The Soap Girls、
来日ツアーを開催中!
土屋アンナとの対談を公開
土屋アンナといえばタレントのイメージも強いが、彼女の音楽に対する想いの深さはとても奥深い。10代の頃、カリスマモデルとしてモデル界のトップに君臨していた土屋は、2002年の12月にOblivion Dustのギタリスト・KAZとSpin Aquaというロックユニットを結成し、ガッツリと音楽にのめり込んでいくことになったのだ。
2004年5月、映画『下妻物語』と『茶の味』に出演し、女優デビューを果たした土屋は、深田恭子とともにダブル主演を務めた『下妻物語』で、日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞、ブルーリボン賞最優秀新人賞をはじめとする2004年度の映画各賞を8つ受賞するという快挙を成し遂げ、その活動の幅を広げていった。
そして今回、南アフリカのロックユニット・The Soap Girlsの初来日ツアー対バン公演のトリを務める。『下妻物語』を見て、女優としてもアーティストとしても強い憧れを抱いていたというThe Soap Girlsのミリーとミー。言葉の壁、育った環境の違いがあるにも関わらず、ここまで重なる想いがあったのか!?というほどのシンクロ率。意気投合しまくった土屋アンナ × The Soap Girlsの対談をお届けしよう。
2004年5月、映画『下妻物語』と『茶の味』に出演し、女優デビューを果たした土屋は、深田恭子とともにダブル主演を務めた『下妻物語』で、日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞、ブルーリボン賞最優秀新人賞をはじめとする2004年度の映画各賞を8つ受賞するという快挙を成し遂げ、その活動の幅を広げていった。
そして今回、南アフリカのロックユニット・The Soap Girlsの初来日ツアー対バン公演のトリを務める。『下妻物語』を見て、女優としてもアーティストとしても強い憧れを抱いていたというThe Soap Girlsのミリーとミー。言葉の壁、育った環境の違いがあるにも関わらず、ここまで重なる想いがあったのか!?というほどのシンクロ率。意気投合しまくった土屋アンナ × The Soap Girlsの対談をお届けしよう。
音楽もファッションも
その人を映すもの
――ミリーとミーは、アンナのことを昔から知ってくれてたみたいよ。
土屋アンナ:そうなの!?
ミリー:はい! お姉ちゃんの影響でこの世界に入ったんですよね。
土屋アンナ: あ、そう! 本当に知ってくれてる!
ミー:『下妻物語』は本当に素敵でした! 本当に可愛い!
土屋アンナ:うわっ! 『下妻物語』とか知っててくれてんの!?
ミリー:『下妻物語』本当に最高です! あれは、アンナさんがいくつのとき?
土屋アンナ:『下妻物語』は18歳くらいじゃない? でもね、あの映画のおかげで悪役ばっかり来るようになったからね〜!
ミリー&ミー:あははは。でも、とても似合ってますよ(笑)!
土屋アンナ:え!? 何? 悪役が? 何よ、それ(笑)! まぁね、このダミ声でプリンセスってのもねぇ〜(笑)。
ミリー&ミー:あははは。
ミー:でも、私は太い女性の声が大好きだから、アンナさんの声も大好きです! 迫力のあるプリンセスも似合うと思うわ(笑)!
土屋アンナ:あら、そう? 嬉しいじゃな〜い! まぁでも、あのあと(『下妻物語』のあと)すぐに出産してるからね(笑)!
ミリー:おぉ〜! 本当にパワフルですよね! ママをしながらも精力的にタレントとしても活動しているし、更に最高のロックをしているアンナさんは本当に(日本語で)ソンケイシテイマス!
土屋アンナ:マジ!? 超嬉しいじゃん!
ミー:マジ?
土屋アンナ:そう。“マジ”は、そうねぇ〜。なんて説明すんのよ、マジって(笑)。“本当に”って意味かな。
ミリー&ミー:おぉ〜。(日本語で)ホントウニソンケイシテイマス!
土屋アンナ:“マジソンケイ!”だね!
ミリー&ミー:(日本語で)マジソンケイ!
土屋アンナ:(両手で胸を叩いて悪魔マークをしながら)マジソンケイ!
ミリー&ミー:(アンナのゼスチャーを真似て)マジソンケイ!
土屋アンナ:そうそうそう! いいじゃ〜ん! それ、流行らせて!
ミリー&ミー:ソンケイは、最初に覚えた日本語でした!
土屋アンナ:そうなんだ! またマニアックな日本語から覚えたね! 私もThe Soap Girlsのことマジソンケイ! めっちゃ音カッコイイじゃん! スタイルも最高だよ! こんなに細くて可愛いのに、音、エグイよね! 最高にカッコイイ! 私もガチの対バンすることがないから、久しぶりに血が騒いでるからね(笑)! ウチのメンバーも相当血が沸いてるよ!
ミリー:嬉しいです! 今回本当に対バン出来て嬉しいです!
ミー:私も! とにかくこうして会えたことも嬉しいし、ましてや対バン出来るって、本当に嬉しい!
土屋アンナ:ありがと! 私も同じだよ! 嬉しい! ねぇ、2人は南アフリカの出身なんでしょ? 南アフリカってどんなところ?
ミー:とても景色の綺麗なところです。でも、普通に買い物に行って強盗に遭ったりもする感じのちょっと治安の悪さもあるし、家に帰ったら部屋の中に野生の猿が居たりする様なところよ(笑)。
土屋アンナ:え!? マジっ!?
ミリー:マジ(笑)。
土屋アンナ:なかなかサバイバルだね、南アフリカ! なんかめっちゃ興味湧いてきた! 2人はずっと昔から一緒に活動してるの?
ミー:そう。私が6歳、姉のミリーが7歳の頃から路上で石鹸を売っていたんだけど、お客さんに石鹸を買ってもらうために、路上でパフォーマンスをする様になって、それからずっと2人でやっているの。
ミリー:私が12歳、ミーが11歳の頃からレコーディングをし始めて、音楽に携わる様になったの。自分達でサウンドを作る様になったのもその頃から。
土屋アンナ:すごい若い頃から自分の道を見つけてたんだね。偉いね。アンナなんて11歳とか12歳の頃とか、本当に何にも考えてなかったから。日本は昔から好きだったの?
ミリー:大好きでした、2人とも。
ミー:日本のカルチャーが本当に好き。ちゃんと個人の主張も通って、個性もちゃんと受け入れられている気がしたの。日本の景色や文化も本当に大好き。
ミリー:日本のファッションもとても個性的で好きなの。世界の何処にもない個性が日本にはあるわ!
土屋アンナ:自分が日本に居るとあんまり分からないけど、そうなのかもしれないよね。昔、何年前だっけ? 私が現役でモデルを
やってた頃は、今よりももっとすごかったよね? あれ、どれくらい前だろう?
――10年以上前かもね。
土屋アンナ:そうだよね。昔、マリリン・マンソンを表紙にした本作ったときに、そこにアンナも出してもらったんだよね。
――懐かしいね。まさにあれは、【ファッションと音楽とカルチャー】に焦点を当てて作った本だったんだけど(筆者が作った企画本)、絶対にアンナには出て欲しくてオファーしたんだよね。全てに精通してる人だと思ったから。
土屋アンナ:いろんな雑誌に取材してもらっているけど、あの本のことは本当に今も覚えてる。ファッションと音楽とカルチャーって、すごく精通しているものだと思うの。絶対に育った環境とかって、その人の考え方を養うから、伝えたいことやいろんなことがとても深く伝わるところになってくると思うの。思想や主張にも繋がるところだと思うからね。ファッションもそう。その人を映すものだからね。
――そこは本当に切り離せないところでもあるからね。アンナとの出逢いはSpin Aquaだったね。Oblivion DustのギタリストのKAZさんとのユニット。
土屋アンナ:そうそう。あの頃はもっとファッションが個性的な時代でもあったよね。ゴシックやギャルやロリータや、本当にもっと自由だったし、みんなもっとそこに興味があった気がする。でも、最近はなんか大人しくなっちゃった気がするんだよね。あんまり主張がなくなっちゃって来たんじゃないかって思うくらい。
ミリー:そうなの? 今の日本も十分に個性的だと感じるけど。10年前がもっとすごかったとしたら、その時代に日本に来てみたかった。
ミー:本当に。でも、今も日本は十分刺激的よ。海外で個性的なファッションをすると、ちょっと驚かれてしまうから。
土屋アンナ:そうなの? なんか逆な気がするけど、まぁ、そうか。たしかに、ゴシックやギャルやロリータみたいなのって、海外には居ないのかもね。たしかに。海外からしたら、それこそが日本の文化なのかもね。
――そうだね。もう私達はそれが当たり前の世界になっているから、そこを特別視しないからね。
土屋アンナ:そうだよね。てか、逆に日本人は海外への憧れが強かったりするもんね。
土屋アンナ:そうなの!?
ミリー:はい! お姉ちゃんの影響でこの世界に入ったんですよね。
土屋アンナ: あ、そう! 本当に知ってくれてる!
ミー:『下妻物語』は本当に素敵でした! 本当に可愛い!
土屋アンナ:うわっ! 『下妻物語』とか知っててくれてんの!?
ミリー:『下妻物語』本当に最高です! あれは、アンナさんがいくつのとき?
土屋アンナ:『下妻物語』は18歳くらいじゃない? でもね、あの映画のおかげで悪役ばっかり来るようになったからね〜!
ミリー&ミー:あははは。でも、とても似合ってますよ(笑)!
土屋アンナ:え!? 何? 悪役が? 何よ、それ(笑)! まぁね、このダミ声でプリンセスってのもねぇ〜(笑)。
ミリー&ミー:あははは。
ミー:でも、私は太い女性の声が大好きだから、アンナさんの声も大好きです! 迫力のあるプリンセスも似合うと思うわ(笑)!
土屋アンナ:あら、そう? 嬉しいじゃな〜い! まぁでも、あのあと(『下妻物語』のあと)すぐに出産してるからね(笑)!
ミリー:おぉ〜! 本当にパワフルですよね! ママをしながらも精力的にタレントとしても活動しているし、更に最高のロックをしているアンナさんは本当に(日本語で)ソンケイシテイマス!
土屋アンナ:マジ!? 超嬉しいじゃん!
ミー:マジ?
土屋アンナ:そう。“マジ”は、そうねぇ〜。なんて説明すんのよ、マジって(笑)。“本当に”って意味かな。
ミリー&ミー:おぉ〜。(日本語で)ホントウニソンケイシテイマス!
土屋アンナ:“マジソンケイ!”だね!
ミリー&ミー:(日本語で)マジソンケイ!
土屋アンナ:(両手で胸を叩いて悪魔マークをしながら)マジソンケイ!
ミリー&ミー:(アンナのゼスチャーを真似て)マジソンケイ!
土屋アンナ:そうそうそう! いいじゃ〜ん! それ、流行らせて!
ミリー&ミー:ソンケイは、最初に覚えた日本語でした!
土屋アンナ:そうなんだ! またマニアックな日本語から覚えたね! 私もThe Soap Girlsのことマジソンケイ! めっちゃ音カッコイイじゃん! スタイルも最高だよ! こんなに細くて可愛いのに、音、エグイよね! 最高にカッコイイ! 私もガチの対バンすることがないから、久しぶりに血が騒いでるからね(笑)! ウチのメンバーも相当血が沸いてるよ!
ミリー:嬉しいです! 今回本当に対バン出来て嬉しいです!
ミー:私も! とにかくこうして会えたことも嬉しいし、ましてや対バン出来るって、本当に嬉しい!
土屋アンナ:ありがと! 私も同じだよ! 嬉しい! ねぇ、2人は南アフリカの出身なんでしょ? 南アフリカってどんなところ?
ミー:とても景色の綺麗なところです。でも、普通に買い物に行って強盗に遭ったりもする感じのちょっと治安の悪さもあるし、家に帰ったら部屋の中に野生の猿が居たりする様なところよ(笑)。
土屋アンナ:え!? マジっ!?
ミリー:マジ(笑)。
土屋アンナ:なかなかサバイバルだね、南アフリカ! なんかめっちゃ興味湧いてきた! 2人はずっと昔から一緒に活動してるの?
ミー:そう。私が6歳、姉のミリーが7歳の頃から路上で石鹸を売っていたんだけど、お客さんに石鹸を買ってもらうために、路上でパフォーマンスをする様になって、それからずっと2人でやっているの。
ミリー:私が12歳、ミーが11歳の頃からレコーディングをし始めて、音楽に携わる様になったの。自分達でサウンドを作る様になったのもその頃から。
土屋アンナ:すごい若い頃から自分の道を見つけてたんだね。偉いね。アンナなんて11歳とか12歳の頃とか、本当に何にも考えてなかったから。日本は昔から好きだったの?
ミリー:大好きでした、2人とも。
ミー:日本のカルチャーが本当に好き。ちゃんと個人の主張も通って、個性もちゃんと受け入れられている気がしたの。日本の景色や文化も本当に大好き。
ミリー:日本のファッションもとても個性的で好きなの。世界の何処にもない個性が日本にはあるわ!
土屋アンナ:自分が日本に居るとあんまり分からないけど、そうなのかもしれないよね。昔、何年前だっけ? 私が現役でモデルを
やってた頃は、今よりももっとすごかったよね? あれ、どれくらい前だろう?
――10年以上前かもね。
土屋アンナ:そうだよね。昔、マリリン・マンソンを表紙にした本作ったときに、そこにアンナも出してもらったんだよね。
――懐かしいね。まさにあれは、【ファッションと音楽とカルチャー】に焦点を当てて作った本だったんだけど(筆者が作った企画本)、絶対にアンナには出て欲しくてオファーしたんだよね。全てに精通してる人だと思ったから。
土屋アンナ:いろんな雑誌に取材してもらっているけど、あの本のことは本当に今も覚えてる。ファッションと音楽とカルチャーって、すごく精通しているものだと思うの。絶対に育った環境とかって、その人の考え方を養うから、伝えたいことやいろんなことがとても深く伝わるところになってくると思うの。思想や主張にも繋がるところだと思うからね。ファッションもそう。その人を映すものだからね。
――そこは本当に切り離せないところでもあるからね。アンナとの出逢いはSpin Aquaだったね。Oblivion DustのギタリストのKAZさんとのユニット。
土屋アンナ:そうそう。あの頃はもっとファッションが個性的な時代でもあったよね。ゴシックやギャルやロリータや、本当にもっと自由だったし、みんなもっとそこに興味があった気がする。でも、最近はなんか大人しくなっちゃった気がするんだよね。あんまり主張がなくなっちゃって来たんじゃないかって思うくらい。
ミリー:そうなの? 今の日本も十分に個性的だと感じるけど。10年前がもっとすごかったとしたら、その時代に日本に来てみたかった。
ミー:本当に。でも、今も日本は十分刺激的よ。海外で個性的なファッションをすると、ちょっと驚かれてしまうから。
土屋アンナ:そうなの? なんか逆な気がするけど、まぁ、そうか。たしかに、ゴシックやギャルやロリータみたいなのって、海外には居ないのかもね。たしかに。海外からしたら、それこそが日本の文化なのかもね。
――そうだね。もう私達はそれが当たり前の世界になっているから、そこを特別視しないからね。
土屋アンナ:そうだよね。てか、逆に日本人は海外への憧れが強かったりするもんね。