惹かれ合う2人を演じる

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パク・チャヌク「別れる決心」吹き替
え声優は諏訪部順一&沢城みゆき 惹
かれ合う刑事と容疑者を演じる

惹かれ合う2人を演じる(c)2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED 「オールド・ボーイ」「渇き」「お嬢さん」などで知られるパク・チャヌク監督の最新作「別れる決心」の日本語吹き替え版の制作が決定し、声優の諏訪部順一沢城みゆきが主人公を演じていることがわかった。
 パク監督の6年ぶりの新作は、刑事と容疑者が惹かれ合うさまを描く珠玉のサスペンスロマンス。刑事ヘジュン(パク・ヘイル)は、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)の調査を開始することに。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしかヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な思いを抱き始める。
 「トッケビ 君がくれた愛しい日々」のコン・ユ、「ヴェノム」のトム・ハーディ、アニメでは「呪術廻戦」の両面宿儺などで知られる諏訪部は、刑事ヘジュン役を担当。犯罪者を捕まえることに真摯に取り組む刑事でありながら、いつしか事件の容疑者・ソレに惹かれてしまうヘジュンを、渋い声と繊細な演技で表現。
 「愛の不時着」のソン・イェジン、アニメ作品では「ルパン三世」の峰不二子、「鬼滅の刃」堕姫などで知られる沢城は、ヘジュンと惹かれ合う容疑者・ソレを担当。謎めいた女性でありながら、ヘジュンの特別な思いに気付き、自らも惹かれていくヒロインの姿を、時に妖しく、時にかわいらしく演じる。
 あわせて、吹き替え版の本編映像が披露された。諏訪部、沢城のコメントは以下の通り。
「別れる決心」は、2月17日から公開。
【諏訪部順一/ヘジュン役 コメント】
■役柄について
今作で日本語吹替を担当させていただいたチャン・ヘジュンは優秀な刑事です。捜査に取り組む真摯な姿勢は、時に周りから度が過ぎると思われるほど。そんな彼の心の機微を、パク・ヘイルさんが抑制を効かせつつも、メリハリのある演技で表現されています。私もアクセルよりはブレーキ主体でコントロールしながら演じました。
■作品について
捜査の中で出会ったソン・ソレは、夫が転落死したばかりにも関わらず、らしからぬ様子。そんな彼女に特別な感情を抱いてしまうヘジュン。この二人を軸に描かれる物語は、サスペンスフルであり、ロマンチックでもある。単なるファム・ファタール作品ではない、パク・チャヌク監督のセンスが光る「大人」な映画だと思いました。
【沢城みゆき/ソレ役 コメント】
■役柄について
母国語の中国語を話す時と、慣れない韓国語を話すときで魅力が変わるのが印象的でした。
吹き替えを担当する場合、役にはできれば肉薄したいと思ってきましたが…共感を求めていない女性に近づくことの不毛さみたいなものはビシビシ感じながらも、少しづつ五感を共有できるように努めました。それぞれ口には出さなかった胸の中の気持ちで、物語が編まれていくので、声のお芝居でどうアプローチするかが…難しかったです。
■作品について
とても言語化できない、とてもまとめきれない…!初見の鑑賞後。嗚呼でも鑑賞するって、″理解する″ってことじゃなくてよかったんだよなと、随分左脳優位になっていたことにも、はたと気付かされました。静かに静かに皮下吸収されて忘れることのできない、体の中に居座り続ける映画に。タン・ウェイ(正確にはソン・ソレ)の色香に一度酩酊してしまうと、どうも他の香りが…物足りなく感じてしまう気もしてきていて、これは地味に非常事態かもしれません。

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