【Blue Vintage インタビュー】
半年間にわたって毎月、
いい音楽をみんなに届けるって面白い
なんだか知らないうちに
惹かれ合ったほうが長続きする
9月に配信した「Back to the basic」は、初心を再確認する姿が伝わってきます。過去の曲からの引用もさり気なく入れていますよね?
Taiga
はい。僕たちが6年くらい活動できているのも支えてくれるお客さんがいるからなんですよね。歌詞で《Good Morning Tokyo》って書いたんですけど、昔からお客さんが好きな曲だと言ってくれる「Good Morning Tokyo」(2019年6月発表のアルバム『BLUE』収録曲)から取っているんです。自分たちの生い立ちを感じられる要素も入れたり、活動を始めた頃の想いも歌うことで、自分たち自身も原点に帰れるんですよね。
ヤニで黄ばんだマイクとかの描写が出てきますけど、そういうスタジオでやり始めたんですよね?
10月にリリースした「Gravity」に関しては、どのようなことを考えて作りました?
J.Speaks
6カ月の中でいろいろな面を出したいんですけど、“今のBlue Vintageに求められているのは何なのか?”というのを検証して、ラブソングも作りたいと思ったんです。
この曲をかけながら告白したら成功率が高いんじゃないですかね?
Taiga
そんな説が広まってくれたらいいですね(笑)。
(笑)。恋愛を重力をモチーフに描いていますよね?
J.Speaks
“万有引力”という言葉がありますけど、どんな物質、人もお互いに引き寄せ合っているイメージです。ふと思ったんですけど、親友も恋人も、なんだか知らないうちに惹かれ合ったほうが長続きするように感じるんですよね。特に親友って“親友になろう”と思いながら付き合いが始まるわけではないですから。
11月に配信されるのが「Chewing Gum」。噛み続けるガムと抱き続ける夢を重ね合わせている曲ですね。
J.Speaks
はい。この曲はベースから始まるんです。海沿いでライヴをした時にベーシストがそのフレーズを弾いて、それを聴いて思い浮かんだメロディーから着手しました。僕らの曲の歌詞はハッピーから始まってハッピーで終わるものが多いんですけど、そうではない歌詞にしたいなと。人生はうまくいかないことほうが多いし、いろいろなことが起こりますけど、そういう中で勇気が湧くような歌詞を書きたいと思っていました。夢を風船に例えていて、夢を語るのは子供の頃がメインですけど、夢を忘れないでほしいという想いを込めています。今現在、何かにチャレンジしている人の背中を押してあげられるような曲になっていたら嬉しいです。
夢を追う中で避けては通れない、“こんなはずじゃなかった”と思う瞬間も描かれていますけど、音楽活動もそういう体験の連続ですよね?
Taiga
その通りですね。コロナなんてまさにそうですし(笑)。
J.Speaks
この曲がハネねなくても“こんなはずじゃなかった”と思うはずです(笑)。
(笑)。12月にリリースする曲が6カ月連続配信のラストを飾りますが、どのようなものになりそうですか?
Taiga
実はこの取材のあと、プロデューサーさんの家に行って制作をするんです。まだどんなものができるか見えていないんですけど。
J.Speaks
でも、年の終わりですし、踊れるものにしたいということは思っています。
12月17日にshibuya eggmanでワンマンライヴがありますが、そのライヴでも踊ったりしながら楽しめる空間を作れたらいいですよね。
J.Speaks
はい。eggmanでは前にもライヴをやったことがあって、チケットがソールドアウトしたんです。12月のライヴももうちょっとでソールドしそうです。サブタイトルを“Going Large”にしたんですけど、このライヴのタイミングでさらに前に進もうとしているBlue Vintageを感じていただけるんじゃないかと思っています。
Taiga
Blue Vintageが初めてワンマンライヴをやった会場がeggmanだから、原点に戻るような気持ちもありますね。ここからもっと大きくなっていく僕らをお客さんに観ていただきたいですし、6カ月連続配信も含め、いろいろなことをした今年の集大成にもなるライヴにしたいです。
コロナの影響はまだ続いていますけど、充実した活動を重ねていますね。
Taiga
そうですね。試行錯誤しながらですけど。例えば“勝手にCMシリーズ”というのもやっているんですよ。ミスタードーナツ、かっぱえびせんとか、自分たちが好きなもののCMソングを勝手に作ってYouTubeに動画を貼っています。SNSでも結構反応があって、うちらの人気コンテンツになっているので、そういうのも観ていただけたら嬉しいです。
取材:田中 大
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配信シングル「Chewing Gum」2022年11月16日配信リリース
FROG MUSIC/NVPR
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配信シングル「Gravity」2022年10月19日配信リリース
FROG MUSIC/NVPR
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配信シングル「Back to the Basic」2022年9月14日配信リリース
FROG MUSIC/NVPR
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配信シングル「Living Large」2022年8月17日配信リリース
FROG MUSIC/NVPR
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配信シングル「Faster」2022年7月27日配信リリース
FROG MUSIC/NVPR
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『Blue Vintage LIVE 2022 〜Going Large〜』
12/17(土) 東京・shibuya eggman
開場11:30 / 開演12:00
ブルー・ヴィンテージ:フィリピン生まれサイパンで育ち、学生時代をハワイで過ごしたことで自然と身についた多国籍な感性と日本人離れした歌唱力が魅力のヴォーカル・J.Speaks。音楽業界に関わる父親のもとに生まれ、ギターとともにその人生を歩んできた生粋のギタリスト・Taiga。ふたつの強烈な個性が交わり、豊潤なサウンドを生み出すBlue Vintageは、両者の音楽的基盤となるブルース、ヒップホップを軸に、ロックやポップ、サーフミュージックなど、あらゆる音楽が融合し、新たなサーフポップスを開拓。そのハイブリッドな音楽性には、ふたりが愛する“海”のエッセンスが滲み出し、彼らにしかなし得ない唯一無二な音楽を形成している。Blue Vintage オフィシャルHP
「Gravity」Official Lyric Video
「Back to the Basic」
Official Lyric Video
「Living Large」
Official Lyric Video
「Faster」Official Lyric Video