電波無限大(the paddles、CAT ATE HOTDOGS、Re:name、Bye-Bye-Handの方程式)

電波無限大(the paddles、CAT ATE HOTDOGS、Re:name、Bye-Bye-Handの方程式)

【電波無限大 インタビュー】
ミラクルが起きたと
感じられる曲ができた

毎週木曜深夜に放送中のラジオ番組FM802『RADIO∞INFINITY』の企画で関西の4バンド、the paddles、CAT ATE HOTDOGS、Re:name、Bye-Bye-Handの方程式によるコラボユニット“電波無限大”が誕生! 彼らの処女作「サカサマデイドリーム」はアッパーさと洗練感を湛えたサウンドと華やかなクアトロヴォーカルが相まって、良質な一曲に仕上がっている。同作について各バンドのシンガーである柄須賀皇司(Vo&Gu/the paddles)、ひこ(Vo&Gu/CAT ATE HOTDOGS)、高木一成(Vo&Ba/Re:name)、汐田泰輝(Vo&Gu/Bye-Bye-Handの方程式)に語ってもらった。

最初は曲の作り方が
まったく思いつかなかった

まずはこの4バンドでコラボレートすることになった流れを話していただけますか?

高木
大もとは2年前にOSAKA MUSEで開催された『PUSH!PUSH!PUSH!』というライヴイベントに、この4バンドで出たんですよ。
柄須賀
その時に俺らを集めてくれたのがOSAKA MUSEのブッキングマネージャーの上枝さんで。今回の曲を作る話のきっかけをくれたのも上枝さんです。イベントに出たあとはそれぞれのバンドがそれぞれに活動を重ねて、また久々にOSAKA MUSEで『PUSH!PUSH!PUSH!』をやるという話が出た時に、“曲作ったらええんちゃう?”みたいな話になったんです。“YOU、曲作っちゃいなよ”的な感じで(笑)。
汐田
あははは。そういう流れで、上枝さんを筆頭に僕ら主体でFM802さんと一緒にこの企画をやろうということになりました。

自分たちでやろうという気持ちになったんですね。ただ、4バンドのコラボレートというのは難しい面もあるかと思うのですが。

高木
4バンドで曲を作るってあまり聞いたことがないですよね。僕はやり方がまったく思いつかなかったです。だから、実際に動き出すまでに結構な間が空いたよね?
柄須賀
ただ、“絶対に面白いやん!”というのはあったんです。だから、ぜひやりたいと思っていました。
ひこ
そうなんや。俺は“気まずいなぁ”と思っていました。

えっ、なぜでしょう?

ひこ
さっき(高木)一成が話したように、俺もやり方が分からないと思っていたし、“いいものが作れるのかな?”とめちゃくちゃ不安やったんです。でも、(柄須賀)皇司の“ワクワクが止まらん!”みたいな目のキラキラがヤバすぎて、“これは気まずいぞ…”みたいな(笑)。
汐田
僕は個人的にマジで好きな3バンドやったんで、話があがった時はこのメンバーの中で自分がやれることはあるのかなと思いました。みんなのすごさを知っているがゆえに、自分はこのプロジェクトにどう関与していけるかを試されているような感覚があって。一成は同い年ですけど、皇司くん、ひこくんという先輩に対して自分たちの良さをどうやって落とし込めるのかと。もちろん、ワクワクのほうが気持ち的には勝っていましたけどね。

手探りな中で、曲作りはどんなふうに始めたのでしょう?

柄須賀
作曲は4人の名義になっていますけど、本当の土台になるものを作曲してくれたのは一成です。
高木
上枝さんが僕を指名してくれたんです。もともとこのプロジェクトは僕のバンド(Re:name)のドラムのヤマケンが話をつないでくれていて、僕は直接話を聞けていなかったんですよ。なので、曲の土台を作ってほしいという話がきた時は、だいぶプレッシャーやなと思いました。
柄須賀
僕は土台を作ってもらうなら一成やなと思っていました。この4バンドはそれぞれのカラーが全然違っていて、その中で一番ど真ん中をいけて、そこに他のバンドが乗っかりやすいのはRe:nameの楽曲やと思ったから。ヤマケンくんと話し合いをしている段階から、そういう話が出ていましたね。その場に一成はいないのに(笑)。
高木
最初のミーティングをした時に、とりあえず方向性が決まればいいからサビを作ってほしいと言われまして。それで、自分がいいと思う色の違うものを3パターン作って、全部をみんなに投げました。
汐田
アップテンポ、ミドルテンポ、スローという3パターンで、最初の段階の話し合いでは“ミドルがいいね”という話に固まったんです。その後、この企画が始まってから初めて4バンドでラジオ(FM802『RADIO∞INFINITY』)に出演するって時に僕は東京にいて出られなかったんですよ。そうしたら、収録の直前に他の3人からここにきてアップがいいということになったと聞かされて(笑)。後々、ひこくんと話をしたら、ひこくんはアップがいいと思っていたけど、他のふたりのミドルがいいという雰囲気になっていたから言い出せなかったと言っていました(笑)。
ひこ
そう。だから、そこでも気まずかった(笑)。
汐田
あははは。でも、実は俺もアップがいいと思っていたんです。そもそも一成大先生が作ってくれたものは全部良くて、どれが選ばれてもいいというのはありましたけど。最終的にアップでいくことになって、それを4人でかたちにしたのが配信リリースされた「サカサマデイドリーム」です。
電波無限大(the paddles、CAT ATE HOTDOGS、Re:name、Bye-Bye-Handの方程式)
配信シングル「サカサマデイドリーム」
『PUSH!PUSH!PUSH! -MINAMI WHEEL EDITION-』

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着