【iKu インタビュー】
ファンのみんながいる…
それに一番、心を動かされる

「桜の咲く季節」に作った時に“本当にこれで大丈夫なのかな？”と不安になって時間がかかったんですが、曲を作っていくにつれて悩まなくなったのはありますね。それは慣れたというわけではなくて、自分の感覚を信用できるようになったという感じ。最初は“自分なんかが曲作っていいのかな？”と思いながら作っていたんですけど、「僕と君の物語」が私の中で完璧な曲だったんです。みんなで考えた歌詞も、メロディーも、“相当傑作！”と自分が胸を張って言えるようになったという変化はあります。

普段から“最終的に決めるのは自分”ということを大事にしているんです。曲作りもプロモーションもそうですけど、どんなにメリットを聞いて自分の中で理解していても、最終的に“自分がやりたいかやりたくないか”だけで判断しています。その判断はめちゃめちゃ早いですね。やりたいことがあったらすぐに連絡することも含めて。

音楽が好きっていう気持ちと、東京ドームにファンのみんなを連れて行くっていう最終目標のために動きたい、応援してくれるみんなに恩返しをしたい気持ちですね。曲をたくさん作って、それを披露できるイベントが増えれば、よりたくさんの人に会えますし。本当にファンの方々、周りの人たちが温かいんですよ。それに一番、心を動かされますね。みんなが温かいからこそ、自分らしく走っていけると感じています。

いつもどおりにやってきたことが、2022年は爆発したと思います（笑）。4月に「光に向かって」「僕と君の物語」を2曲同時リリースしたこともそうですけど、一番大きかったのは「僕と君の物語」のMVで街頭ビジョン日本一周を達成したことで。日本一周をやったのは、みんなと違うことしたかったからなんです。私の性格上、みんなと違うことをドカンとやりたいというのがあるんです（笑）。今回、大型ビジョン使って誰もやったことがないことをさせてもらえたのは、私にとって大きな刺激になりましたし、また次に違ったことをやってみたいという考えにもつながりました。毎月行なっている主催ライヴでもたくさん出会いがありましたし、2023年に向けた土台作りの一年になりました。

また新しいことをやらせてもらいます！　今、ラジオのパーソナリティーをやらせていただいているんですが、作詞作曲やイベンターとしての活動など、今までの経験を全て活かして、自分だけにできることをやりたいです。ファンの方からひまわりっぽいイメージがあると言われていて、自分の活動も“ひまわりを咲かす”と言っているんですけど、これまでに撒いた種を花として咲かせたいと思っています。