益岡徹、渡辺いっけいよりコメント&
舞台写真が到着 戦争の悲惨さ、愚か
さを伝える朗読劇『青空』が開幕

2022年11月1日(火)博品館劇場にて、朗読劇『青空』が開幕した。この度、初日公演の舞台写真と語り部で出演した益岡徹、最終日に語り部で出演の渡辺いっけいよりコメントが届いた。
樫田正剛(方南ぐみ)作・演出で2018年以来毎年上演してきた戦争の悲惨さ、愚かさを伝える本朗読劇。戦火を生きる、少年と柴犬の麦、野良猫の小太郎の絆を描くことで戦争の悲惨さ、馬鹿らしさを訴える、「あたっくNo.1」とともに方南ぐみを代表する作品だ。
(左から)益岡徹、横山由依、高橋ひとみ、平野良  撮影:丸山 尚
今回、演技に定評のある実力派から近年活躍の幅を広げる若手、さらにこれまでに出演経験のあるキャストなど、個性豊かなキャストが揃い、9組の組み合わせで上演となる。
(左から)益岡徹、横山由依、高橋ひとみ、平野良  撮影:丸山 尚
11月1日(火)の初日公演は、益岡徹、横山由依、高橋ひとみ、平野良の組み合わせで上演された。本公演は13日(日)まで上演される。
【あらすじ】
大和少年の遊び相手は柴犬の麦と野良猫の小太郎。
1937年昭和十二年、支那事変。昭和十四年ノモンハン事件。
翌年日独伊三国同盟。昭和十六年、真珠湾攻撃と共に太平洋戦争に参戦。
この頃の日本は戦争が日常で、戦争をやれば景気が上向くと誰もが浮かれていた時代だった。
アメリカの猛反撃がはじまるとアジアの小さな島国・日本は瞬く間に劣勢に立たされたが、
国民は日本に神風が吹くと信じていた。
政府は鉄砲の弾を作るために国民から鍋やヤカン、鉄などを徴収する「金属類回収命令」を発動し、
寒い地域で働いている兵隊の毛皮を作るために「犬と猫を差し出せ」と命令した。
お国の命令は「絶対」であり、逆らうことは許されない時代。
軍国少年として成⾧した大和にとって、その命令は苦渋の選択となった。
そして大和少年が下した結論は、国の命令に逆らってでも犬と猫の命を助けることだった。
これは、少年大和と麦と小太郎の青春物語です。

益岡徹(語り部) コメント
11月1日『青空』の幕が上がります。私は語り部役を演じます。昭和の15年間続いた戦争の時代を生きた、少年と犬、猫の物語です。うちには、猫がいます。私にとって3匹目の猫です。子供時代にも2匹の犬がいました。どの子も、愛おしく、かけがえのない存在であり、私達人間はもちろんのこと、動物たちも、戦争のために命を失うようなことはあってはならないと。そして、昭和20年から、現在まで、日本が戦争をしないと決めて77年間の年月があったことに、改めて、思いを新たにして、いつまでも青い空が続いて欲しいと心から願っています。
渡辺いっけい(語り部) コメント
基本的には椅子に座って本を読んでいくのが朗読劇。『青空』も概ね動きません。「普通のお芝居よりも体力使わないしセリフは覚えなくて良いし結構楽なんじゃないの?」と「青空」未経験の俳優仲間に言われ、思わずそいつの胸ぐらを掴んでいました。と言うのは冗談ですが……「青空」という作品はとにかくもう特別なものです。毎回終演後はヘトヘトになり暫く楽屋の椅子から立ち上がれません。いやこれは冗談ではなく。毎回「その時の自分」を問われる作品であり「その時のお客さん」を感じられる作品でもある……。とにかく、特別なものです。平田広明さん、飯島直子さんとの再共演、嬉しいです。そして初めましての小宮有紗さん、非常に楽しみでワクワクしております。皆さん、是非劇場でお会いしましょう!

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