「青木くんと赤井くん」ダウンロード
カード発売！　新録・最終第3話の“
鮮やかなまとめ方”に阪口＆釘宮も仰
天 「阪口くんと釘宮さんのブックト
ラベラー」コラム第8回

　10月30日に最終回を迎えた、声優の阪口大助と釘宮理恵がパーソナリティを務めるラジオ番組「阪口くんと釘宮さんのブックトラベラー」。番組内で好評を博した、リスナー参加企画「原作者になろう」から生まれた、オリジナル朗読劇「青木くんと赤井くんのミステリートラベラー」のダウンロードカードが発売された（https://1314.shop-pro.jp/?pid=171166465）。

　阪口と釘宮が原案を務めた「青木くんと赤井くんのミステリートラベラー」は、高校1年生の青木樹（あおき いつき／CV：阪口）と小学4年生の赤井億人(あかい おくと／CV：釘宮)による、ちょっと不思議な放課後の物語。ダウンロード音源は、番組内で公開された第1話と第2話（再録）に、新録された第3話（最終話）を加えた全話セット版となっている。今回のコラムでは、第3話の収録を終えたばかりの阪口と釘宮に手応えを聞いた。

――オリジナル朗読劇「青木くんと赤井くんのミステリートラベラー」第3話の収録はいかがでしたか。

阪口：最終話にして、まさかの新キャラが登場するとは！　その名も“校長”!!　出演者は我々2人だけなので、僕が兼役で演じました（笑）。でも、もしかすると、くぎみーがやったほうが面白かったかもしれませんね。

釘宮：女校長！　台本からは全然思いつかなかったけど、アリだったかも!!

阪口：僕はベタな校長として演じました（笑）。一発録りなのですが、どういう仕上がりになったかは、聴いていただいてのお楽しみということで。

釘宮：テストもなしでの収録ですからね。

阪口：だからこそ生まれた面白さがあり、結果的に平泉成さんみたいなキャラクターになりましたね。

釘宮：自分で広げた風呂敷だけど、けっこう出番が多いにも関わらず、初志貫徹されたのがすごいなと思っていました。テストで一度心を平静にするというプロセスがなく、スタジオもみんなが笑いをこらえているような空気だったので、私だったら途中で吹き出していたでしょうね（笑）

阪口：くぎみーは笑い上戸だからね。

釘宮：そうなんですよ。だから笑わないで演じきる大助さんは、すごいなあって。

阪口：俺が笑いだしたら、あの場にツッコミ入れられる人間がいなくなっちゃうから。

釘宮：ですよねえ（笑）。2役の切り替えも素晴らしかったです。

阪口：そういうところも含めて、最終話でこれまでのお話がキレイにまとまったんじゃないかと思います。

釘宮：すべてがつながって。感動しました！

阪口：我々がぶん投げてしまったのに……見事な風呂敷のたたみ方を見せていただきました。高校野球を見ていたら印象的だったから、ちょっと話題にしただけの“ドヴォルザーク”すら拾って、展開に組み込んでしまうなんて（笑）

釘宮：（脚本家の方とは）実際にお会いしたわけではないのに、私たちとの意思疎通がちゃんとできていたのがうれしかったですね。

――阪口さんは、樹を演じてみていかがでしたか。

阪口：日頃僕が担当することが多いタイプの男の子だったので、演じやすかったですし、楽しかったですよ。

――釘宮さんが担当した億人役はいかがでした？

釘宮：素直な気持ちで演じられましたね。樹とも引き立てあっていて、いいキャラクターの関係性だなと思いました。

阪口：ほっこりしますよね。高校生の樹と小学生の億人、歳の差があったのが、またよかったのかもしれません。

釘宮：これぞ設定の妙ですね！　いったい誰が決めたんだろう（笑）!!

阪口：自画自賛にもほどがある!!

――原案が素晴らしかったおかげで、名作になりましたね（笑）。では最後になりますが、「青木くんと赤井くんのミステリートラベラー」全3話の聞きどころを教えてください。

阪口：やはり、僕らが散らかしまくったものを、脚本家の方が見事にまとめてくださっている点ですね。物書きを目指している方は、とても参考になるんじゃないでしょうか（笑）

釘宮：本当に、鮮やかなまとめ方ですよね。ラジオで第1話、第2話を聴いてヒヤヒヤしていた方には、「こんなにちゃんと終われるんだ」という驚きを味わっていただけると思います。ラジオを聴いていなかった方も、私たちが原案をひねり出しているアーカイブ音源も収録されているということなので、物語が誕生していく行程を楽しんでいただけると思います。こんなに雑に発信したものが、こんなにも美しくまとまるんだっていう（笑）

阪口：漏れ聞こえるところによると、「阪口くんと釘宮さんのブックトラベラー」は、春頃に何かありそうな感じなので、みなさんにはダウンロード音源を聴きながら待っていてもらえたらうれしいですね。

釘宮：私は、ひたすらお肉を食べる番組でも大歓迎ですよ（笑）

――そこは要検討ということで（笑）。おふたりとも、お疲れさまでした!!

【関連リンク】・阪口くんと釘宮さんのブックトラベラーオリジナル朗読劇『青木くんと赤井くんのミステリートラベラー』ダウンロードカード