と思ったくらい。曲のタイプで言えば『にゃんく』の系列。anewの魅力にもなっているちょっとふざけた内容だけど、『デキルカナ?』もライブでノリを作るのにピッタリの楽曲になりそうです。この曲はライブでとくに生きる曲だから、ファンの人たちとライブ中に熱く交流していけそうです。

まいみ わたしも最初にデモ音源を聞いたとき、「なんじゃこりゃ?!」となったけど。でも、こういう曲こそanewっぽいのかなとも思っています。歌詞には、今のわたしたちの感情を映し出してもらったというか、これから新しいことがたくさん待っているからウキウキワクワクしていくぞ…みたいな。そんな風にも捉えました。

りこ 最初に思ったのが、「「”モキモキちゃん”って何?」ということ。なんかふざけてるっぽい曲ですけど。歌詞の真ん中辺りに、しっかりメッセージを詰め込んでいるし、曲調も恰好いいんですよ。『デキルカナ?』は、面白いのに強く印象に残る曲。歌詞に書いている「ウキウキじゃん」「ワクワクじゃん「ドキドキじゃん」「ビリビリじゃん」「ムリムリじゃん」とか、ライブ前に緊張のあまりお腹か「キリキリじゃん」になるところなど、ライブ前の心境のようにもわたしは受け止めました。

ここな 『デキルカナ?』は、歌詞の意味をしっかりと伝えるのが一番難しいから、いつもライブでうまく伝えることが出来るかな?と思ってしまいます。激しめのイントロから始まって、掛け合いをしてゆくところとか、かわいい感じの曲なのに、どんどん恰好よくなっていくから、そこも好き!
anewは、同作品のリリースパーティーを兼ねた主催イベント「チカカラ」を、山形と仙台で4月8日と9日に開催する。仙台公演は、「チカカラ」初の県外主催イベントになる。ジワジワと、でも、着実にその名を浸透させているanew。現在、サブスクでも音源を楽しめるので、まずは楽曲やMVに触れてもらいたい。そこで気になったら、山形までライブを観に行こう。
地下(山形)から世界へ羽ばたこうとしているanew。でも、若干1名は、飛行機に乗るのを怖がっている。果たしてanewは、世界へ向けて羽ばたける…いや、飛行機に乗れるのか?!

TEXT:長澤智典

クラウドファンディング情報
https://wefan.jp/crowdfunding/projects/anew

★anew 1st single

2023.4.5 wed
8cm CD&デジタル配信リリース
『位置情報なし / デキルカナ?』
bnd-1002 / \1,320
★1st mini album
『世界ヲ染めていく』
bnd-1001 / \1,980(税抜価格1,800円)

※特注ジャケット(7インチレコードサイズ)

01 世界ヲ染めていく
02 ソコとココ
03 にゃんく
04 雪の惑星
05 NAME

★anew 1st singleリリースパーティー

『チカカラ vol.5』
2023.4.8 sat 山形sandinista

『チカカラ vol.6』
2023.4.9 sun 仙台space Zero

両日共に
16:30 OPEN 17:00 START
前売り 3,000円 当日 3,500円

<チケット情報>
3/15 web 12:00発売開始!

・4/8(土)山形sandinista
https://l-tike.com/search/?keyword=21472

・4/9(日)仙台space Zero
https://tiget.net/events/235798

<4/8 sat 山形>

不感症ヘビ苺(東京)/CHICKEN BLOW THE IDOL(東京)/グデイ(東京)/Able-Gleam(仙台)/anew(山形)/etc

<4/9 sun 仙台>

不感症ヘビ苺(東京)/RONLON(東京)/cana÷biss(新潟)/Village in Maier(東京)/Able-Gleam(仙台)/first selection(仙台)/anew(山形)/etc

SNS

ソコとココ / anew -Official Music Video-
雪の惑星 / anew -Official Music Video-
Tags: anew
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