新海誠最新作『すずめの戸締まり』 
音楽をRADWIMPS×陣内一真  主題歌
「すずめ」を歌うアーティストも解禁

11月11日(金)より全国にて公開される新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』の音楽をRADWIMPSと陣内一真の共作で担当することとなった。
RADWIMPSと監督・新海誠とは、『君の名は。』(2016)、『天気の子』(2019)に続き今作で 3 度目のタッグとなる。 RADWIMPSの野田洋次郎と陣内一真からのコメントも到着している。
■野田洋次郎コメント
RADWIMPS
最初にお話をいただいたのは2020年春ごろでした。日本がその後2年以上に渡り困惑と不自由に突入するまさ にそのタイミングで脚本を頂き、想像力と空想を存分に羽ばたかせて音楽で何ができるかをひたすら考えはじめたの を覚えています。
陣内さんとは、つい先日ロンドンのアビー・ロード・スタジオで合流し、オーケストラをはじめとしたレコーディ ングをさせていただきました。映画音楽、そしてゲーム音楽など多岐に渡って長年創作をされてきた陣内さんとの共 同作業は一言では言えないくらいの経験値と、新たな視野を与えてくれました。この先彼ともっと仕事がしてみた い、どんなクリエイティブが共にできるか一人勝手に楽しみにしています。
女性ボーカルは、何人もの方にオーディションをさせていただきました。主題歌の『すずめ』冒頭の「ルールルル ルルールー」を十明が歌い出した瞬間、彼女の声でこの歌は歌われなければいけないと感じました。瞬時に。この楽 曲と十明の間に、誰も割って入ることのできない強い結びつきを感じたのです。きっと新海監督も同じように感じら れたと思います。彼女が今の年齢で、今の姿だからこそ響かせられる声を、今この楽曲の中に収められたことを嬉し く思います。
■陣内一真コメント
陣内一真
「君の名は。」と「天気の子」での新海監督と RADWIMPS さんのタッグは、とても良い親和性を既に感じていま したので、「すずめの戸締まり」でお声かけいただいた時は正直驚いたのと同時に、「なぜ自分に声がかかったのだ ろうか」と素直に疑問が湧いていました。顔合わせミーティングで新海監督と川村プロデューサーのお話を伺った 時、自分の役割は音楽を通して新海ワールドの体験を一歩先へ後押しする役割なのだと感じました。RADWIMPS さ んのすばらしい音楽と共存できる空気感や躍動感を見つける工程はとてもエキサイティングで緊張感がありました が、この作品に求められる音楽として1つの形を示せているのではないかと感じています。
作品を俯瞰した時、2人がそれぞれ独自にメロディを次々と作っていくとテーマ性が薄れてしまいます。洋次郎さ んが担当されたシーンにも、私が担当したシーンにも、それぞれ音楽的なテーマが必要でした。洋次郎さんの楽曲を アレンジさせていただく機会もありましたが、ビジュアルとメロディが自然と目的地へ連れて行ってくれるような感 覚でした。こちらのアイデアにもとてもオープンに接していただき、音楽的なキャッチボールができたことは、作品 の色を決める過程で重要な作業になったと感じていますし、今後の可能性も見えてくるような瞬間でした。
また、今作のレコーディングやミキシングには数々の名作映画の音を作ってきた素晴らしい音楽チームに参加して いただき、「すずめの戸締まり」ならではの音楽体験になっていると思います。ぜひ劇場で体感していただけたら嬉 しいです。
また、これに加えて既に公開となっている主題歌「すずめ」を歌っているアーティストも公開となった。
本楽曲を歌うのはTikTokにて歌唱動画を公開していた十明 。こちらもコメントが到着しているのでチェックしてほしい。
■十明(とあか)コメント
十明
主題歌を歌わせて頂けることになったと聞いた時、信じられませんでした。 驚きと喜びと不安が同時に押し寄せてきて、頭がぼーっとしてしまう日が続きました。
オーディションでは、初めてのレコーディングだったこともあり、不安と緊張で声が震え、ほとんど息の音のように なってしまったことを覚えています。この「すずめ」という楽曲を受け取った時、すんなりと自分がどう歌いたいの かイメージが湧いてきました。その感覚に頼り、本番レコーディングでは、音と言葉が一番響くようにのびのびと自 分らしく歌うことが出来たように思います。 予告映像から流れる自分の歌を初めて聴いた時は、今まで味わったことない震えを感じました。RADWIMPS さん の、繊細で耳に残るメロディと新海監督の美しく心動かす世界観の一部になれたことをとても嬉しく思います。
加えて、今回の発表に関して監督・新海誠からのコメントも到着している。
■新海誠監督 コメント
新海誠
『すずめの戸締まり』の脚本の第1稿を書き上げた後、迷わずすぐに洋次郎さんに送りました。過去二作とははっ きりと違う音楽が必要になる映画だと思いましたし、今までよりもずっと鮮烈な音楽体験を観客に与えたかったので す。そのための方法を一緒に探してくれるのは、やはり RADWIMPS だと思いました。
二年以上の制作期間中に、十明さんの無二の歌声と出会い、どこまでも頼もしい陣内さんと出会いました。二人と も、映画の形をさらに大きく変えてくれました。音楽体験と呼ぶにふさわしいものを、劇場で体感していただけると 確信しています。どうか楽しみにしていただけますように。
次々に情報が公開されている本作、上映が待ち遠しい。

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