伊藤沙莉らサポーターも登場! シル
ク・ドゥ・ソレイユ5年ぶりの日本公
演『ダイハツ アレグリア-新たなる光
-』記者会見レポート

世界で愛されるサーカス・エンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユにとって特別なステージである『アレグリア』。伝統的なショーを再編し、『アレグリア-新たなる光-』として生まれ変わった本作にて、シルク・ドゥ・ソレイユは海外テント公演復活の第一歩を果たす。日本においては5年ぶりの最新作に向け、小倉智昭、伊藤沙莉、サンドウィッチマンら豪華スペシャルサポーターも登壇した会見の様子をお届けしよう。
まずは『アレグリア-新たなる光-』より、「ハンド・バラシング&コントーション」が披露された。Mr.フルールがステージに現れて会場の空気を温めるとパフォーマンスがスタート。不安定な台の上だとは思えない安定感のもとで繰り出されるしなやかな身体表現に目を奪われる。
続いて株式会社フジテレビジョン代表取締役社長・港浩一は「フジテレビは2024年3月に開局65周年を迎えます。65周年事業のトップバッターが、世界最高峰のエンターテインメント集団であるシルク・ドゥ・ソレイユの日本公演。今まで見たことがある方はもちろん、初めての方にも間違いなく楽しんでいただけるはずです。今回もダイハツ様に特別協賛をいただきました。感動・興奮・歓喜が詰まったシルク・ドゥ・ソレイユが帰ってきます。ご期待ください!」と挨拶。
アーティスティックディレクターのマイケル・G・スミスは「この25年間で、テクノロジーやアクロバティック、お客さまの期待、社会環境の全てが変わりました。それらを全て取り入れながら『アレグリア』の根本である“喜び”を表現しています。衣裳もメイクも人間的で親近感を持てるものに変わりました。パンデミックが起き、全てが止まってしまった中で、人々がなにを求めているのか改めて問いかけられました。このショーを作った(演出家の)フランコ・ドラゴーヌが一番大切にしている「JOY」をベースに、再度ショーを作りました。誰もが楽しめる作品になっていますので、私たちと一体となってこの喜びを味わってください」と語った。
マイケル・G・スミス
ここでスペシャルサポーターを務めるアン ミカ、伊藤沙莉、小倉智昭、サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)、 チョコレートプラネット(長田庄平・松尾駿)、本田仁美(AKB48)が登壇。
5年ぶりの日本公演について尋ねられた小倉は「5年の間、みんなきつい思いをしました。再スタートが『アレグリア』というのは最高ですよね。僕は今回が9、10回くらいのサポーターですが、本当に好きで、ひとつの公演を10回くらい観たこともあるんです。日本公演の前に、スケジュールをなんとか調整して海外公演に行ったり。それだけの価値があるエンターテインメントです」と愛を語る。アン ミカは『アレグリア』をイメージしたという赤いドレスで登場すると「シルク・ドゥ・ソレイユは究極で唯一無二の舞台。ファッションも印象的ですよね。1着に数百時間かかるような細やかな衣裳があったり、全部で1500を超える衣裳が用意されていたり。圧倒的な美を作り上げる衣裳やメイクも大きな魅力だと感じます」と話す。
また、3回目のスペシャルサポーター就任となるサンドウィッチマンの二人は「今年も楽しみですね。先程のパフォーマンスも本当にすごかった。超人ですよね」と絶賛。今回が初のサポーター就任となる伊藤は「実は私、まだ観たことがないんです。どんな世界が広がっているのかワクワクしています。家族がシルク・ドゥ・ソレイユを大好きで、この仕事の話をしたら大喜びされました。周りの役者さんやスタッフさんからも本当に素晴らしいと聞いているので楽しみです」と期待を膨らませる。本田も「言語や年齢、性別といった垣根を超えた満足をお届けするのは私の活動と同じ。シルクは中世の世界に迷い込んだような臨場感があり、これを日本で体感できることがすごく楽しみですね」と期待を寄せた。
チョコレートプラネット長田が「初めて観たのは『キダム』なんですが、最高峰のコントだと思っています」とボケを交えて話すと、小倉は「笑える部分もちゃんとあるからね」と頷く。松尾は観たことがないということで「だからこそ非常に楽しみにしています」と笑顔を見せていた。
さらに、GENERATIONS from EXILE TRIBEよりビデオメッセージも届き、メンバーは「ずっと驚きが止まらない。あの空間に入った瞬間から世界に取り込まれます」「僕たちも体を動かすので分かるんですが、こんなにできるんだっていう感動の連続でした」と口々に魅力を語った。
続いて本作への期待を尋ねられたアン ミカが「年齢や言語に関係なく誰もが楽しめるし感動を共有できる究極の芸術ですよね。期待しかないですし、小倉さんが10回観たと言っていたように何回観ても楽しめると思います。あと、パフォーマーに合わせて衣裳も細かく調整しているそうで」と話すと、小倉が「楽屋にいくと衣裳がずらっと並んでいて、常に3〜4人のスタッフがついているんです。何かあればすぐに直す。裏側も大変なんですよね」と、表舞台だけではないプロフェッショナルのパフォーマンスに言及。伊藤は「コロナ禍でエンタメに触れる機会が減り、価値などが話題になって切ない思いをしました。でも、エンタメから得られる刺激や希望があると思います。人によってこの作品から受け取るストーリーや感想は違うと思いますが、それも楽しみのひとつなのかなと思います。私も刺激をたくさん受けたいと思います」と、世界最高峰のエンターテインメントに対する思いを語る。
さらに、シンガーの歌唱に乗せた「ハンド・トゥ・ハンド」も披露された。重力を感じさせない軽やかなパフォーマンスと会場を震わせる力強い歌唱に、サポーター陣のテンションもさらにアップ。小倉は「語学堪能な方も歌詞が分からなかったと思います。それは当然で、シルク・ドゥ・ソレイユは造語なんです。想像力が高まるのも面白さですね。あと、テントには柱がなくて全部見えるので、いろんな方向から観ていただくと面白いんじゃないかと思います」と熱量たっぷりに締めくくった。
本作は2023年2月8日(水)~6月4日(日)までお台場ビッグトップにて開催され、7月14日(金)からは大阪公演が行われる予定。
取材・文・撮影=吉田沙奈

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