岸谷五朗らが大阪の下町からシェイク
スピアの世界へ飛び出す 『歌うシャ
イロック』扮装ビジュアルが解禁

2023年2月・3月に京都・南座、福岡・博多座、東京・サンシャイン劇場にて上演される、音楽劇『歌うシャイロック』。本公演のキャスト陣による扮装ビジュアルが公開された。
主演の岸谷五朗演じる金貸しシャイロックは、冷酷な取り立てゆえに町の嫌われ者。原作「ヴェニスの商人」と同じ設定でありながら、本作のシャイロックは法被と腹巻を身に着け、草履を履き、インパクト大なビジュアルになっている。
ともに舞台を彩るのはシャイロックの娘ジェシカ役の中村ゆり、ジェシカとともに駆け落ちをするロレンゾー役の和田正人、親友を助けるため、シャイロックから金を借りるアントーニオ役の渡部豪太、アントーニオの親友で落ちぶれ貴族のパッサーニオ役の岡田義徳、パッサーニオと結ばれるポーシャ役の真琴つばさ、ポーシャの従順な召使ネリッサ役の福井晶一、ポーシャに求婚するモロッコ大公役ほかのマギー、物語の語り部を担うラーンスロット役の駒木根隆介、ラーンスロットの母親マーシャリー役ほかの小川菜摘という豪華な俳優陣。同じく大阪を思わせる派手な色使いの衣裳を身に纏い、これまでのシェイクスピア劇とは一味違ったまさに“関西版ヴェニスの商人”を現したビジュアルとなっている。
本作の作・演出を手掛けるのは『焼肉ドラゴン』『パーマ屋スミレ』等数々の名作を世に送り出してきた鄭義信。鄭義信ならではの視点で、「ヴェニスの商人」のシャイロックを主人公に据え、「シャイロックは本当に悪人なのか。そして悪とは何か」を観客に投げかける本作。重厚なテーマを抱えつつも、全編関西弁、そして異彩を放つビジュアルと軽快な音楽と歌で、親しみやすく、多くの世代に響くこと間違いなしの舞台。令和の時代に満を持して生まれ変わる、新時代の鄭義信版「ヴェニスの商人」に期待しよう。

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