本多忠勝役の山田裕貴 (C)NHK

本多忠勝役の山田裕貴 (C)NHK

「どうする家康」本多忠勝役の山田裕
貴「忠勝として殿に腹が立ってきた」
 「あのシーンは自分でも涙するとは
思っていなかった」

 嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第3話が22日、放送された。オンエア後、戦国最強武将の一人・本多忠勝を演じている山田裕貴の動画インタビューがドラマ公式サイトで公開された。
 第62作目の大河ドラマとなる本作は、徳川家康(松本)の生涯を新たな視点で描く。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』などで知られる古沢良太氏が担当する。
 山田は、第1回で大高城から逃げ出した元康(松本)を忠勝が連れ戻すシーンについて、「『恥ずかしくないのか』と殿に言える男の子ってどういう人なんだろうというところから、忠勝の人物像を考えました。あそこに忠勝の全てが詰まっていたのだと思います」と振り返った。
 そして第2回、大樹寺で元康が切腹しようとするシーンについては、「特に忠勝の思いが分かるシーンでした。殿は決めきらないし、この武士の世で、何を優柔不断にナヨナヨしてるんだろうと。その姿を見ていると忠勝として腹が立ってくるんですよね。『俺の家系は家族代々、じいちゃんも父さんもおまえのことを守ってきたのに、何をしようとしてるんだ』っていう。だから(元康は)こんなところで終わっていい男じゃないし、『多くの人があなたに命を懸けているんだ』と。そこを分かってほしい思いでした」と、忠勝の思いを語った。
 その一方、「あのシーンは自分でも涙するとは思っていませんでした。思いを魂にどんどん背負い込んでいったら、結果的に自然と涙が出たという感覚です。せりふで書かれていることも、もちろん思っているんですけど、それだけではない何かがついてきた感じはあります」と撮影時の心境を振り返った。
 そして、「これからもさまざまなキャラクターが物語を盛り上げていきますし、もちろん戦国最強の武将・本多平八郎忠勝として、僕も盛り上げていけたらと思います。今後もぜひ、殿の“どうする”を見守ってください」とアピールした。

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