10-FEETがレギュラー番組最終回『FM
802 RADIO CRAZY』から生放送、岡崎
体育、ヤバT、フォーリミGEN、テナー
にサプライズゲストも登場

FM802『OF THE RADIO, BY THE RADIO, FOR THE RADIO!“ FINAL”』2022.12.25(SUN)『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY2022@インテックス大阪
今年、結成25周年を迎えた10-FEETがFM802にてDJを担当するレギュラー番組『OF THE RADIO, BY THE RADIO, FOR THE RADIO!』(毎週日曜日20~21時)。2022年7月から放送を開始した同番組の最終回となる12月25日(日)は、インテックス大阪で開催されている『FM802 RADIO CRAZY 2022』会場のバックヤードから、放送時間を拡大した『OF THE RADIO, BY THE RADIO, FOR THE RADIO!“ FINAL”』(20~22時)を生放送でお届け。ライブ終わりのゲストも続々と生出演する豪華な2時間となった。
岡崎体育と公開収録、劇伴制作秘話も
生放送にさきがけ、同日16時30分からは音波神社・境内STAGE(インテックス大阪2号館)にて、ゲストに岡崎体育を迎えた公開収録も行われた。境内STAGEにはたくさんの観客が集まり、TAKUMA、NAOKI、KOUICHIとともに『RADIO CRAZY』初出演の岡崎体育が登場。Z-STAGEでライブを終えたばかりの岡崎は、「自分のキャリアハイを叩きだしたかもしれないです。10年間のライブで一番よかったかも。めちゃくちゃ楽しかった!」と、興奮冷めやらぬ様子。「わかる! 3人ともいいライブをしたと思えた日は、ライブのあとめっちゃ喋るよな!」と10-FEETのメンバーも口を揃えた。番組途中からは、「10-FEETさんは、『RADIO CRAZY』は何回目なんですか? どんなライブになりそうですか?(10-FEET の出演は27日)」と岡崎の流暢なまわしでトークが展開していく(笑)。京都の実家から自転車で会場入りしたという『京都大作戦2021』の想い出やきっかけ、10-FEETとの出会いについても語られた。
10-FEET × 岡崎体育
10-FEETがエンディング主題歌と劇伴を担当した現在公開中の映画『THE FIRST SLAM DUNK』をすでに2回も鑑賞したという岡崎は、「上映時間の半分くらい泣いていて、スクリーンが見えなかった」と感想を熱く語り、サウンドトラックを多く手がけてきた岡崎体育とTAKUMAによるクリエイティブな制作裏話など貴重なトークも。「みんな観た方がいいよ?今すぐ観に行こう!」という岡崎に、まだ映画館に観に行けていないという10-FEETの3人も頷く。
10-FEET × 岡崎体育
番組最後には、岡崎体育のクリスマスソング「Merry Merry Christmas Night」をオンエア。音源にあわせて口パクマイクパフォーマンスをする岡崎にアコギをかかえたTAKUMAも参戦するというレアなコラボにライブさながらにハンドクラップが! 大盛り上がりの中、公開収録は終了し、この模様は20時からの生放送内でオンエアされた。
■楽屋エリアから2時間の最終回生放送がスタート
20時からは楽屋エリアにていよいよ生放送がスタート! 楽屋出入口に位置する特設スタジオは、ライブ前やライブ後のアーティストが通る場所。NAOKIが「だいぶ気まずい場所です……(笑)」とこぼしつつも、「通りがかった人に急に出てもらえる流れもあるかも!」と期待を寄せる3人。生放送開始時間は、ちょうど各ステージのトリが始まる時間帯でもある。25日(日)の出演者からどのアーティストが来てくれるのか!
番組冒頭から、うれしいニュースが伝えられた。なんと、10-FEET最新アルバム『コリンズ』収録、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌「第ゼロ感」が12月25日付けのFM802のオフィシャルチャート『OSAKAN HOT 100』で1位を獲得! 「めちゃくちゃうれしい! ありがとうございます!」と思わぬクリスマスプレゼントに笑顔を見せるメンバー。生放送スタート前に、FM802スタッフやDJがケーキでお祝いする場面もあった。
番組内では、『京都大作戦2023』の開催と日程(7月1日・2日)の発表も。10-FEETオフィシャル(21時解禁)よりも早いタイミングの告知で、最終回のスペシャル感満載!「この情報と引き変えに『OSAKAN HOT 100』1位をもらったのでは?」と疑惑の目を向けるTAKUMAだった(笑)。
「印象に残っている放送回は?」というリスナーからのメッセージにNAOKIは、「3人が流行り病で動けないときに、代打でSiMのMAHとFM802DJ・浅井博章さんが出てくれたときですね。家で聴いていて、頼もしかったです」と振り返る。「布袋さんにコメントをもらったことやなぁ」というKOUICHIの答えには、「尺の長さだけ愛があった!」とTAKUMAも同意。TAKUMAは、「音楽制作で忙しくて出演できなかったときに(KOUICHIとNAOKI)が2人で(DJを)やってくれたとき。休憩中に聞いてて、良かったという想いと寂しいと想いでキュンとした」と明かした。
■ヤバTの協力でビンゴが続出した「10-FEET BINGO 25」
10-FEETの曲で楽しむビンゴゲーム「10-FEET BINGO 25」もいよいよ最後に。このコーナーは番組初期からスタートした人気コーナーで、10-FEETの曲の中から好きな曲を選んでつくるオンラインのビンゴカードで誰でも楽しむことができる。毎週オンエアされる曲がヒットするとマスを開けることができて、ビンゴになると先着500人に番組のオリジナルステッカーがプレゼントされる。
これまで26曲を発表し、現在の当選(ビンゴ達成)者は283人、ステッカーは残り217枚。なるべくたくさんのリスナーに行きわたるようにと比較的尺が短い2曲「DO YOU LIKE...?」、「JUST A FALSE! JUST A HOLE!」を連打する作戦に! Twitterでは、ハッシュタグ「#オブラジ」で「ビンゴ!」とつぶやくリスナーで盛り上がった。さらにスタンバイ中のヤバイTシャツ屋さんも参加し、未発表の曲をひとり1曲ずつ選んでいくという荒業で合計6曲を追加し、ビンゴ達成者はトータルで400人を超えることとなった。
ヤバイTシャツ屋さん こやまたくや、しばたありぼぼ、もりもりもと
ここで、L-STAGEでライブを終えたばかりのヤバイTシャツ屋さん(こやまたくや・しばたありぼぼ・もりもりもと)を紹介。めったにやらないトリを飾ることができて感慨深かったというヤバTの3人。そして不自然なもりもりもとのカメラ目線がみんなからイジられつつ、先日の太陽が丘ワンマンに参戦したという3人から熱い感想も。「10-FEETの3人に言われた印象的な言葉はありますか」というテーマでは、「はじめて挨拶したとき、TAKUMAさんに一緒に頑張ろうな、といわれて感動した」という、こやまのちょっといい話から「KOUICHIさんにハマっていない」と嘆くもりもりもとの話など、同じ事務所の先輩・後輩である2組による爆笑トークが繰り広げられた。
10-FEET × ヤバイTシャツ屋さん こやまたくや、しばたありぼぼ、もりもりもと
■フォーリミ・GENと書き納めに挑戦
続いてのゲストは、04 Limited Sazabys・GEN。Z-STAGEで終えたばかりのライブの感想については、「お客さんの声が聞こえてきてうれしかった。サウンドチェックのときから盛り上がっていました。野太い声でGENちゃーんと(笑)」とGEN。客席で観たというKOUICHIとNAOKIは、「GENの赤と緑のサンタクロース的な衣装はさすが!」(KOUICHI)、「イエスが生まれた日にノーとは言わせないというMCがよかった」(NAOKI)。「よー観てますね。父兄ですか?(笑)」とTAKUMAも感心。
10-FEET × 04 Limited Sazabys・GEN
4人でレディクレ名物「書き納めを書いてクレイジー」で来年の抱負を語るコーナーも。『髭ダンみたいになりたい』(TAKUMA)『日の出』(KOUICHI)『来年はフォロワー増えて~』(NAOKI)『負けない 逃げ出さない 信じ抜く』(GEN)とそれぞれキャラ全開の書き納めを披露した。
10-FEET × 04 Limited Sazabys・GEN
GENからは04 Limited Sazabys主催『YON FES 2023』開催発表、4thアルバム『Harvest』リリースツアーの大阪公演の告知も。「僕らも行けたら行きます」(TAKUMA)に「行けたら行くってやつ絶対来ないやん!(笑)」とツッコむGEN。「ツアーで地方に行ったときの、ホテルでの過ごし方は?」というテーマでは4人の意外な一面!?が。
ストレイテナー・ホリエ、ナカヤマとディープな同世代トーク
ストレイテナー・ホリエアツシ、ナカヤマシンペイ
番組も後半に差し掛かり、R-STAGEでトリをと務めたストレイテナー・ホリエアツシとナカヤマシンペイが特設スタジオへ。自身のライブ終了後、「Chilli Beans.を小走りで観に行ってから来ました」というホリエ。10-FEETとストレイテナーの出会いは古く、初対バンは2003年だとか。電話番号を交換したタイミングや当時のケータリング、良く出演していたライブハウスについてなど、お互い25年選手である同世代ならではの想い出話に花が咲きまくり。
10-FEET × ストレイテナー・ホリエアツシ、ナカヤマシンペイ
打ち上げをのぞいているようなトークが楽しい。来年25周年を迎えるストレイテナーからは、大阪で開催が決まっているライブハウス公演の告知を。最後に「今日のライブは、めちゃくちゃ楽しかったので来てくれた人に感謝です!お世話になりました」(ホリエ)、「今年最後に10-FEETに会えてうれしかったです♪」(ナカヤマ)とコメントした。
■メンバー全員で駆け付けてくれた、サプライズゲスト
10-FEET × クリープハイプ 尾崎世界観、長谷川カオナシ、小川 幸慈、小泉 拓
そして残り15分をきったタイミングで、特設スタジオには、急遽Z-STAGEでトリを務めたクリープハイプがメンバー全員で登場! 「このあとすぐ移動しなあかんのに。ちょっとだけって来てくれた! うれしい!」と3人は大喜び。「『大作戦』、ご迷惑おかけしました……」と恐縮する尾崎に「これから仲良くしていく理由が増えたから!」とTAKUMA。「また『京都大作戦』呼んでください!(『京都大作戦2022』に出られなくて)本当に悔しくて!」と「いいましたね! こちらこそ!」と2組の間で固い約束が交わされた。クリープハイプの代打で京都大作戦に出演してくれた四星球主催のライブに呼ばれて、恩返しができたというつながりもあったとか。そんなバンド同士の出会いや熱い友情も語られた終盤だった。
■『オブラジ』終了、そして伝説へ……。
ついに残り時間4分。「終わってしまう!さみしいなあ。来週からどうする?」(TAKUMA)「とりあえず南森町に行ってどうするか決めたらいいんちゃう?」(KOUICHI)「ロスな気持ちをうめるためにね」(NAOKI)と名残惜しそうな3人。
第1回、第2回は京都大作戦、最終回はRADIO CRAZYの会場からというライブ感のあるラジオとなった『オブラジ』。全26回の放送を振り返り、「ラジオがまた好きになりました。いろんな人に愛をもらった半年でした」とTAKUMA。ファンにとっては、リリースや劇伴制作、太陽が丘ワンマンなどトピックの多い濃密な25周年アニバーサリーイヤーにおいて、リアルタイムにメンバー声が聴けた貴重なラジオでもあった。「リスナーさんからのメッセージやつぶやきがありがたかった」(NAOKI)。それはメンバーにとっても同じだったのだ。
「来週以降も「#オブラジ」でつぶやいてくれるかな? 僕らずっと(Twitter)見ておきます(笑)」(NAOKI)
「番組ないのに(笑)」(KOUICHI)
「伝説がひとり歩きしていく、そんなラジオになるかもしれません」(TAKUMA)
スタジオ前に集まったたくさんのスタッフの拍手の中、全5組のゲストが登場した最終回が終了した。
RADIO CRAZYの10-FEETの出演は27日(火)19時45分~L-STAGEにて。
この日の最終回の模様はradikoでもタイムフリーで聴くことができる。
10-FEET × ヤバイTシャツ屋さん こやまたくや、しばたありぼぼ、もりもりもと
10-FEET × 04 Limited Sazabys・GEN

10-FEET × ストレイテナー・ホリエアツシ、ナカヤマシンペイ

取材・文=岡田あさみ 写真=FM802提供(撮影:ヨシモリユウナ)

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