2022年9月24日 at 豊洲PIT

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【angela ライヴレポート】
『angela Tourism
-aLIVE & Message-』
2022年9月24日 at 豊洲PIT

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 ワンマンツアーとしては実に3年振りとなる『angela Tourism -aLIVE & Message-』で、ふたりが掲げたテーマは“旅”。コロナ禍で自由に出かけることができないなか、ライヴに足を運ぶことさえも“旅”に出る感覚であろうし、旅ならではの“非日常”をせめてライヴで味わってもらいたい――。そんな彼らの意気込みは、9月24日に東京・豊洲PITで行なわれたツアー最終日でも、幕開けから漲っていた。

 ステージに掲げられた“angela Tourism”の旗を背に、リゾート風の衣装で登場するや“やれんのか、ぢぇらっ子(ファンの呼称)!”とatsuko(Vo)が吠えて始まったのは「乙女のルートは一つじゃない!」。異世界転生アニメのオープニング曲でもあるキュートかつ華やかなナンバーで、ペンライトを振り上げるオーディエンスを時代も次元も超えた別世界へと誘っていく。さらに“突然ですが乱気流が発生しました! みんな、生きて帰ってこようね”とatsukoがナビゲートし、客席を青く染めるペンライトと拳でかけ合う「DEAD OR ALIVE」で熾烈なバトルのオーラを放ってから一転、「I’ll be…」のエキゾチックな響きに場内は一面の赤へ。KATSU(Gu)のギターを彩る電飾も緑に発光し、宇宙の闇から砂漠の夜闇へと変幻する景色に翻弄されてしまう。

 ライヴ当日は台風の襲来が懸念されていたが、“流石、我ら太陽神! 台風は温帯低気圧に変わったみたいです!”というKATSUの賞賛にatsukoもニンマリ。新幹線が止まってKATSUの母親が急遽飛行機で上京したり、前日に広島で仕事していたマニピュレーター・大場映岳-hana-の到着がギリギリになったりという“DEAD OR ALIVE”な波乱もあったようだが、なんとか土壇場で乗りきれてしまうのはangelaの持つ不思議なパワーゆえだろう。

 以降も、ペンライトのピンクの光が眩いウェディングソング「愛を謳う」、哀しき闘いを島唄に乗せた蒼き「THE BEYOND」に、星の光が青く瞬くエモーショナルなロッカバラード「クライシス」と、聴く者の胸を温め、アツくするナンバーで会場を沸騰。「KINGS」に至っては“今日は虹の海を泳ぎたい!”(atsuko)と、フロアーのペンライト色を青、ピンク、黄、白、赤、緑、オレンジに分け、“Big wave”という歌詞に合わせて七色の光のウェーブを作るという凄技も見せてくれた。緑に光るギターを抱えたKATSUは緑ブロックに加わってともに跳び、atsukoも“ありがとう! 素敵な景色だ」”と破顔する。これぞangelaの“ザッツ・エンターテイメント”だ。

 アコースティックパートでは昨年アコギを始めたatsukoの初心者用ギターと、KATSUが所持する80万円のギブソンの音色を観客が聴き分ける“格付けチェック”も。結果は五分五分で、結局“値段は関係ない! 弾きたいもの、弾きやすいものを選べばいい”と笑わせるのも、彼らのライヴならではのお楽しみだ。

 そして、atsukoが今回アコギで作曲したという「Alone」を夕焼け色のライトを浴びて切なく、続いて「あなたがくれたヒカリ」をしっとりと届けて、着席で聴き入る人々の心を震わせると、このツアーのために作られたナンバー「アロハTraveling」へ。本誌取材時のKATSU曰く“どこかに行きたい欲求がみんなの中で膨らんでいる今、1曲聴くだけでいろんな国・世界観を味わえる曲を作りたい”と、10ヵ国+1惑星の14ジャンルが詰め込まれた本作は、完全なるオーディエンス参加型楽曲でもある。今回のツアーグッズで販売されていたカスタネットで、ジャンルごとに異なるリズムを叩いてもらえば、さらに客席とひとつになって楽しめるだろうという目論見のもと、ツアー開始前には叩き方をレクチャーするカスタネット教則動画もYouTube上にアップ。ハワイアンからアラビアン、フラメンコ、サンバ、ヨーデル、演歌、ワルツ、ジャズと、世界各国のリズムを見事に奏でるフロアーからはぢぇらっ子たちの鍛錬の程がうかがえるが、何より凄まじいのは瞬時に声音を切り替え、曲のムードを変えるatsuko&演奏陣の変幻自在っぷりだ。シリアスからおバカまで、NGなしで活動し続けて来年には結成30周年/デビュー20周年を迎えるキャリアを、こんなにハッピーなかたちで活かせるアーティストは、そうはいない。

 祭り気分のまま雪崩れ込んだ「全力☆Summer!」では、ステージを走り回るふたりが一面イエローのフロアーをふたつに分けて、ペンライトとカスタネットを使用してかけ合いさせる。さらに、サポート陣も含めてドラム以外のメンバーが全員前に出て踊り、タオルも振りたくって夏色を全開にすると、遂にツアーファイナルだけのスペシャルゲスト・遠藤正明が登場する。JAM Projectの20周年記念アルバム『The Age of Dragon Knights』にangelaが提供した「HERE WE GO!」をともに放てば、遠藤とatsukoのツインヴォーカルが轟く荘重なメタルチューンに、場内を染めるのは紅蓮の赤。バラエティー豊かすぎるangelaのステージに“俺の今までやってきたライヴは何だったんだろう?”と困惑する遠藤をいなし、続いて披露したのは、もちろん昨年5月に発表した最新アルバムのリード&タイトル曲「Battle & Message」だ。「3年目の浮気」というギャグが示すように、遠藤をゲストヴォーカルに迎えてのリリース以来「令和版・3年目の浮気」と公言してきた痴話喧嘩ナンバーでバチバチにぶつかる男女ヴォーカルは、まさにバトル! 互いに“癖が強い”と評する歌声の相乗効果は抜群で、その朗々たるユニゾンのド迫力ときたら筆舌に尽くしがたく、後のMCでatsukoが“遠藤さんにつられて、いつもの3倍くらいの声で歌った”と告白していたのも納得だ。それでいてふたりで突き合ったり、atsukoが遠藤に足蹴りをかましたりと、詞世界に沿ったアクションもきっちり盛り込んでくるのだから流石。“呼んでくれてありがとう! angela最高!”とステージを去る遠藤に、atsukoがぽつりと呟いた“すごい…!”の言葉は、会場にいた全員の気持ちを表していたに違いない。

 また、ビブラートを利かせまくるatsukoがオーディエンスをバンバンと指で撃った「連撃Victory」を挟んでの「虚無の嵐」も、この日の大きな観どころだった。重低音響くダークなナンバーはタイトルのどおり、心の奥底にある虚しさを暴き立てるような楽曲で、15年前に発表されたシングルのカップリング曲にもかかわらず、フルコーラスで披露されたのは、なんと今ツアーが初。歌い終えて“当時1stツアーのプレッシャーで病んでいて、すっごく死にたくて。そんな時期に書いた曲を、15年後に“いい曲だな!”ってやれているのが、すっごく幸せ。それはangelaを辞めないで頑張った私のおかげです!!”とキメたatsukoに、客席からは大きな拍手が贈られた。さらに“楽しいことは必ず来ます。angelaと一緒にいたら必ず楽しませます!”(KATSU)、“angelaは絶対にぢぇらっ子を裏切りません!”(atsuko)という嬉しい言葉も。明けない夜はない、必ず明日の太陽が昇るーーそんな当たり前の、けれど普遍だからこそ忘れられがちなメッセージを言葉にし、自らの活動で体現してくれるのが、angelaがここまで愛される理由なのだろう。

 ポルカのリズムにカスタネットの音色がぴったりマッチする「アンダンテに恋をして!」では、スタッフも登場してメンバーと一列になりダンス。TWO-MIXのトリビュートアルバム『TWO-MIX Tribute Album“Crysta-Rhythm”』でカバーした「JUST COMMUNICATION」のイントロが鳴ると場内はざわめき、ラストの「叫べ」では“いつか叫べるようになった時、ぢぇらっ子にそこにいてほしい!”と煽るatsukoに客席から赤と青の光が差し伸べられる。そうして身も心もひとつになった会場からはアンコールの手拍子ならぬカスタネットの音が響いて、「Shangri-La」に「シドニア」という代表曲で最終日は大団円に。再度、遠藤を呼び込んで普段はやらない記念撮影をしたり、atsukoに“私の中で、すごいやりきった感がある!”と言わしめたツアーファイナルの最後、ふたりの告げた言葉は今後への期待をさらに煽ってくれた。

“隣にいる人を大事にしてください、会いたい人には会ってください。来年20周年、一緒に過ごしましょう。面白いことやるので期待しててください!”(KATSU)

“これからも面白いステージを、面白い未来を目指して突き進んでいきたいと思います!”(atsuko)

 来年公開劇場特別先行上映される『蒼穹のファフナー BEHIND THE LINE』の主題歌を始め、“レコーディングをたくさんしているんですけど、まだ言えるタイミングでないので言えません。2024年のお仕事もあります!”(atsuko)と、ますますシーンから引っ張りだこのangela。ぢぇらっ子たちとの再会のツアーで交わされた約束は2023年、そして2024年と、ひとつひとつ現実のものとなっていくに違いない。

撮影:江藤はんな(SHERPA+)/取材:清水素子


セットリスト

  1. 1. 乙女のルートはひとつじゃない!
  2. 2. DEAD OR ALIVE
  3. 3. I’ll be…
  4. 4. 愛を謳う
  5. 5. THE BEYOND
  6. 6. クライシス
  7. 7. KINGS
  8. 8. Alone
  9. 9. あなたがくれたヒカリ
  10. 10. アロハTraveling
  11. 11. 全力☆Summer!
  12. 12. HERE WE GO!(with 遠藤正明)
  13. 13. Battle & Message(with 遠藤正明)
  14. 14. 連撃Victory
  15. 15. 虚無の嵐
  16. 16. アンダンテに恋をして!
  17. 17. JUST COMMUNICATION
  18. 18. 叫べ
  19. <ENCORE>
  20. 1. Shangri-La
  21. 2. シドニア
angela プロフィール

アンジェラ:低音から高音に伸びる独特のヴォーカルセンスを持つatsukoと、ギターやアレンジなどでその世界観を生み出すKATSUによるユニット。2003年にTVアニメ『宇宙のステルヴィア』の主題歌「明日へのbrilliant road」でメジャーデビュー。以降、『蒼穹のファフナー』など数々のアニメ作品の主題歌を担当。また、海外イベントへも多数出演しており、世界中のアニソンファンの支持を得ている。17年には初の日本武道館単独公演を成功させ、18年にはデビュー15周年を記念したベストアルバム2枚を同時発売、19年3月下旬よりアジアツアーを、21年12月には17年にもわたってシリーズ全ての主題歌・挿入歌・イメージソングを担当したアニメ作品『蒼穹のファフナー』が完結を迎えることを記念した『蒼穹のファフナー FINAL Fes in パシフィコ横浜』のDay 2にて、“angela LIVE -蒼穹作戦-”と題した豪華ライヴを開催した。angela オフィシャルHP

OKMusic編集部

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