作・演出の鈴木聡、市毛良枝よりコメ
ント&舞台写真が到着 舞台『百日紅
、午後四時』が開幕
2019年、夏。東京郊外。庭に百日紅の花が咲く今村家に、五人の人々が招集された。招集したのは、この家の主・一美。されたのは一美の弟の晃司、妹夫妻の美代子と康道、もう一人の妹の頼子、そして息子の広志である。買い物から帰ってきた一美はなにやらはしゃいだ様子で五人をもてなす料理に取り掛かる。そこへ一美の友人だと名乗る見知らぬ男・多田が登場。登山が趣味らしく一美とも高尾山で知り合ったらしい。どこか浮世離れした多田の話は面白く、五人は好意を持つ。だが一美が多田との結婚を考えている、人生百年を考えての結論なのだ、と宣言すると、五人は顔を曇らせた。「66で再婚なんて変だ」「ご主人の三回忌が済んだばかりなのに」「この人をお父さんと呼ぶの?」・・さまざまな理由をつけて反対する。(亡夫の事故死で一美が受け取った金を五人はそれぞれ当てにしていた、という生々しい事情もある)。祝福される当てがはずれた一美は逆切れ、多田はひたすら困惑する。と、さらにもう一人の訪問者があった。恵里佳と名乗り、亡夫の位牌に線香を上げさせてくれと。見知らぬ女だ。位牌の前で号泣した。もしや亡夫の愛人だった……?
66 歳の一美が人生百年を前向きに生きるため、新たな一歩を踏み出す、ひと夏の物語。夏から秋への移ろいの中で、人々の心の移ろいと決意を、可笑しく、愛おしく、繊細に描きたいと思います。
鈴木聡 コメント
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