7時間以上にわたって開催された
『V系って知ってる?』の
オフィシャルレポートが到着
数ある音楽カテゴリーの中でも、日本発のサブカルチャーとしての特異な独自性を持ち、今やその歴史も30年以上となってきたVisual Rock/ヴィジュアル系/V系の世界はなかなかどうして奥深い。その証左として、今回このタイミングで行われた[V系って知ってる?powered by MAVERICK DC GROUP]は、ここまでの時代変遷なども踏まえながら実に多角的なかたちでシーンの過去と今現在、そしてここからの未来をも予兆させるような興味深い内容となっていたうえ、公演前にはチケットも見事ソールドアウト。ある意味、この[V系って知ってる?]は大きな転換点になっていく可能性が高そうだ。
《アルルカン》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:アルルカン) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
「ヴィジュアル系に俺はいっぱい照らしてもらったから、次は俺が光になりたいと思っています」との言葉を添えてから歌い出し、曲の最後には「そう遠くないうちに僕はここにワンマンで立ちたいと思っています!」とも宣言することになった「世界の終わりと夜明け前」から感じられた、確かな希望を滲ませた力強い歌と説得力をはらんだ音像。いよいよ2023年には10周年のタームへと突入するアルルカンにとって、そんな感情過多で愛情過多な音楽は何よりも強い武器となっていくに違いない。
【セットリスト】
01. PICTURES
02. MONSTER
03. omit
04. ダメ人間
05. ラズルダズル
06. 世界の終わりと夜明け前
《NoGoD・団長》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:団長) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
また、事前にSNSにてアンケートをとったうえで決めたというカラオケの選曲センスもすこぶる素晴らしく、マイクを片手にちょっとした舞をしながら高らかに歌いあげたMALICE MIZERの「月下の夜想曲」といい、往時のJanne Da Arc・yasuがファンに対する超接近パフォーマンスを繰り広げていたことをオマージュしたような動きを見せながらの「ヴァンパイア」、色褪せない名曲を間違いのない歌唱力で聴かせてくれたSIAM SHADEの「1/3の純情な感情」、さすがはX SUGINAMIのメンバーだけあってもはや普通に持ち曲のひとつとなっているX JAPANの「紅」と、幕間ごとに観衆を飽きさせることなく楽しませてくれた団長のエンターティナー魂には最大級の拍手を送りたい。
なお、最後にNoGoDの「神風」を歌う前には「次はひとりじゃなく、バンドでここに歌いに帰ってきます!」との言葉が彼からあったこともここに付記しておこう。
《girugamesh》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:girugamesh) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
現在の各メンバーはトラックメイカーとしてlynch.など多くのアーティストを手掛けているЯyo 、2021年に行われたMUCCのツアーに仙台でゲスト参加するなど時折ステージに立つこともある左迅、映像制作や自らのアパレルブランドを展開している愁、基本的には音楽的な表立った活動のない弐と、いずれも自分のバンドで日々ライヴ活動をしているようなスタイルではないため、今回の復活もこの日のためだけの限定復活になるそうだ。
ただ、それでも「girugameshが復活するなら」と今回のイベントに参戦することを決めたファンは相当数いたそうであるし、実際に彼らが「Break Down」を当時と変わらぬ爆音で放ってみせると場内は一気に沸き立ち、そこから3曲目の「evolution」まではまさに駆け抜けるかのようなステージングの連続となったのである。ひとまずはこれにて仕舞いだとしても、我々としてはまたそのうちgirugameshならではの刺激的でラウドな音をおかわり出来る日がやってくることをぜひ望みたい。
【セットリスト】
01. Break Down
02. Drain
03. evolution
《ムック》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:ムック) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
「ムックです。めっちゃいいイベントじゃない。素敵な後輩とかっこいい先輩、そしてヴィジュアル系ってかっこいいよねって思って集まってくれてるフロアのみんなと、こうしてライヴがやれてるって凄く幸せだなと思います。ありとがうございます」(逹瑯)
つい先般まで、各地にて[MUCC 25th Anniversary TOUR 『Timeless』~是空・朽木の灯]という25周年だからこその過去をたどるツアーにいそしんでいた彼らはこの夜その際の衣装を身に纏い、セトリの面でもアルバム『是空』『朽木の灯』から厳選した楽曲たちを軸としながらのライヴを繰り広げてくれたのだが、この[V系って知ってる?]におけるバンド名表記はムックであり、そのステージングから感じられたのは彼らの持つ三つ子の魂と言ってもいいような真髄であり、彼らのこのイベントに対する真意であったと言えるような気がしてならなかった。
一方で、2023年の2月からの彼らは次なるツアーとして[MUCC 25th Anniversary Special Live ムック試験導入公演その5.暴れて、感じて、声出しOK。『咆哮』]を敢行し、いよいよここで取り戻すべきものを取り戻すための試みに着手するというではないか。25年の時を経てなおライヴバンドとしての凄みを増し続けていく彼らのここからも、つぶさに追って行きたいものである。
【セットリスト】
01. 蘭鋳
02. 茫然自失
03. 空 -ku-
04. モノクロの景色
05. 名も無き夢
06. 9月3日の刻印
《キズ》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:キズ) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
ちなみに、今回のライヴでは【一撃】(YouTube投稿企画)のリアル版のごとく「銃声」で逹瑯がゲスト参加する一幕があり、ここでは武道館のステージ上で丁々発止の渡り合いをみせたキズと逹瑯の勇姿を堪能することが出来たのだった。そこからも鉄板曲や訴求力の高い楽曲を連打したうえで、ラストにはシビアな現実をシュールな歌詞とインパクトの強いサウンドで仕立て上げた「リトルガールは病んでいる。」をブチあげ、そのバンド名のとおりにくっきりとした傷跡を残していった彼らの不敵ぶりはもはや痛快でさえあったほど。堂々と反旗を翻し、邁進していくキズのこれからが実に楽しみだ。
【セットリスト】
01. ストロベリー・ブルー
02. 傷痕
03. 地獄
04. 銃声(with 逹瑯)
05. 平成
06. リトルガールは病んでいる。
《D'ERLANGER》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:D'ERLANGER) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
かくして、2022年で遂に活動再開から15周年を迎えたD'ERLANGERは今宵まずCIPHERの弾くイントロのキラーフレーズが流麗な「DARLIN’」と、Tetsuの叩き出すキレのあるビートにSEELAの生み出すグルーヴが重なることでいっそうの躍動感が際立つ「LULLABY」を武道館へとおしみなく投下。
「楽しんでますか?では、お嬢ちゃんたち。少し暴れましょうか?」
ジェントルにしてエレガントなkyoの煽りは本日もブレることなく絶好調で、このあとにはNWの風情を含んだ「INCARNATION OF EROTICISM」や、再始動後に生まれた楽曲である「LOVE/HATE 」や「Love me to DEATH」で成熟したオトナのロックバンドだからこそ醸し出せる濃厚な色香というものを存分に発揮してくれたD'ERLANGER。来年の5月から7月にかけて予定されている全国ツアーでも、きっとその勇姿を拝むことが出来るだろう。
【セットリスト】
01. DARLIN'
02. LULLABY
03. INCARNATION OF EROTICISM
04. LOVE/HATE
05. Love me to DEATH
《DEZERT》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:DEZERT) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
「僕にとってのヴィジュアル系は青春そのもので、恩人でもあります。(中略)でも、昔と今じゃ時代は変わったよね。もはやヴィジュアル系とかロックっていうのは世の中的にダサいわけでしょ。でもさ、俺は残念なことにまだヴィジュアル系っていうものに憧れを持っちゃってるんですよ。ロックに憧れ持ってるんです。音楽に憧れ持ってるんです。だからさ、このイベントの主旨もヴィジュアル系復興とか?もう一回流行らそうとか、そういうのやめません?上の人たち。「まだヴィジュアル系なんて聴いてんの?」みたいなこと言うヤツらのことは知らんし。そいつらにかけてる時間なんてないんです。俺たちがやるべきことは、過去の栄光をもう一回掲げることじゃなく、大好きだった音楽を後世につなげていける力を持つことです。俺たちはもっと力をつけて、もう一度この武道館に帰ってきて単独公演をいつか近いうちやります。その時は、ヴィジュアル系バンド・DEZERTのことをよろしくお願いします!」(千秋)
この清々しいくらいの直截さに反して、音楽性や歌詞世界については一筋縄では行かないところも持つDEZERTの奥深さをより知りたい方は、年明けに東名阪にて行われる[DEZERT LIVE TOUR 2023 「てくてくツアー」]へどうぞお越しあれ。
【セットリスト】
01. The Walker
02. 「殺意」
03. あの風の向こうへ
04. 「君の子宮を触る」
05. TODAY
《蜉蝣 Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:蜉蝣 Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
「今日は1曲しか出来ないんだけど、さっきも言ったように後世につなげていくことを考えた時、神聖な武道館でどの曲をやろうかなと思ってね。蜉蝣の歌詞って、いっぱいキタナイ言葉も出てくるから(笑)。悩んでこの曲を選びました!」
と、千秋が歌い出したのはよりによって「アイドル狂いの心裏学」。大佑がアレなワードを観衆に言わせるステージングが定番であった曲を、発声NG規制があるのをいいことにブッ込んできたのだ。「今日は敢えてこう呼ばせてもらいます。蜉蝣・kazu!」と紹介したkazu(the god and death stars / gibkiy gibkiy gibkiy)、結生(メリー)、海(vistlip)、きょうのすけ(キズ)に、かつてkazuのローディだった愁(girugamesh)までが帯同して生み出した懐かしき幻影は、生々しくも刹那的過ぎたが…今はひとまず「僕が生きてるうちはまたkazuさん呼んで蜉蝣するから待っててね!」という千秋の言葉を信じていたいと思う。
【セットリスト】
01. アイドル狂いの心裏学
Vo 千秋(DEZERT)
Gt 結生(メリー)
Gt 海(vistlip)
Ba kazu(the god and death stars/gibkiy gibkiy gibkiy)
Dr きょうのすけ(キズ)
《シド Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:シド Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
暁(アルルカン)がフロントに立ち、Miyako(DEZERT)、ユエ(キズ)、そして先日まさにこの武道館で単独禊を成功させたばかりの影丸(-真天地開闢集団-ジグザグ)をまじえた彼ら4人がここで奏でてみせたのは、「御手紙」でも「妄想日記」でもない「必要悪」。やや意外なこの選曲は暁の声質とのマッチングが素晴らしく、メジャー進出して以降のライトテイストな音楽性が軸となったシドとは一線を画する、ディープでアンダーなシドの味わい深い世界にどっぷりと浸ることが出来た。なお、シド本体は新春を迎えた2023年1月21日と22日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) で久々となるライヴを行い、そこから結成20周年を祝う記念すべき日々を送っていくことになるそうなので、ファンの方々におかれましてはそちらの動きにもしっかりとご注目を!
【セットリスト】
01. 必要悪
Vo 暁(アルルカン)
Gt Miyako(DEZERT)
Ba ユエ(キズ)
Dr 影丸(-真天地開闢集団-ジグザグ)
《ZI:KILL Respect Session
feat,deadman》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:ZI:KILL Respect Session feat,deadman) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
ただ、ZI:KILLのメジャーデビューアルバム『DESERTT TOWN』の冒頭を飾るパンキッシュな「DEAR JUNK」と、それに続くトリッキーで小気味の良いリズムが映える「ROUND AND FATE」の2曲が終わると、ミヤはいなくなりaieが「初めまして。MAVERICK DC GROUPの新人バンド・deadmanです」(aie)と挨拶し、いきなり deadmanの楽曲「lunch box」を4人でプレイするというサプライズ的事態が発生。ある意味、最もセッションらしくない一体感は当然のことだったと言えよう。
Vo 眞呼(deadman/LOA-ROAR)
Gt ミヤ(ムック)
Gt aie(deadman/the god and death stars/gibkiy gibkiy gibkiy)
Ba kazu(the god and death stars/gibkiy gibkiy gibkiy)
Dr 晁直(lynch.)
【セットリスト】
01. DEAR JUNK
02. ROUND AND FATE
03. lunch box(deadman)
《DIR EN GREY Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:DIR EN GREY Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
【セットリスト】
01. -I'll- 〜 残-ZAN-
Vo ガラ(メリー)
Gt reiki(キズ)
Gt 來堵(アルルカン)
Ba ユエ(キズ)
Dr SORA(DEZERT)
《GLAY Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:GLAY Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
【セットリスト】
01. 誘惑 〜 彼女の“Modern…”〜 生きてく強さ
Vo maya(LM.C)
Gt 酒井参輝(己龍)
Gt 悠介(lynch.)
Ba YUKKE(ムック)
Dr アレン
《ムック Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:ムック Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
【セットリスト】
01. ココロノナイマチ
02. 絶望
Vo 来夢(キズ)
Vo 暁(アルルカン)
Gt 奈緒(アルルカン)
Gt reiki(キズ)
Ba Sacchan(DEZERT)
Dr Яyo(girugamesh)
《LUNA SEA Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:LUNA SEA Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
【セットリスト】
01. ROSIER
Vo葉月(lynch.)
Gt ミヤ(ムック)
Gt ヒロト(アリス九號.)
Ba 明希(シド)
Dr 堕門(アルルカン)
《BUCK-TICK Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:BUCK-TICK Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
【セットリスト】
01. 悪の華
Vo 逹瑯(ムック)
Gt 玲央(lynch./kein)
Gt 柩(NIGHTMARE)
Ba 祥平(アルルカン)
Dr ゆうや(シド)
《hide Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:hide Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
「今日はなんか知らんけど、俺はめっちゃhideさんが来てそうな気がする!この会場のどこかにhideさんがいるような気がするから、みんなでこの気持ちをちゃんと伝えてやろうぜ!届くように!!」
オレンジのケミカル素材を用いた衣装に、hideがしていたのと同タイプのサングラスをした来夢がまず「DICE」を歌い終えて叫んだのはこの言葉。なにしろ、舞台上には当時hideのソロツアーに参加していたPATA(X JAPAN/Ra:IN)が加勢しに来てくれていたうえ、hideモデルのペイズリー柄MGを持ったミヤ(ムック)に、心底からhideを敬愛するSORA(DEZERT)、世代的にも多くの影響をhideから受けたはずの明希(シド)が揃っていて、それだけでなく映像モニターにはhide本人の動画も流されていたため、どこか不思議な感覚が漂っていたのは確かだ。肉体としての実体はなかったとしても、魂と音楽は何時までも生き続けるというのはひとつの真実かもしれない。
【セットリスト】
01. DICE
02. TELL ME
Vo 来夢(キズ)
Gt PATA(X JAPAN)
Gt ミヤ(ムック)
Ba 明希(シド)
Dr SORA(DEZERT)
《D'ERLANGER Respect Session》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:D'ERLANGER Respect Session) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
HYDE(L'Arc-en-Ciel/THE LAST ROCK STARS)、Die(DIR EN GREY)、テツ(メリー)、ネロ(メリー)というこの鉄壁の布陣でのD'ERLANGERカバーは相当レアであり、本家とはまた異なる華やかさをたたえた彼らのパフォーマンスを現場で観ることが出来た人はせっかくなので誰かに自慢した方がいい。中でも、1980年代末期あたりのkyoとCIPHERがよくみせていた艶っぽいカラみをHYDEとDieで今に再現したかのような「an aphrodisiac」は、 だんだんと視線をどこに合わせていいいのかわからなくなってくるほどのキワどさがあって興味深かった。名曲「LULLABY」 も、HYDEの存在感とD'ERLANGERの世界観が融合することによって唯一無二なものになっていたと断言したい。とにもかくにも、このようなセッションは尊いの一言に尽きる。
【セットリスト】
01. an aphrodisiac
02. LULLABY
Vo HYDE(L'Arc-en-Ciel/THE LAST ROCKSTARS)
Gt Die(DIR EN GREY)
Ba テツ(メリー)
Dr ネロ(メリー)
《SADISTICAL PUNKERS》

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:SADISTICAL PUNKERS) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
また、演奏終了後には本日の出演者が舞台に集合しての記念撮影や、HYDEがオーガナイザー・SORAをねぎらってのご褒美チューをしたり、千秋が事前の宣言どおりにSORAを「よくやった」と抱きしめたり、といった人間ドラマも垣間みることが出来たのだった。なおかつ、そこにいた誰もが笑顔になっていたという事実が何より[V系って知ってる?]を開催した成果を物語っていたと思う。
【セットリスト】
01. LA VIE EN ROSE
Vo kyo(D'ERLANGER)
Vo HYDE(L'Arc-en-Ciel/THE LAST ROCKSTARS)
Vo逹瑯(ムック)
Vo 千秋(DEZERT)
Gt CIPHER(D'ERLANGER)
Gt Die(DIR EN GREY)
Gt Miyako(DEZERT)
Ba SEELA(D'ERLANGER)
Ba Sacchan(DEZERT)
Dr Tetsu(D'ERLANGER)
Dr SORA(DEZERT)

『V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP』(12月27日@日本武道館:SADISTICAL PUNKERS) photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
photo by TAKAHIRO TAKINAMI、冨田 味我
text by 杉江由紀
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