『ARGONAVIS the Live Stage2 ~目醒
めの王者と恒星のプログレス~』東京
公演開幕 キャストコメント&オフィ
シャルレポート到着

舞台版アルゴナビス第2弾公演『ARGONAVIS the Live Stage2 〜目醒めの王者と恒星のプログレス〜』東京公演が、2023年2月18日(土)に開幕した。
ステージにはバンドセットが組まれ、ライブシーンではリアルライブと同じくキャストが生演奏を繰り広げる本作より、公演初日を迎えた出演者からのコメントと、ゲネプロレポート、速報舞台写真が到着した。
東京初日開幕にあたって出演者からのコメント
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
Argonavis (Vo.) 七星 蓮(ななほし れん)役 伊藤昌弘
今作も、お芝居をしながら楽曲やBGMを僕たちが演奏する形でお届けしていきます。プロジェクトが始まって何年も経ちますが、こうして舞台をやってみると、自分としてはもう当たり前に感じる部分……このプロジェクト、このメンバーの強みを再確認することができています。そしてファンの皆さんの応援のおかげで、お芝居と音楽、どちらもたっぷりと時間をかけて追求させていただけるんだなと思っています。ライブは1日で終わるものが多いですが、今回の舞台はありがたいことに10公演あります。もちろん最初から全力で良いものをお届けしていきますが、やはり皆さんに観ていただかないと完成しない部分もあると思うので、ぜひ一緒に楽しんでください。
●Argonavis (Gt.) 五稜結人(ごりょう ゆうと)役 日向大輔
いつも応援ありがとうございます。今回の舞台を通じて、キャラクターも僕たちキャストも一緒に成長しているなという実感があります。やりたいことをやりつづける難しさや、夢に向かう途中でいろいろな問題に直面し、それをみんなで乗り越えていく……というところは、キャラクターとキャストがすごくリンクしている部分もたくさんある作品です。舞台では同じ演技や演奏はないので、日々進化していくものをお届けしていきます。ぜひ足を運んでいただけると幸いです。お待ちしています!
●Argonavis (Ba.) 的場航海(まとば わたる)役 前田誠二
「from ARGONAVIS」という物語はもう苦難・試練・難行の連続で(笑)、キャラクターたちみんなが壁にぶち当たり、悩み、躓き、這いつくばりと、バンドや芸能関係の方は共感できることも多いのではないかというリアルな話も盛り込まれています。今作ではArgonavisとGYROAXIAに起きる試練に対し、メンバーがどう悩み、受け入れ、乗り越えていくのかも見どころだと思います。ぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
●Argonavis (Key.) 桔梗凛生(ききょう りお)役 森嶋秀太
舞台第1弾もそうでしたが、見どころとしてはお芝居とライブという2つのパートが舞台の中で織り交ぜられ、ひとつの作品に仕上がっているところです。僕たちは演者として声をあてたりライブ活動をしたりしてきましたが、舞台をやることによって、より演じるキャラクターへの理解が深まり、それがライブや作品に反映されるという相乗効果も生まれています。今まで過ごしてきた時間の集大成とも言えるものが、今回の舞台で発揮できるのではないかと思っています。皆さん楽しみにしていてください。
●Argonavis (Dr.) 白石万浬(しろいし ばんり)役 橋本祥平
まずは「早く舞台に立たせてくれ!」という感じです(笑)。今年の年明けにライブ(2023年1月「from ARGONAVIS 2nd LIVE -Rezonance-」)をさせていただき、そのときの熱い気持ちが途切れることなく、今日まで全員で歩んできました。稽古中にもいろいろな発見がありましたが、お客様にとってもそうじゃないかと思います。いろいろなジャンルで活躍するみんなが集まってきたからこそ表現できる、唯一無二の舞台をお楽しみください。
GYROAXIA (Vo.) 旭 那由多(あさひ なゆた)役 小笠原 仁
稽古期間中、すごく思っていたことがあります。座組のみんなも常々感じていることだとは思いますが、あらためてこのプロジェクトは本当にいろいろな顔があるなと。台本片手にマイクの前に立っていたと思ったら、次は楽器を持ってステージに、そして今回は台本を頭に入れて舞台に立つという、たくさんの表現活動をさせていただける作品です。今作は本当に「このメンバーじゃないと!」という舞台になると思います。こうして活動ができるのは、プロジェクトを応援してくださる皆さんがいらっしゃるからこそです。その応援にどれだけ僕らが応えられるか、限界を超えて自分を高めていけるのか。チャレンジしてきた経験がとても良い形で積み上がっているなと感じています。ここにいるみんなと「仲間」と呼べる関係になったことは、素晴らしい形として舞台に結実できると思いますので、ぜひとも楽しんでいただけたらと思います。
●GYROAXIA (Gt.) 里塚賢汰(さとづか けんた)役 橋本真一
これまでにアプリ、ボイスドラマなどいろいろな形で役と向き合いながら、リアルバンドとしてライブ活動も続けさせていただいてきました。舞台ではお芝居も演奏もあるということで、活動の集大成みたいなところもあるなと感じています。これから映画や新しいアプリも控えている中で、今作では今後のストーリーの布石になるような要素もあると感じています。この作品をきっかけに、ずっと応援してくださっている皆さんとはさらに近い距離、深いところで繋がって一緒に歩んでいけたらなと。そして今回初めて舞台を観てくださる方とは、ここから手を繋いで一緒に歩んでいけたら。そんな良いきっかけとなる舞台にできればと思いますので、皆さんも僕たちと一緒に盛り上がっていただければ嬉しいです。
●GYROAXIA (Gt.) 美園礼音(みその れおん)役 真野拓実
今作の舞台は、結構シリアスな内容だなと感じています。でも、そんな中で時折感じる爽やかな風というか、「ふふっ」と微笑んでしまうような若い彼らの青春ストーリーが、とても素敵だなと思っています。心に沁み渡るな……というところもありますので(笑)、ぜひ皆さんも楽しみながら、彼らの成長を見届けていただければと思っております。楽しみにしていてください!
●GYROAXIA (Ba.) 曙 涼(あけぼの りょう)役 秋谷啓斗
プロジェクトが発足し、僕たちが声をあて、そのキャラクターを背負いながらライブのステージに立って演奏し、そして舞台でお芝居もするようになりました。「日常ならこういう動きをするだろうな」、「バンド内の距離感はこのくらいかな」と、手探りしながらキャラクターと向き合ってきた前回のナビステから1年半経って、ライブやいろいろな経験を重ねていくうちに、キャラクターと役者の僕たちの距離感も変わって来ていると感じています。そういうところもぜひ楽しんでいただけたらと思います。
●GYROAXIA (Dr.) 界川深幸(さかいがわ みゆき)役 宮内告典
 前回の舞台第1弾から1年半経ちました。その間にも同じこのメンバーでライブを重ね、そこで築いてきた仲間との絆や仲の良さがあるからこそ、このチームだからこそつくることができる舞台だと思っています。それが観てくれる皆さんの心に刺さるような作品になれば嬉しいです。また、僕はドラマーとしても活動しているので、演奏でみんなを引っ張っていけたらなと思います。頑張ります!
●摩周慎太郎(ましゅう しんたろう)役 益永拓弥
 僕も(井俣氏と同じく)今回からの参加なので、自分が座組に加わることによって新しい風、と言いますか、良い変化を起こせるよう頑張っていきたいです。アプリゲームやアニメなど、プロジェクトで展開されてきた過去の作品すべてにリスペクトを持ち、役を演じたいと思っています。最後の公演まで、みんなと一緒に走り抜けたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
●古澤嘉寿樹(ふるさわ かずき)役 井俣太良
僕は今回の「ナビステ2」で、新キャラクターとして登場させていただくことになりました。長きに渡ってプロジェクトで活動してきた彼らと共に稽古をしてみて、本当に素晴らしいものが届けられそうだなと感じています。この作品の醍醐味のひとつは、ミュージシャンへの高みを目指す若者を演じる彼らが、歌や演奏もするというところです。僕はそれを見守る形の役なので、みんなの背中を押せる存在であれればと。ぜひご期待ください。

ゲネプロレポート
2023年2月18日、ボーイズバンドプロジェクト「from ARGONAVIS」による舞台『ARGONAVIS the Live Stage2 〜目醒めの王者と恒星のプログレス〜』が、池袋・東京建物Brillia HALLにて開幕した。
本作はプロジェクトの舞台作品第2弾で、キャラクターの声とともにリアルバンドの演奏も務めるキャストが出演し、芝居の中で生演奏も披露するものだ。なお、脚本と演出は前作に引き続き、本プロジェクトの世界観およびキャラクター設定とアニメシリーズの構成・脚本を手掛けた毛利亘宏が担当している。
2021年6月に上演された舞台第1弾では、函館の大学生バンド・Argonavisをストーリーの中心とし、結成の経緯とともに、札幌で活躍するカリスマバンド・GYROAXIAとの出会いも描かれた。そして第2弾となる本作ではGYROAXIAがメインとなり、結成秘話やその後の展開が明かされていく。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会

(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
高校生で音楽を始めた里塚賢汰(演:橋本真一)は、圧倒的な歌唱力とカリスマ性を持つボーカリスト・旭 那由多(演:小笠原 仁)に出会い、「那由多の歌がどこまで行けるのかを見てみたい」とバンドを結成する。

しかし音楽に妥協を許さない那由多は、メンバーであるギターの五稜結人(演:日向大輔)と激しく衝突してしまう。結人がバンドを脱退後、GYROAXIAにドラムとして入りたいと希望してくるのが界川深幸(演:宮内告典)だ。深幸は加入の理由を「モテたいから」と軽口を叩くものの、音楽への想いは真摯だ。そんな中、深幸と同じく那由多の音楽に食らいつこうと奮闘するギターの美園礼音(演:真野拓実)は那由多とぶつかり合う日々を送る。

(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
ヒリヒリするような空気感を醸し出すGYROAXIAだが、独特の雰囲気と言葉選びで場をなごませるのが、自称“宇宙人”のベース、曙 涼(演:秋谷啓斗)である。それぞれの想いを抱えるメンバーたちだが、中でも那由多は、自らを限界まで追い込むように音楽に没頭していってしまう。賢汰はその身を案じるが、言うことを聞くしか為す術がない。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
一方、GYROAXIAを脱退した結人が新たに組んだバンドのArgonavisは、結成から順風満帆に活動を続けてきた。だが時は流れて状況が変わり、企業の援助が打ち切られたため自分たちの資金だけで活動をしなければならなくなってしまう。故郷の函館に帰るか、東京に残るかという岐路に立たされる5人。そんな中、とあるきっかけで希望の兆しが見えてくる。ボーカルの七星 蓮(演:伊藤昌弘)、ベースの的場航海(演:前田誠二)、キーボードの桔梗凛生(演:森嶋秀太)、ドラムの白石万浬(演:橋本祥平)は、舵をどちらに切るのか全員で話し合うことになる――。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会

2つのバンドそれぞれの前に、乗り越えるべき壁が立ちふさがる。バンドの結成という“はじまり”の瞬間や、まだ見ぬ未来へ続く道のりの双方と、芝居と音楽という異なる要素を織り交ぜつつ舞台は進んでいく。詳しい展開はぜひ直接その目で確かめてほしいのだが、今作はArgonavisとGYROAXIAが辿る物語として、さらにはプロジェクトとしても非常に重要な位置づけの作品だ。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
また先ほども述べたとおり、舞台上のキャストが生演奏も行うのがこの舞台シリーズの特長だが、本作ではそうした部分がさらにパワーアップしている。舞台第1弾でクローズアップされたArgonavisのメンバーたちは、今作では「ライブ・ロワイヤル・フェス」という大きな大会の経験を経て、前作での演奏よりもひとまわり存在感が増したように感じられた。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
そしてGYROAXIAに関しては、バンド結成から現在に至るまでさまざまな場面での演奏シーンがある。その中で、いまバンドがどういった状態にあるのかが演奏によってリアルに伝わってきたり、ストーリーの流れに合わせて楽曲が色づいていく様子をも感じることができる。つまり、キャストたちはセリフや動きといった要素で芝居をするだけでなく、奏でる“音”でも役やシーンを表現する――ということである。これはまさに、本舞台ならではの大いなる見どころのひとつだ。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
もうひとつ特筆しておくべきは、TVアニメ以来の登場となる、GYROAXIAを発掘した敏腕マネージャー・摩周慎太郎(演:益永拓弥)と、古澤嘉寿樹(演:井俣太良)の存在だろう。この2人が、まだ若いバンドメンバーたちにどのような影響を及ぼすのかはぜひ注目してほしいポイントである。古澤に関しては公式サイトにもほぼ情報がない謎の人物であるが、結人とのある重要な繋がりがあるということだけお伝えしておこう。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
さらに、本作は前作を超える本編ボリュームだが、カーテンコールでは「アンコールライブ」として、ミニMCとともに回替わりで本編では登場しない楽曲の演奏がある。こちらは全公演で異なるナンバーとなっているため、ぜひ楽しみにしてもらいたい。
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会

(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
(c)華南恋/集英社 (c)ARGONAVIS the Live Stage製作委員会
前作は「メディアミックスとして究極の形、あるいは完成形」であると感じさせる舞台だったが、今作はそこからさらに進み、より深い表現と未来の可能性を予感させるものとなっている。芝居だけでもライブだけでも体験できない、ここにしかない世界。キャストたちの経験や努力が作品として昇華される瞬間を、ぜひ多くの人に目にしていただきたい。

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