back numberや坂本龍一、SOL(BIGBA
NG)×ジミン(BTS)など、大きなリ
リースが続く今週注目の新作11曲を『
New Music Wednesday』で紹介

話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりをピックアップして掲載。今週はカバーを飾っているback numberのほか、坂本龍一や『RADAR:Early Noise』に選出されたなとりの新曲、『BORUTO』OPを担当するASIAN KUNG-FU GENERATION、ラランドのサーヤが率いる礼賛の1stアルバムをピックアップ。海外からはマイリー・サイラス、SOL(BIGBANG)とジミン(BTS)のビッグコラボなど今週注目の新作11曲を紹介! また紹介アーティストが出演するライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!
back number「秘密のキス」
back numberのニューアルバム『ユーモア』がリリースになりました。2019年の『MAGIC』以来約4年ぶり、7枚目のアルバムとなります。既にリリースされていたシングル「黄色」、初CD化となるデジタルシングル「怪盗」、「アイラブユー」、「エメラルド」、「ベルベットの詩」、「水平線」、に加え、新曲6曲を含む全12曲が収録されています。亀田誠治小林武史蔦谷好位置など錚々たる面々をサウンドプロデューサーに迎えて制作されました。
アルバムタイトルについて清水依与吏(Vo.Gt)はナタリーのインタビューで、これまで生きていく上で大切なものは優しさだと思っていたが、コロナの大変な時期を乗り越えるうちに揺れ動いたこと、優しさだけではなく「そうか、自分に必要なのはユーモアなんだ」と思ったということを答えています。『New Music Wednesday』にはアルバムのオープニングを飾る「秘密のキス」がリストイン。アルバムに収録されている楽曲の中で最後にできた曲をアルバムの1曲目に配置しています。
なとり「猿芝居」
なとりが新曲「猿芝居」をリリースしました。なとりは現在19歳のシンガーソングライター。素顔は明かしておらず、その正体は謎に包まれています。エレクトロミュージックから和楽器、ノイジーなバンドサウンドまで幅広いジャンルのサウンドに、ウィスパーで色気のあるボーカルで注目されており、TikTokで2022年5月に公開された「Overdose」は、ダンス動画と合わせて大流行し、9月に正式にリリースされた音源はBillboardのストリーミング・ソング・チャート歴代6位タイの速さでの1億回突破を達成。Spotifyでも5,000万回再生を突破しています。『バズリズム02』の新春恒例企画『今年コレがバズるぞ!BEST10』でも3位にランクインしました。新曲「猿芝居」は既にTikTokやYouTubeに投稿されていて、ショート尺音源は160万再生、18万いいね以上を獲得しており、待望のフル尺配信となります。1月12日(木)に発表されたSpotifyが2023年に躍進を期待する次世代アーティスト『RADAR:Early Noise 2023』にも選出され、プレイリスト『RADAR:Early Noise 2023』のカバーも飾っています。
『RADAR:Early Noise 2023​』
Spotifyが1月12日(木)に今年飛躍が期待される注目の新進気鋭・国内アーティスト10組『RADAR:Early Noise 2023​』を発表しました。
今年はSkaai、DURDN、Tele、TOMOO、なとり、春ねむりFurui Rihoヤングスキニー、LANA、れんの10組が選出されています。アーティストの発表に合わせ、彼らの曲を集めたプレイリスト『RADAR: Early Noise 2023』と共に、選出アーティストの魅力について音楽コンシェルジュのふくりゅうとSpotify音楽事業部門の担当者が語り合うMusic+Talk番組『Spotify RADAR: Early Noise 2023 Music+Talk Edition』も公開されています。さらに3月17日(金)には、今年初となる『Spotify Early Noise Night #15』を東京・Spotify O-EASTにて開催することも決定し、今回の選出アーティストの中から、Skaai、TOMOO、ヤングスキニー、れんの4組が第1弾出演アーティストとして発表されました。
君島大空「装置」
君島大空のファーストアルバム『映帶する煙』がリリースになりました。2019年の1st EP「午後の反射光」でデビューして、様々な音楽的キャリアを重ねて来ましたが、アルバムとしては今回が初となります。番組でもリリース時に紹介した「19℃」(2018年頃に自身のSoundCloudで発表し、ソロアーティストとしての活動開始後もライブで演奏されている楽曲)、「都合」(「19℃」と同じく、活動初期から演奏されてきた、ファンにはお馴染みの楽曲)など、先行でリリースした楽曲に加え、3rdEP「袖の汀」にも収録された「光暈(halo)」(いろんな波の音が収録されています。館山で録った音、幕張の海でラジカセのノイズを録ったときの音とか、綺麗な景色を思い出せる海の音を入れようと、いろんな音を入れたそう。制作途中も7時間くらいずっと同じ浜辺にいたらしい)の合奏形態バージョンなども収録されています。『New Music Wednesday』には旋律の美しさと遊びが混在した「装置」がリストインしています。
マカロニえんぴつ「リンジュー・ラヴ」
マカロニえんぴつの新曲「リンジュー・ラヴ」がリリースになりました。1月13日(金)にスタートしたドラマ『100万回 言えばよかった』の主題歌です。1月8日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催された10周年記念全国ツアーのファイナル公演『マカロックツアーvol.14 ~10周年締めくくり秋・冬ツアー☆飽きがくる程そばにいて篇~』で披露されていました。3月8日(水)にニューEP「wheel of life」をリリースすることが発表されており、同作はその中にも収録される予定です。
さらに全国6都市のZeppで開催するワンマン&対バンツアー『マカロックツアーvol.15 〜あやかりたい!煌めきビューチフルセッション編〜』もアナウンスされ、Vaundyくるりサンボマスターウルフルズ、My Hair Is Bad、UNICORNと対バンすることが発表されています。Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーも飾っています。また番組では、年明けにメンバー揃ってのスペシャルインタビューを配信しています。併せてチェックしてみてください。
ASIAN KUNG-FU GENERATION「宿縁」
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲「宿縁」がリリースになりました。アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』の2023年1月クールオープニングテーマです。アジカンと『NARUTO』/『BORUTO』は縁が深く、2003年のメジャーデビュー時に「遥か彼方」が『NARUTO -ナルト-』第2期オープニングテーマになり、2012年には「それでは、また明日」が劇場版『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』主題歌に、2016年には「ブラッドサーキュレーター」が『NARUTO-ナルト-疾風伝』オープニングテーマ曲となっていました。Spotifyではプレイリスト『Big in Japan』のカバーも飾っています。
Subway Daydream「Timeless Melody (Album ver.)」
Subway Daydreamの1stアルバム『RIDE』がリリースになりました。Subway Daydreamは2020年に双子の藤島兄弟と幼馴染のたまみ、Kanaによって結成された4人組バンド。メンバーがスピッツやくるりなどのアーティストを学生時代に聴いていて、彼らのルーツを後追いする形でザ・キュアーやスマッシング・パンプキンズ、ジェリーフィッシュなど、オルタナ系のバンドにも影響を受けています。ギターポップ、オルタナをうまく日本のシーンに昇華、落とし込んだバンドで注目です。『New Music Wednesday』には「Timeless Melody (Album ver.)」がリストインしました。
マイリー・サイラス「Flowers」
マイリー・サイラスの新曲「Flowers」がリリースになりました。『New Music Friday Japan』でカバーを飾り、『New Music Wednesday』にもリストインしています。リリース後Spotifyグローバルチャートの1位も獲得しました。リリースに向けて2022年末から世界中の都市で新曲の歌詞と思われるポスターが出現し、リリースがほのめかされており、大晦日に行われた米NBCの特番『Miley's New Year's Eve Party』内で正式にリリースを発表。ビキニ姿でプールを泳ぐMVも公開されています。3月10日(金)には自身8枚目となるスタジオ・アルバム『Endless Summer Vacation』のリリースが決定しています。アルバムにはハリー・スタイルズの「As It Was」も手がけたキッド・ハープーンや、グレッグ・カースティン、マイク・ウィル・メイド・イット、タイラー・ジョンソンなどが参加したこと、LAでレコーディングされたことなどが報道されています。
SOL、ジミン「VIBE」
BIGBANGのSOLがBTSのジミンをフィーチャーした新曲「VIBE」をリリースしました。1月13日(金)にリリースされ、リリース後にSpotifyではグローバルチャートの上位にチャートイン、YouTubeでもMVがわずか1日で約2,000万回再生を突破しています。『New Music Friday Japan』内でもよく聴かれ、『New Music Wednesday』にリストインしています。ジミンは、2013年のデビュー当時にロールモデルとしてSOLの名前をあげており、10年越しで憧れのアーティストと共演することになりました。コラボレーションをキッカケに、デビュー当時のジミンのインタビュー映像が再び話題になっています。
礼賛「TRUMAN」
お笑いコンビのラランドのサーヤ、川谷絵音、木下哲、休日課長、GOTOからなるヒップホップバンド礼賛がファーストアルバム『WHOOPEE』をリリースしました。ボーカルを務めるサーヤは大学時代からカルチャー寄りのラッパーが好きで、JJJやKID FRESINO、Fla$hBackSなどを中心に聴いていたそうです。『New Music Wednesday』にはサーヤ自身が好きな映画として公言する『トゥルーマン・ショー』からインスパイアされた楽曲「TRUMAN」がリストインしています。Spotifyではプレイリスト『She Rocks』のカバーを飾っています。
JJJ、DJ SCRATCH NICE「Jiga」
JJJとDJ SCRATCH NICEによる共同プロデュース楽曲「Jiga」がリリースになりました。 NY在住のゴスペルオルガン奏者Jgkeysによる生演奏をフィーチャーした、オーセンティックなビートに刺さるストレートなリリックが印象的な楽曲です。Spotifyではヒップホッププレイリスト『+81 Connect』のカバーも飾っています。
坂本龍一「20220302 - sarabande」
坂本龍一が約6年ぶりとなるオリジナルアルバム『12』をリリースしました。坂本龍一は2021年1月に直腸がんの治療中であることを明かし、現在も闘病生活が続いています。同作は、日記を書くように制作した音楽のスケッチから12曲を選び、1枚のアルバムにまとめた作品集となっています。特設サイトも公開されており、そこには「2021年3月初旬、大きな手術をして長い入院の末、新しい仮住まいの家に「帰って」きた。少し体が回復してきた3月末のこと、ふとシンセサイザーに手を触れてみた。何を作ろうなどという意識はなく、ただ「音」を浴びたかった。それによって体と心のダメージが少し癒される気がしたのだ。それまでは音を出すどころか音楽を聴く体力もなかったが、その日以降、折々に、何とはなしにシンセサイザーやピアノの鍵盤に触れ、日記を書くようにスケッチを録音していった。そこから気に入った12スケッチを選びアルバムとしてみた。何も施さず、あえて生のまま提示してみる。今後も体力が尽きるまで、このような「日記」を続けていくだろう。」という言葉が。こういう背景にその坂本龍一さんの物語があるということも相まって、すごく感情が刺激されます。
アルバム12曲目の「20220304」にのせて、坂本龍一が生活している日常の映像を繋げたビデオも公開されています。アルバムの収録にも使用したと思われる風鈴や、陽だまりの中で目を瞑っている坂本龍一の様子など、日記のような映像作品となっています。Spotifyではプレイリスト『Urban Classical Japan』のカバーを飾っています。
文=竹内琢也、Y.SHOGO

『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……
毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも!? 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを!!
メッセージテーマは「『RADAR:Early Noise 2023』であなたがちゅうもくする注目するアーティストは?」

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