L→R 桐木岳貢(Ba)、柳田周作(Vo)、黒川亮介(Dr)、吉田喜一(Gu)

L→R 桐木岳貢(Ba)、柳田周作(Vo)、黒川亮介(Dr)、吉田喜一(Gu)

【神はサイコロを振らない
インタビュー】
どのジャンルに振りきっても
成立できるバンドになりつつある

神サイ的に今までやってこなかった
ことをしてみたいと思った

最後を締め括る「夜間飛行」。3曲とも違うタイプの楽曲にしようという意図はあったと思いますが、この曲の着想はどこからですか?

柳田
サンヨー食品『カップスター』の『Next Generation, Next Creation.』プロジェクトのリードソングとしての書き下ろしなんですよ。先方からのオーダーとして『カップスター』が出来上がる3分ジャストに楽曲尺も合わせたいというのがあって、そこで全部を完結させることがテーマとしてありました。で、最初の打ち合わせの時のオーダーが、内容的には『カップスター』にとっても僕らにとってもレガシーになるっていうのと、ポジティブでエネルギーに満ちあふれている曲であれば、アッパーでもバラードでもどちらでもいいと。あとは、“お互いにチャレンジしたいですよね”という話もあったので、神サイ的に今までやってこなかったようなことをしてみたいと思った。

だから、かなりアンビエントなエレクトロに寄ったんですか?

柳田
でも、感覚的には手拍子をして聴いてもらえるぐらい分かりやすいテンポだし、そんなに複雑な展開もないし、シンプルだからライヴで映えると思うんですよ。いくらでもバンドアレンジできる感じだし。例えばTHE 1975の「Surrounded By Heads And Bodies」とかも原曲とライヴのアレンジが全然違うから、そういうものを狙っていきたいと思ったんですよね。お客さんが“この曲をライヴで聴きたい”と思っていて、いざライヴで聴いたら全然違っていて、“でも、めっちゃカッコ良い! めっちゃロックじゃん!”ってなる、そういうのやってみたいなと。

音源としての「夜間飛行」はみなさんにとって新しいものになったのでは?

柳田
嬉しかったのは、メンバーにデモ送るじゃないですか。だいたい亮介は反応くれて、吉田はたまに反応くれて、岳貢に関しては“了解”しか返ってこないんですね。でも、このバンドを組んで初めて、岳貢から“これ、ええやん!”って…しかもLINEじゃなくて対面で言われたんですよ。今、リズム隊がバックビートを研究してるんで、“この曲、バックビートでなんかできそう”みたいな反応をくれましたね。

じゃあ、桐木さんとしては料理の甲斐があると?

桐木
実は歌詞がいいなと思って(笑)。この3作品の中でも、特に「キラキラ」と「夜間飛行」は意識が外に向けられているから、ライヴもしやすくなるし、お客さんへの刺さり具合も変わってくるのかなという意味で“ええやん!”と。

確かに「キラキラ」の内容を思い出す人も社会人としては、「夜間飛行」で描かれているような状況でしょうね。

柳田
そうですね。今、家族を抱えている普通40代とか50代のお父さんに向けたところもちょっとあって。まさにちょうど歌詞書いてた時が朝方ぐらいで、外にタバコを吸いに出ると、マンションの中に光ってる部屋がちょいちょいあって。

リモートワークしてる人とかね。

柳田
そうですね。ビルの中でも明るいとこあるし。自分は音楽をやってるんで、歌詞を書いて、アレンジを詰めて…みたいな。でも、音楽をやっていない人も同じ時間で同じ街で頑張ているんだと考えてたら、そういう人たちに向けて書きたいと思って、それで書いた歌詞なんです。

では、この3曲が効いてきそうな年明けからのツアー『雪解けを願う飛行船』はどんな気持ちとテーマを持って臨もうと?

柳田
ついこの間、ステージのセット図を見せてもらったんですけど、俺はめっちゃ好きっていうか、ロックバンド然とした感じよりもショーみたいにできそうかなと。今はなき新木場STUDIO COASTへコロナ前にBring me the Horizonのライヴをひとりで観に行ったんですよ。そしたら全面がLEDの前で演奏していて、その姿がスターだったんです。それこそショーみたいな感じで。俺、ライヴで飛んだり跳ねたりしないんですけど、最後には涙を流しながら飛び跳ねていて。だから、今回はお客さんをそういう感じにさせたいですね。普通のライヴというよりもショーにしたいというか。
吉田
俺はBring me the Horizonのさいたまスーパーアリーナ公演を観に行ったんですけど、その時も全面LEDの積み重ねで、謎のダンサーふたりとガスバズーカ持った人が現れて…客にガスを噴射してるんですよ。そこでベースは一番上の段にいて、ギターは隅っこにいて。そういう固定概念やバンドとしての在り方をひっくり返すようなことにチャレンジしたいですね。気づかないところで積み重なって、テンプレートみたいになってしまったものを一回取っ払うというか。
桐木
「キラキラ」とか「夜間飛行」は4人の意識の共有というのがすごいしやすいと思っていて。直感なんですけど、“この曲はこういう気持ちでやったほうがいいのかな?”っていうのがすごく似てくる予感がなんとなくあります。
黒川
個人の目標としては、自分を思いきり解放したいというのが一番ですね。別に間違えても…まぁ、ダメなんですが、全部思いきりやれば伝わるというのを、他のアーティストのライヴを観た時に思ったんですよ。だから、自分を思いきり解放できるようにしたいですね。

取材:石角友香

配信シングル「夜間飛行」2023年1月11日配信 Virgin Music
配信シングル「朝靄に溶ける」/神はサイコロを振らない × asmi2022年12月16日配信 Virgin Music
配信シングル「キラキラ」2022年11月25日配信 Virgin Music

ライヴ情報

『Zepp Tour 2023「雪融けを願う飛行船」』
1/15(日) 福岡・Zepp Fukuoka
1/21(土) 愛知・Zepp Nagoya
1/22(日) 大阪・Zepp Osaka Bayside
1/29(日) 北海道・Zepp Sapporo
2/05(日) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)

『FUKUOKA MUSIC FES.2023』
1/28(土) 福岡・福岡PayPayドーム
https://fukuokamusic-fes.com/2023/index.html

『ツタロックフェス2023 supported by Tポイント』
3/19(日) 千葉・幕張メッセ国際展示場 9・ 10・ 11ホール
https://cccmusiclab.com/tsutarock2023

神はサイコロを振らない プロフィール

カミハサイコロヲフラナイ:福岡発4人組ロックバンド。2015年結成以降、ライヴシーンのど真ん中で経験値を積み上げる中、19年発表の「夜永唄」が20年にバイラルヒットし、同年7月に配信シングル「泡沫花火」でメジャーシーンへ進出。11月には配信 EP『文化的特異点』をリリースし、12月にはSpotify年間バイラルチャートのTOP10入りを果たす。そして、21年3月にメジャー1st シングル「エーテルの正体」をリリースし、オリコン&ビルボード、ウィークリーチャートでTOP10入りをするなど、シーンでの存在感を目覚ましい勢いで高め続けている。2022年3月にはメジャー1stフルアルバム『事象の地平線』をリリースし、国内有数のフェスラインナップにも名を連ねる。神はサイコロを振らない オフィシャルHP

「夜間飛行」MV

「朝靄に溶ける」MV/
神はサイコロを振らない × asmi

「キラキラ」MV

OKMusic編集部

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