演劇ユニット鵺的、ひとりのベテラン
脚本家をめぐって10人の女性が巻き起
こす物語『デラシネ』を上演

2023年3月6日(月)~12日(日)新宿シアタートップスにて、演劇ユニット鵺的第十六回公演『デラシネ』が上演される。
鵺的(ぬえてき)は、脚本家・高木登によるオリジナル作品を上演することを目的で旗揚げされ、高木に加え、俳優・とみやまあゆみ、小崎愛美理、堤千穂、宣伝広報担当・加瀬修一が所属する演劇ユニット。
(左から)とみやまあゆみ、小崎愛美理、堤千穂 (演劇ユニット鵺的)   撮影:保坂萌
2016年から『悪魔を汚せ』『奇想の前提』『バロック』と旧家をめぐる家族の物語を上演し、ひとまず完結となった鵺的。
今回、あらたなフェーズに入った鵺的が挑むのが、高木の原点回帰ともいえるディスカッション重喜劇。ひとりのベテラン脚本家をめぐって10人の女性が巻き起こす物語を描く。鵺的構成員の小崎愛美理、堤千穂、とみやまあゆみ、そして、高橋恭子、田中千佳子、中村貴子、米内山陽子(以上、チタキヨ)、川田希、木下愛華、未浜杏梨、佐瀬弘幸が出演。作は高木登、演出は寺十吾が務める。
【あらすじ】
名実ともに売れっ子の地位を手に入れたベテラン脚本家。
彼には妻と娘がいる。そして、彼の周りには、作品を書かせている弟子とTV局の関係者、さらに愛人と何人もの女性の存在が見え隠れした。
表と裏の顔を持ちながら、日常と非日常の綱渡りのような生活に満足していた彼だったが、ある日ひとりの女性が現れたことで、そのバランスが奇妙な音をたてて崩れ始めるのだった――

高木登/鵺的主宰 コメント
脚本家の自分が脚本家の芝居を書く。
自分の出生にまつわる話も当然のごとく盛り込む。
自己模倣や主題の反復を、いつの頃からかおそれなくなった。
それは書こうとして書くものではなく、勝手に書いてしまうものだとわかったからだ。

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