渡辺えり演出で『ガラスの動物園』『
消えなさいローラ』を二本立てで上演
 尾上松也、吉岡里帆、和田琢磨が出

2023年11月に東京・山形・大阪にて、COCOON PRODUCTION 2023『ガラスの動物園』 『消えなさいローラ』が上演されることが決定し、出演者も発表された。
演出を務めるのは、劇団3〇〇の主宰、演出家、劇作家、女優、歌手として卓越したパワーで活躍し続ける渡辺えり。今回、渡辺が演劇を志すきっかけにもなったという憧れの作品である、テネシー・ウィリアムズの出世作『ガラスの動物園』と、別役 実がその後日譚として書いた『消えなさいローラ』の世界初となる二本立て上演に挑む。
渡辺は「52年前の16歳の時に衝撃を受け、演劇を志したきっかけになった作品を演出できる喜びに震えています」とコメント。
『ガラスの動物園』の物語の進行役でもあり、閉塞感を感じながら現状からの脱却を夢見る文学青年の弟・トムを演じるのは、歌舞伎俳優であり、舞台や映像、バラエティなどでもその才能を発揮する尾上松也。2020年に渡辺と『消えなさいローラ』で共演、絶大なる信頼を得て、再びのタッグとなる。
極度に内気でガラス細工の動物たちと古いレコードだけを心のよりどころとする姉・ローラ役は、温かさと芯の強さを併せ持ち、繊細かつ誠実な演技力で映像から舞台まで様々な役を演じ分ける吉岡里帆。
高校時代にローラが恋心を抱いていた人物であり、一家の夕食に招かれてやってくる青年・ジムは、ミュージカル、ストレートプレイを問わず、ジャンルの幅を広げながら舞台を中心に活躍する和田琢磨が演じる。
渡辺えりは、自身が生涯で一度は演じてみたかったという、華やかな過去の想い出の中で生き、自分の考えが正しいと信じて疑わない口うるさい母・アマンダを演じる。
『消えなさいローラ』では、家を飛び出して行ったトムを母とともに待ち続けるローラ役を吉岡、和田、渡辺の三名が日替わりで務める。彼女を突然訪ねる葬儀屋と名乗る“男”役の松也を相手に二人芝居を繰り広げる。
二本立てで上演することで、双方の作品の深部により強い光を当て、“夢を見ることを忘れないでほしい”という現代のすべての人へ向けた渡辺の想いとともに、性別や年齢を超えた、切なくもロマンチックな公演をおくる。

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