アンドレイ・ガヴリーロフ、J.S.バッ
ハのみのプログラムを携えて東京・大
阪でリサイタル開催 往年の巨匠リヒ
テルも絶賛を惜しまなかった規格外の
鬼才

2023年4月大阪・東京にて、ピアニストのアンドレイ・ガヴリーロフが、J.S.バッハのみのプログラムを携えてリサイタルを開催する。
アンドレイ・ガヴリーロフ
1974年 弱冠18歳でチャイコフスキー国際コンクール第1位を獲得したアンドレイ・ガヴリーロフは、往年の巨匠リヒテルが高く評価する鬼才として、巨匠の代役としザルツブルク音楽祭に登場するなど、東西冷戦時にもかかわらず西側社会で目覚ましい活躍を見せた。
KGBからの迫害を受けたが、一転ゴルバチョフ時代には亡命することなく国外滞在が許可されたソヴィエト芸術家第1号に。その後幾度も苦難を味わうこととなり、1990年代前半から2001年までは演奏活動から離れて哲学や宗教の研究などに明け暮れていた。
2001年にモスクワで復活したが、日本への登場は2019年7月。ガヴリーロフは大阪でシューマンとムソルグスキーの作品を演奏し、聴衆を圧倒した。
コロナ禍の2020年11月にも特別に入国が認められて来日し、東京都交響楽団や九州交響楽団と共演。加えてリサイタルでもリストのソナタなどを演奏し、再び圧倒的な成果を収めている。
このたびガヴリーロフから、下記のメッセージと演奏動画(一部)が到着した。
アンドレイ・ガヴリーロフ メッセージ
絶え間ない発展なくして、生命は存在し得ない。これは音楽の演奏にも当てはまります。新しい音楽演奏の哲学がなければ、音楽を発展させることはできません。「Music as Living Consciousness - 生きた意識としての音楽」という私の哲学は、音楽を美的快楽の道具ではなく、永遠に生きる対話者とするものです。
偉大な精神の意識の流れとしての生きた音楽は、聴く者に人生を更新し、新しい思考を生みだす力を与えます。生きた作曲家の知性と結びついた心として音楽を音にするという私の方法は、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』の真意を発見し、理解することにつながりました。今日、あなたは新しいバッハを聴き、彼の生きた意識を聴き、新しく澄んだポリフォニーの音に彼の本当の生きた魂を見ることでしょう。

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