市村正親が自らのライフワークと語る
、ミュージカル『スクルージ~クリス
マス ・キャロル~』が開幕

2022年12月7日(水)日比谷・日生劇場にて、ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』が開幕した。演出家・出演者のコメント&舞台写真、オフィシャル開幕レポートが届いた。
ミュージカル『スクルージ~クリスマス・キャロル~』2022 ダイジェスト映像
英国の文豪チャールズ・ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」を原作に、数々の著名な映画やミュージカルの音楽を生み出したレスリー・ブリカッスが脚本・作曲・作詞を手掛けた、クリスマスシーズンにピッタリなミュージカル。
1994年の日本初演以来、今回で3年振り7度目の主演スクルージ役を務める市村正親。来年には役者生活50周年を迎える73歳とは思えない程のパワーで、舞台上を始終駆け回り、飛び、全身を使って喜怒哀楽を表現していく。
(左より)スクルージ役:市村正親、未来のクリスマスの精霊役:阿部裕、ボブ・クラチット役:武田真治
2013年にリニューアルして以来4度目の出演となるボブ・クラチット役の武田真治は、ダブルキャストを含めた子役キャスト総勢14名と共に、一家の大黒柱として優しくも時に厳しく、より良い作品作りのため先導して稽古を重ねてきた。
今回が本作初出演で、市村とは2015年の『ラ・カージュ・オ・フォール』ぶりの共演という相葉裕樹は、二役を担う作品はこれが初めてということで、それぞれのキャラクターが持つ背景や心情を探りながら丁寧に作り上げていく。

(左より)過去のクリスマスの精霊役:愛原実花、スクルージ役:市村正親
ほか前回公演から引き続き出演の実咲凜音、安崎求、愛原実花、今陽子今井清隆らをはじめ、カンパニーキャストほぼ皆が複数の役を担い、パワフルな歌唱と迫力のダンスを次から次へと魅せていく。

クリスマスイブの深夜に出会った過去・現在・未来の3人の精霊たちによって自分を見つめ直し、新しい人生をはじめる決意をしたスクルージの姿や、精霊たちがスクルージに残していった言葉の数々は、観る人すべての明日への活力になるだろう。
(左より)イザベル役:実咲凜音、若き日のスクルージ役:相葉裕樹、過去のクリスマスの精霊役:愛原実花、スクルージ役:市村正親

(左より)スクルージ役:市村正親、ジェイコブ・マーレイ役:安崎求

【あらすじ】
19世紀半ばのロンドン。クリスマス・イブを迎えた街は賛美歌が流れ、陽気な賑わいを見せていた。しかし、金貸しを営むスクルージはひたすら不機嫌だ。クリスマスなんか大嫌い。金、金、金! ドケチな彼は今宵も借金の取り立てに勤しみ、献金を拒み、人々に嫌われるばかり。
そんな彼のもとに深夜、かつての親友の亡霊とクリスマスの精霊たちが現れた。彼らはスクルージを過去、現在、未来の旅へと連れていく。幼い頃の楽しかったクリスマス、愛する人との幸せな日々と別れ、身近な人々の慎ましい暮らし、そして思いもよらない未来の自分…。
クリスマスの朝、スクルージは新たなスタートを決心する。
夢と希望、愛を胸に街へ向かい、おもちゃや七面鳥、「借金帳消し」のクリスマスプレゼントを人々に贈る。大切な人と心からクリスマスを祝うスクルージは、幸せな笑顔に満ちていた。

演出家・出演者コメント
■演出:井上尊晶
3年振りに市村スクルージが帰ってきました! 日生劇場で、キャストとスタッフのボルテージは最高潮に達しています。今回は2つのシーンで、1992年初演版を甦らせました!それは来て観てのお楽しみ。前回観た方も是非またご来場下さい!180年前に書かれたディケンズの原作は、今なお人の心に訴えかけています。時代を、世界を超えて普遍的な物語なのでしょう。
2022年のクリスマスを私達と共に——。
■スクルージ役:市村正親
(左より)現在のクリスマスの精霊役:今井清隆、スクルージ役:市村正親
今回で7回目のスクルージ。
頑固でお茶目でユーモアのあるスクルージをお見せしたいと思います。皆さんが新しい気持ちで2023年を迎えられるように頑張ります。日生劇場にてお待ちしております。
■ボブ・クラチット役:武田真治
ボブ・クラチット役:武田真治
寒くなってきましたが、この素晴らしい物語に触れて皆様も心を温めていただけたらと思います。
日生劇場でお会いいたしましょう。
■ハリー/若き日のスクルージ役:相葉裕樹
ハリー/若き日のスクルージ役:相葉裕樹
無事になんとか幕を開ける事ができました。
とっても素敵な景色を見る事ができ、皆さんの温かい拍手にとても心が温かくなりました。千穐楽まで誰ひとり欠けることなく駆け抜けたいと思いますので、ぜひ何度でも劇場に遊びにいらしてください。お待ちしてます。
■ヘレン/イザベル役:実咲凜音
ヘレン/イザベル役:実咲凜音
初日を迎えられたことも近頃では奇跡のようなことなので、凄く嬉しく感じています。この作品は観たあとから、すぐ自分自身にもできることや、変えていけることなど、勇気を貰えるパワーワードみたいなものがたくさんある作品ですので、それを少しでもみなさん一人ひとりが受け取って、プラスの方向に動いていくような影響を与えられたらいいなと思いますし、その作品の一部として精一杯力を注ぎたいと思います。
■ジェイコブ・マーレイ役:安崎 求
ジェイコブ・マーレイ役:安崎 求
また高所恐怖症の季節がやって参りました。
クリスマスのお願いとしては、まずはこの公演が最後まで無事に行えることが一番なのですが、もうひとつはなかなかやっぱり高いところに吊るされていると怖いなと思うので高所恐怖症というのを克服できるようにお祈りしたいと思います。
何回も再演されているこの作品。市村さんについていこうという作品です。
市村さんのスクルージは、いつも違った顔を見せてくださるので、それにいいリアクションができたらいいなと思います。
また、人の温かみや教えなど自分がこういう目にあっているからもっとより良い人生を送ってほしいというメッセージをスクルージだけではなく、皆さんに伝えられたらいいなと思います。
これからクリスマスに向かって、カンパニーみんなでもっと盛り上がっていくと思いますので、是非劇場に足を運んでクリスマスを皆さんと一緒に過ごしたいなと思います。どうぞ観にきてください。
■クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊役:愛原実花
クラチット夫人/過去のクリスマスの精霊役:愛原実花
無事に初日を迎え、お客様の笑顔を見る事が出来てとても嬉しいです! 前回演じた時には湧き出てこなかった感情や、気付けていなかった部分の台詞や歌詞の素晴らしさに稽古場から勉強の毎日でした。劇場に足を運んで下さったお客様に楽しんで頂けますよう大切に演じたいと思います!!よろしくお願いします。
■フェジウィッグ夫人役:今 陽子
フェジウィッグ夫人役:今 陽子(中央)
お稽古場でもコロナの心配など色々ありましたが、無事にみんなで初日を迎えることができて良かったです。
あとは最後までみんなで健康に公演が出来ることが一番大事なことだと思いますので、みんなで健康に気を付けて千穐楽を迎えられるように頑張りたいと思います。
■現在のクリスマスの精霊役:今井清隆
現在のクリスマスの精霊役:今井清隆
スクルージ初日の幕が開きました。
この作品がお届けできること、スタッフ、出演者一同本当に嬉しく思っております。心温まる作品ですので、どうぞご家族、あるいはお友達とそれから恋人、もちろんおひとりでも構いません、劇場に足をお運びください。お待ちしております。
本公演は12月7日(水)~12月25日(日)まで日比谷・日生劇場にて上演。

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