10月2日@ヒューリックホール東京

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鈴木みのり、
3年ぶりの有観客で開催された
『みのりんご収穫祭2022』の
レポートが到着

鈴木みのりの毎年恒例となっているバースデーイベント『みのりんご収穫祭2022~乙女ちっくに大人ちっく~』が、10月2日(日)にヒューリックホール東京にて3年ぶりの有観客にて開催された。10月1日に25歳の誕生日を迎えた鈴木みのり。また一歩大人に近づいた彼女がお届けした、笑いあり涙ありの本イベントの模様をレポートする。
10月2日@ヒューリックホール東京

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2022年10月1日に25歳の誕生日を迎えた鈴木みのりのバースデーイベント『みのりんご収穫祭2022~乙女ちっくに大人ちっく~』が、誕生日翌日の10月2日にヒューリックホール東京にて昼夜2回公演で開催された。この『みのりんご収穫祭』は2017年から毎年開催されているが、2021年と2020年は新型コロナウイルの影響を受け、オンライン配信だったため今回は3年ぶりの有観客開催となる。また、2020年の配信から付けられるようになったサブタイトルは、今回『乙女ちっくに大人ちっく』に決定。これは「25歳になって、まだ青い部分もあったりしつつも、でも確実に20歳のときよりは大人になってきている」という意味合いを込めて自ら付けたとのことだった。

イベント前半のバラエティパートでは、昼の部は「チャレンジ25」という企画に挑戦。これは25という数字にかけたミニゲームに挑戦して、3つのゲームをクリアしたらラジオ番組「鈴木みのりと笑顔満タンで!」の中でご褒美をもらえるというもの。さらに挑戦するゲームは自分で選べるという優しめのルールで、鈴木が選んだゲームは「山手線の駅名を1分で25個言う」「けん玉25秒以内でどこかの皿に乗せる」「2525(ニコニコ)しながらフラフープを1分以上回し続ける」の3種。最初にチャレンジした山手線の駅名は惜しくも22個でクリアならずだったが、けん玉はなんと一発でクリア。フラフープも持ち前の運動神経を活かし余裕でクリアしたところで何とかご褒美を手に入れようと山手線にリベンジする。しかし、言えた数は最初とほぼ同じでチャレンジ失敗。残念ながら、ご褒美獲得とはならなかった。
10月2日@ヒューリックホール東京

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後半は気を取り直して、お待ちかねのライブパートへ。その前に、準備のため鈴木はいったんステージから下がり、「YouTuberみのりんご」の最新動画が公開される。動画の中でみのりんごは、人生初のガチコスプレとして「エヴァンゲリオン」のアスカのコスプレに挑戦。衣装そのものは既製品だが、メイクやウィッグのカットは自ら行うという、まさにガチのコスプレはなかなかの完成度で、客席からは大きな拍手が起こっていた。

ライブパートではライブやYouTubeの動画「Covers Collection」で鈴木の音楽活動を支える末永華子が参加し、ピアノと歌で素敵な空間を演出していく。1曲目は2021年11月発売のシングル「サイハテ」。これまで意外とファンの前で歌う機会が少なかったこの曲を披露できたことに「やっと、ちゃんと歌えた気がします」と感慨深げだった。2曲目からは「みのりんご収穫祭」恒例のカバー曲コーナーとなり、「誕生日だからこそ自分の好きな歌を、好きなだけ歌いたい」と、今回は4曲をセレクト。以前にもシングル「BROKEN IDENTITY」初回限定盤Aの特典Blu-rayに収録された映像でカバーしているTVアニメ「NARUTO」エンディングテーマ「ハルモニア」と、鈴木が小学生のときから大ファンだったという大塚愛の「金魚花火」、大好きなバンド・BBHFの「真夜中のダンス」、そして「自分の大切なタイミングでいつも歌って自分を鼓舞していた」という坂本真綾の「Remedy」と、それぞれの楽曲に対する思い出などのトークを交えながら、想いを込めた歌声を聴かせてくれた。
10月2日@ヒューリックホール東京

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ここで初解禁の情報となる「3枚目のアルバムリリースが決定」と「2023年3月に3rdライブツアー開催決定」を告知して、いよいよ最後の曲へ……となったところで、サプライズゲストの北川勝利が白い花束を持ってバースデーソングを歌いながら登場する。ところが、北川によるサプライズは2018年の『みのりんご収穫祭』以来4年ぶり2回目で、2回目ともなると驚きもあまりなかった様子。北川の顔を見た途端に「また来た!」と叫ぶなど戸惑っているような反応だったが、もちろん喜んでいたのでサプライズは大成功! 北川・末永の2名はアルバムにもツアーにも参加することが発表され、最後は「茜空、私がいた街」で昼の部を締めくくる。この曲には北川もタンバリンで参加して、会場を大いに盛り上げた。
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夜の部ではバラエティパートのゲームの内容が変わり、「おとなの格付けチェック」と題して「普通のもの」と「ワンランク上のもの」を見分ける目利きに挑戦する。ワンランク上のものを当てられたら、そのアイテムを誕生日プレゼントとして持ち帰れるというルールで、お題として「トイレットペーパー」「イヤリング」「紅茶」の3問が出され、鈴木はトイレットペーパーと紅茶の2問で正解。今回はちゃんとプレゼントをゲットした。

ライブパートで歌ったのは2022年8月に配信リリースされた新曲「Wherever」と、昼の部と同様のカバー曲4曲。「Remedy」を歌った後の告知のコーナーでは、昼の部のサプライズ演出があったからなのかステージの後方をしきりに気にしていた。どうやら夜の部は北川の登場はなさそうということで歌に入ろうとしたら、今度は違う形でのサプライズが用意されていた。「鈴木みのりさん、お誕生日おめでとうございます」という声に思わず振り返ると、そこには映し出されていたのはBBHF・尾崎雄貴からのビデオメッセージ。今回のライブパートでも楽曲をカバーしているようにBBHFは鈴木が愛してやまないバンドであり、何より尾崎の作る音楽が大好きで高校生のときに一ファンとして「いつか音楽いっしょにやりたいです」と伝えたこともあったという。それだけに「ああ……」「やだー!」「えー……」と語彙力を失いかけるほど動揺していたが、「こんなになるんだから、みんなも聴きなさいよ」と目の前のファンにBBHFの良さをしっかりアピール。なお、メッセージの中では3枚目のアルバムに尾崎が楽曲提供しているという重大情報が明かされていた。
10月2日@ヒューリックホール東京

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「幸せですね、私は」と感動で胸がいっぱいになったところで最後の曲「わたしはわたしになりたい」を歌って、今年の『みのりんご収穫祭』も無事にゴールへたどり着く。「もっともっと私らしい、私の音楽をこれからも続けていきたいと思います。もちろん声優活動も、もっともっといろんなキャラクターに出会って、たくさん役として生きたいなと思っています。25歳、まずは頑張ります!」と決意も新たに25歳のスタートを切った。

Text by 仲上佳克

【ライブ情報】

[2023年]
3月10日(金) 東京・Zepp DiverCity
3月18日(土) 大阪・BIGCAT
3月19日(日) 愛知・ダイアモンドホール

※公演・チケット詳細は後日発表いたします。

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鈴木みのり

OKMusic編集部

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