中森明菜、デビュー40周年記念書籍と
完全連動した初期シングル・ベスト発

中森明菜が、12月21日(水)に書籍『オマージュ〈賛歌〉to 中森明菜』と、完全連動した初期シングル・ベスト『Singles~1981-85 中森明菜11 Great Hit Singles +6 by Yuzo Shimada』を同時発売する。

1982年5月1日、「ちょっとエッチな美新人娘(ミルキーっこ)」というキャッチフレーズで中森明菜が「スローモーション」でシングル・レコード・デビューして、今年2022年で記念すべき40周年。

同書は、1981年にオーディション番組『スター誕生!』で自ら中森明菜をスカウトした初代ディレクター&プロデューサー・島田雄三や当時の楽曲制作陣の証言秘話で構成する希代の歌姫・中森明菜をテーマにした書籍。

初期シングル・ベスト収録曲はデビューシングル『スローモーション』(1982年)から11thシングル『ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕』(1985年)まで、島田雄三がディレクションやプロデュースに関わったシングル11曲(7曲がシングル・チャート1位)をリリース順に完全収録。さらにデビューアルバム『プロローグ〈序幕〉AKINA NAKAMORI FIRST』(1982年)から6thオリジナル・アルバム『POSSIBILITY AKINA NAKAMORI 7TH ALBUM』(1984年)より各1曲ずつ計6曲を島田雄三が厳選し全17曲を収録。新企画の新譜ベスト・アルバムとしては、約8年ぶりのリリースとなるスペシャル・ベスト・アルバムとなる。

音は発売当時のオリジナル・アナログ・マスターそのままのFlat Master Versionで収録。ブックレットには島田雄三による全曲解説付き。特に今まで語られてこなかった島田雄三最終期シングル2曲「飾りじゃないのよ涙は」、「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」は詳細な解説付きとのこと。

なお、アルバム・タイトル内の「1981」は、島田雄三と中森明菜の出逢いの年を意味し、1985年までの足掛け5年で、1人の歌好きな少女が、時代を象徴するスターへと駆け上がっていく「初期・中森明菜」の成長の軌跡が堪能できる、集大成作品となっている。

また、ワーナーイヤーズ・全アルバム復刻シリーズ第三弾の3作品も同時リリースされる。今回の再発ラインナップは、5thオリジナル・アルバム『ANNIVERSARY FROM NEW YORK AND NASSAU AKINA NAKAMORI 6TH ALBUM』、6thオリジナル・アルバム『POSSIBILITY AKINA NAKAMORI 7TH ALBUM』、2ndミニアルバム『SILENT LOVE』の3作品。今回も高音質「2022ラッカーマスターサウンド」を採用し、史上初の全曲オリジナル・カラオケ(2022 Mastering)付きでリリース。アルバム未収録曲のボーナス・トラックも収録し、各作品のレアな豪華封入復刻特典も充実。これまでの再発ヒストリーの中でも、史上最強のパッケージ仕上がりとなっている。

【島田雄三(中森明菜の初代ディレクター&プロデューサー)コメント】 1981年の「スタ誕」での出逢いから、模索し逡巡しながらのコンセプト設定・作家選定までの混迷後、締切りギリギリの時間の中で、有名・無名を問わず詞・曲の可能性を優先させた楽曲選び。最初のスタートとして3~4曲をシングル候補として先行させ、レコーディングに入っていった初期段階。「アルバムの売れるアーティストにしたい」とのコンセプトを背景に、幅広な楽曲づくりを目指していました。そのことがアイドルには無いジャンルの広がり、ユーザーの拡大に繋がり、それがアルバム成功の大きな要素となり、またアルバムという受け皿をつくったことによって幾多の楽曲のチャレンジも可能となったのです。限られた時間の中で、シングル~アルバム~シングル~アルバムというハイペースのトライアルを続けて行ったことも、常により良い楽曲づくりを優先できた大きな要素となったと言えるでしょう。 今回初めてライナーノーツを担当し、改めて楽曲を聴き直してみたところ、忘れていたことを思い出したり、その時々の明菜の姿が蘇ったりと自分でもビックリする発見がありました。シングル曲を解説した経験はありませんが、一曲一曲をその時代の状況を踏まえ、本人の成長やシングルとして絞り込んでゆく過程などを深堀りすることで、新たな気付きや発見があるやもしれないと考えています。 私にとっては最終期にあたるシングル2曲「飾りじゃないのよ涙は」「ミ・アモーレ」は担当をバトンタッチする時期と重なって、その経緯や詳細などが今までほとんど語られていません。その2曲を完結することによって、謎と多くの憶測が飛び交った私と明菜との着地点等々が、正確に多くの方々にご理解いただけるのも有難い機会ととらえ、可能な限り書き表してまいります。

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