クラウス・マケラ&パリ管弦楽団、今
シーズン開幕 10月には待望の来日

2022年秋、クラシック界注目の来日となるクラウス・マケラ指揮、パリ管弦楽団の今シーズンのオープニング・コンサートが、現地9月8日、フランス、パリのフィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ・ホールで行われた。
クラウス・マケラ
パリ管弦楽団 (c)William_Beaucardet
プログラムは、2曲の世界初演作を含む冒険的な構成。マケラと同朋フィンランドを代表する現代作曲家カイヤ・サーリアホの2005年作「小惑星4179:トータティス」で幕を開け、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストゥラはかく語りき」、ジミー・ロペス・ベリードの新作「アイノ」、パスカル・デュサパンの新作「A Linea」、そして、スクリャービンの「法悦の詩」で締めくくられた。
カーテンコールではスタンディング・オベーション、「ブラボー」が飛び交い、今後への期待を募らせる今シーズンの開幕となった。
なお、クラウス・マケラ、パリ管弦楽団の来日を記念して、このオープニング・コンサートの模様は、medici.tv JAPANにて、現在特別に無料視聴が可能となっている。さらに、この公演のほか、ベルクとマーラーに臨んだ2021年のコンサートや2020年にロックダウン以降初めて再開された本拠地パリでの貴重なコンサートなども来日記念特集として無料公開中だ。
世界が注目する新進気鋭の指揮者・マケラと名門パリ管は、10月15日より東京、名古屋、大阪、岡山にて全6公演を予定。ドビュッシー、ラヴェルにストラヴィンスキーと勝負曲を携えての来日が待ち遠しい。

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