ClariS 切り開いた未来の先に見える
ものは?「ALIVE」「Masquerade」両
楽曲に込めた思いを語る

 鮮やかなメタモルフォーゼを繰り返しながら、クララとカレンは2022年の夏を全速力で駆け抜ける。ClariSの2か月連続シングルリリース、第一弾「ALIVE」(アニメ『リコリス・リコイル』オープニングテーマ)はかつてないほど激しく情熱的な疾走感みなぎるポップチューンで、第二弾「Masquerade」(アニメ『シャドーハウス 2nd Season』エンディングテーマ)は謎めいた異国情緒とゴシックなムードをたたえた魅惑の1曲。仮面を外して新しく広い世界を開拓中、挑戦と前進を続ける二人の本音を探ってみた。

――春にアルバムが出たばかりだと思ったら、この夏は2か月連続シングルリリース、そして2年半ぶりの有観客ライブも開催しました。すごい勢いで飛ばしてますね。
カレン:そうなんですよ。
クララ:今年はフルスピードで。
――頼もしいです。しかもシングル2曲はまったく曲調も違って、カップリングも個性あふれるいい曲揃い。順番に聞いていきますね。まず8月に出た「ALIVE」は、この夏一番跳ねたアニメと言ってもいい『リコリス・リコイル』のオープニング曲になりました。
クララ:私たちも見ていてすごく面白いです。でも日常のかわいらしい部分もありつつ、戦闘シーンもあるアニメの曲を私たちが担当するという印象を、あまりみなさんは持たれていなかったんじゃないかな?と思うんですね。今までの雰囲気で言うと。
カレン:可愛い系とかね。
クララ:まどマギみたいに、ファンタジーな世界観が含まれている作品が多かったので。そういった意味で、こんな素敵なアニメにタイアップさせていただけてうれしいですし、楽曲としても挑戦できたので、本当にありがたいなと感じてます。
――確かに、「ALIVE」は今までのClariSにはあまりなかったような、スピード感と激しさと情熱を全面に感じさせる曲ですよね。どんな気持ちで歌ってますか。
カレン:リコリコは女の子二人が軸になって進んでいくお話で、私たちも二人組ですし、二人の絆や思いを大事にしつつ、それぞれの思いをぶつけられる楽曲になったらいいなと思っていました。ただ戦うだけじゃなく、それぞれ使命感を持って進んでいくお話なので、そこを考えつつ、用意されたレールの上じゃなくて自分で新しい道を切り拓くぞという強い意志をこの楽曲から感じたので、気持ちだけじゃなくて、声量だったり、声の出し方も工夫しながら歌いました。
――これは相当にパワーが必要な曲ですよね。
クララ:そうなんですよ。
カレン:(レコーディングで)1回歌うたびにふーっと息を抜かないといけないぐらい、全身を使って歌いました。
クララ:アップテンポで疾走感があって力強い楽曲というのは、私はどちらかというと得意ではなくて。最初に受け取った時は、これを私が歌えるかな?ってドキドキした気持ちがあって、カレンが言ったみたいに、レコーディングまでに声量や声の出し方を根本のところから見直して、いい意味で「ClariSっぽくないね」と言ってもらえるような楽曲にできたらいいなと思って、力強さや声の太さを意識して歌いました。でも本当に体力を使うレコーディングで、今までに感じたことのない疲労感を感じました(笑)。
カレン:ライブとも違うよね。
クララ:そうなんですよ。体がこわばるぐらいに力を入れて歌いました。
――力強さと激しさが、アニメの世界観に合ってるなと思います。ある意味、アニメに引き出された内なる力という感じもします。
カレン:そうですね。オリジナルアニメなので、展開がまだわからない部分があるんですね。そこもすごくワクワクしながら、リコリコファンのみなさんと同じ気持ちでアニメを見てます。
――ああそうか、ストーリーの結末を知っていて曲を作ったわけではないんですね。
カレン:そうなんですよ。
クララ:もしかしたらどこかで、(アニメと楽曲が)ものすごく合致する回が生まれるのかな?とか。
カレン:この子のことを歌ってるのかな?とか、明確な何かが出てくるかもしれない。
クララ:それも楽しみの一つです。
――ファンはすごくうれしいですよ、同じ気持ちで見ていると思うだけで。あと、これってよく聞かれると思いますけど、二人は主人公の錦木千束と井ノ上たきなと、どっちのタイプに似てると思います?
クララ:それがけっこう難しくて、二人の持ってるどこかが…。
カレン:どこかを抜き合わせた子が千束で、またどこかを抜き合わせた子がたきなで。
クララ:どっちがどっちというよりは、ここは共感できるという部分が分かれてる気がします。千束ちゃんのはっちゃけた感じはカレンっぽいなと思うんですけど、私がたきなちゃんほど凛としているか?というと、そこまでじゃないと思うし。
カレン:千束ちゃんの視野の広い部分をクララが持っていたりとか。ミックスですね。
――ClariSの新たな挑戦がここに。そしてカップリングも要チェック。かっこいいエレクトロポップの「ループ」は、作詞がClariSです。
クララ:これは二人で一から組み立てていきました。
カレン:女の子独特の感情だと思うんですけど、一度負のループに入ってしまうとなかなか抜け出せなくて、それを何かのせいにして責任逃れをしたくなったり、でもちょっとしたきっかけで今度はいいループに入れたり、それって感情論だけでは言いきれない部分があるので。ファンタジックな要素も入れて、直接的ではない言葉で描けたらと思って書いた歌詞です。
クララ:後半に行くにつれてどんどんいいループに入って行って、聴いてくださる方が、憂鬱な気持ちからだんだん前向きな気持ちになっていけるような歌詞を書きたいと思ってました。
カレン:何かが変わったんじゃなくて自分が変わったんだよ、ということを伝えたかったんですよ。
クララ:楽曲もすごくキャッチーなので、“魔法かけて!”とか、耳に残る言葉を選んで作って行きました。
――そこは二人で書く強みもあるんじゃないですかね。
クララ:そうですね。お互いにもともとの性格や視点が違うので、違うところから出てきた言葉が一緒になるのがすごくいいなと思います。
――そしてもう1曲、しっとりせつないバラードの「忘れてもいいよ」。
クララ:夏にぴったりの曲だと思います。今までもたくさん書いてくださった丸山真由子さんの曲で、以前に「花火」という夏の楽曲もあったんですけど、また一歩成長した、夏のせつない楽曲になったんじゃないかなと思います。「忘れてもいいよ」って…。
カレン:あなたは忘れてもいいけど私は忘れないよ、という気持ちを感じるところがね。
クララ:そう。ただせつない感情を伝えるよりも、「忘れてもいいよ」という言葉で伝えているところがよりせつなく感じられるなと思います。
カレン:女性特有だよね。本音とは逆のことを言っちゃう。この曲にはぐっと心をつかまれます。
――という、それぞれに個性の際立つ3曲収録のCDシングル。しかもゴスロリちっくなアートワークもすごくかっこいい。
クララ:ミュージックビデオも、今までとはまったく違った雰囲気になっています。私たちは新曲で、素顔でミュージックビデオを撮るのが初めてだったので、楽曲自体も挑戦だったんですけど、ミュージックビデオやビジュアル面でもかっこよさが伝わる衣装だったり、今までは白を基調としたふわふわした女の子らしいものが多かったので、見た目からも「えー、ClariSなのこれ?」って思っていただけるような感じに仕上がったと思います。
カレン:ミュージックビデオには、ダンスだけじゃなくてドラマちっくなシーンがあったり、感動的な要素も含まれていて、かっこいい表情とか、顔を作るというのも新しい挑戦でした。今までは体を使って表現していたものが、目や口元で伝えていけるようになったので、そこもすごく大きな一歩かなと思います。
――そうですよね。あらためて、素顔を出して活動することに、もう違和感みたいなものはなくなりました?
カレン:やっている時に違和感はないんですけど、ミュージックビデオとかを自分たちで見た時に、不思議な気持ちにはなります。
クララ:だいぶ慣れてきましたけどね。10周年の配信ライブ(2020年10月)を機に仮面を外したんですけど、仮面を外すことでいろんなジャンルに挑戦していけるんじゃないかな?と思っているので。「ALIVE」はこれからもどんどん挑戦を続けて行く一歩になったと思うので、自分たちもこの楽曲に成長させてもらったなと思っています。
――挑戦と言えば、9月14日リリースの最新曲「Masquerade」も大きな挑戦じゃないですか。
カレン:そうなんです。
次ページでは「Masquerade」に関してじっくりお聞きします!

ClariS
――では「Masquerade」の話に移りましょう。これはアニメ『シャドーハウス 2nd Season』エンディングテーマ。「ALIVE」が使われた『リコリス・リコイル』とはまた全然違って、可愛らしさと不気味さが合体したすごく独特な世界観のアニメですよね。

クララ:ダークファンタジーというんですかね。キャラクターのデザインはすごく可愛くて、見ていてほっこりする部分もあるんですけど、その裏でいろんなものが動いている感じがちょっと気持ち悪いというか、どう展開していくんだろう?ってドキドキしながら見ています。
カレン:キャラクターたちにとってはそこがユートピアなんですけど、俯瞰して見た時に孤独や寂しさを感じる内容で、いい感じの気持ち悪さもありつつ、世界観がしっかり作られているアニメなので、毎回見逃せないぐらい引き込まれます。しかも「シャドー」と「顔」という二面性を持った設定が、私たちとちょっとリンクするのかな?と思うんですね。仮面をつけていた頃の自分たちと、外してからの自分たちと。そこを指摘してくださるファンの方もいて、「ClariSに通じるものがある」ということで、ハマることができたのかなと思います。
クララ:「Masquerade」を聴いて、そんなところをみなさんにも感じてもらえたらうれしいなと思います。
――「Masquerade」の作詞はClariS名義です。これはどんなふうに?
クララ:ワルツのリズムも、こういった楽曲の雰囲気も初めてだったので、難しい部分もあったんですけど、アニメを見たり原作を読んだりする中で、意外とスッと落とし込めた部分があります。一期のオープニングのインスト楽曲に歌詞が付いたというイメージが最初にあったので、アニメの世界観に入り込めば行けるんじゃないか、ということは感じました。
カレン:入り込むまでは早かったんですけど、歌を伝える時って、言葉数が多い方がいろんな感情を伝えられるじゃないですか。「Masquerade」は限られた字数の中で、アニメの世界観や私たちが伝えたいことを入れなきゃいけないので、苦戦したところはあったんですけど、私たちの中で明確に「この子について書きたい」というものがあったので、それを歌詞に落とし込むことができたのかなと思います。
――「この子」というのは、具体的には?
カレン:「星付き」のリーダーのバーバラという子をモチーフにしています。
クララ:エンディングテーマの映像も、バーバラとバービーと、それに関するキャラクターが出てくるので、その子の感情や思いを漫画やアニメから拾いながら書いていきました。
カレン:二人でワードを持ち寄ったものを、組み立てていく形でした。バーバラをどういう視点で見るのか?が二人とも違っていたので、一度別々に書いて、組み立てていきました。
クララ:ゴシックな言葉というか、普通の歌詞で使わないようなものを最初にバーッと出して…。
カレン:こういうのは入れたいよね、って。
クララ:ハマりそうなものを選びながら書いていきました。
カレン:これはサビに入れたほうがインパクトがあるよねとか、淡々と歌うBメロに入れたほうがいいよねとか、言葉の順番もかなり意識しました。
――薔薇とか鏡とか、月影とか追憶とか、イマジネーションをくすぐるワードが多いですよね。作品の世界観に寄り添った、ダークファンタジー感がよく出ていると思います。ちなみに『シャドーハウス』の主人公もエミリコとケイトという対照的な二人ですけど、どっちがどっちに似ている…という質問は不穏だからやめましょうか(笑)。さすがに、「シャドー」に似ているというのも変かなあと思うので。
カレン:いえいえ(笑)。どっちかというと、私がエミリコでクララがケイト?
クララ:えー! 私、ケイトかな。
カレン:冷静沈着なところと、気持ちがぐっと入ったらまっすぐになるところが。エミリコはすごく天真爛漫で、猪突猛進なところがあるので、そこをケイトが冷静に抑えてくれる。
クララ:確かに、そのバランス感はちょっと似てるかもしれない。(カレンが)先に進んでくれるから見つけられるものもあるし、(私が)俯瞰して見れるところもあるから。
カレン:私が進めるのは、(クララという)軸があるから。あとから支えてくる人が絶対にいるという信頼を置けるから進んで行ける。そこのバランスはけっこう似てるかもしれない。
クララ:二人で一つ、じゃないけど。
――それ、わかる気がします。たまたま今回は『リコリス・リコイル』も『シャドーハウス』も、まったく世界観は違うけれど、女子二人のいわゆるバディものという感じがあって。そこがClariSにハマってるなという感じはします。
カレン:そうですね。私は見た目に反して臆病なところもあるんですけど、クララがいると一気に自信が出てきたり、心配事がなくなったりするので。
クララ:(カレンは)意外と緊張しいで、借りてきた猫みたいになる部分も知ってるんですけど、一緒にいる中でどんどん変わっていってるし、一緒にいるからできる部分はお互いにあるんじゃないかな。
――フォワードとバックアップは一心同体。このCDシングルの3曲にはどことなく共通点があって、そういう二人の絶妙なバランス感の上で、ダークであやしい感じとファンタジックでせつない感じと、両方が備わっている気がします。カップリング「Sweet Holic」はどうですか。
クララ:これはハロウィンをテーマにした楽曲で、今までそういうものがあまりなかったので…。
カレン:年間行事みたいな(笑)。
クララ:そういった意味で新しい挑戦ですね。この曲はSEから始まるんですけど、今まで私たちはストーリー性のあるライブをしてきて、ストーリーに沿ってSEを入れながら曲に入っていくというところで、ファンの方にはなじんでいる楽曲に仕上がっていると思います。セリフも入っていますし、ライブを思い出させてくれるような感じになっています。
カレン:すごくキャッチーだし、感情がお菓子で表されているのも可愛いなと思ってます。以前にジャケットがスイーツだったりしたこともありましたし、ファンの方の心をつかめる曲になったんじゃないかなと思います。
クララ:歌い方は大人の部分も出しているんですけど、歌詞はすごく可愛らしくて、ClariSとして一つの世界観を作る上でぴったりの楽曲になっています。“仮面を外して”という言葉も出てきますし、いろんなところでClariSらしさが散りばめられていて、歌っていてとても楽しいです。
――最初にバタン!とドアが閉まる音が、ClariSの世界からもう逃げられないよというメッセージのようで、怖いけどかっこいいです。そしてもう1曲の「It’ s showtime!」もすごく個性的で、ジプシージャズというのか、スウィングする曲調がすごく新鮮。
クララ:今まではあまりなかった雰囲気の楽曲ですね。最初に聴いた時に「絶対ライブで歌いたい!」と思ったので、レコーディングもテンション上がりながら歌ってました。
カレン:届ける歌というよりは、みんなと一緒に作り上げる歌という印象をすごく受けたので。ライブでは非日常、非現実を届けたいという思いがあるので、すごくぴったりな楽曲だと思います。
――まさにショータイムの始まり、ライブチューンですね。大きな流れで言うと、4月に出たアルバム『Parfaitone』からすでに新たな挑戦が始まっていて、曲調の幅も歌い方の表現もぐっと広がったという感じを持っているんですね。その延長線上に今回の「ALIVE」も「Masquerade」もあるんじゃないかなと思います。
クララ:そうですね。「ALIVE」は特に大きな挑戦かなと感じているんですけど、そこで一つ殻を破ったことによって、もっといろんな道ができたというか、その流れの中での「Masquerade」だと思います。「Masquerade」はすごく世界観のある楽曲で、1枚のシングルとしての統一感も合わせて、1曲1曲の世界観が強めの楽曲に仕上がりました。今までは、アルバムの時もそうなんですけど、同じ作家さんの楽曲が多かったというか、いいなと思う楽曲が同じ方だったということもあるんですけど、そこからもっと幅を広げようという話になって、今まで書いてくださったことがないような、私たちのジャンルを書かないような方にもたくさん曲を出していただいて、そこからどんどん広がっていったのかなと思います。
カレン:今までは、私たちに寄せて書いてくださっていたものが、作家さんの色をどんどん加えて書いてくださるようになったりとか。きっとそれって、私たちが10年間かけて作って来た軸があるから、広げていけているものだと思うので、これからもどんどんいろんなことに挑戦して、どんなClariSも私たちらしいよねと言ってもらえるような二人でい続けたいなと思っています。
――素晴らしい。うまく締まりました。
カレン:えー、まだ締めないでください(笑)。
――じゃあ、もうちょっと続けますね(笑)。ミュージックビデオの話もしたいので。「Masquerade」のミュージックビデオの見どころは、どんなところですか。
クララ:楽曲やタイトルのイメージから、ダンスシーンは舞踏会をイメージして撮っていて、仮面や薔薇も出てきますし、歌詞の中からいろんなワードを拾って映像にしているので。楽曲と歌詞と、アニメともすごくリンクする部分があると思っているので、そこを楽しんでほしいと思います。
カレン:ドール感のある動きをしたりとか。
クララ:操り人形みたいな。
カレン:「ALIVE」では、目で感情を伝えることを意識したんですけど、「Masquerade」は逆に目から光を抜くイメージって言うんですかね。目ってすごく感情が伝わるパーツで、私、特にコロナ禍になってから目で人の表情を敏感に感じるようになったんですよ。それってレンズ越しでも伝わるのかなと思ったし、人形って命が宿っているわけではないので、生気のない感じを目で伝えられたらと思って、そういう演技も頑張りました。そこも注目して見てほしいです。
クララ:今思ったんですけど、今回「ALIVE」と「Masquerade」のMVを作らせていただいて、どっちもほぼ笑うシーンがないっていう。
――ああー。確かにそうです。
クララ:「ALIVE」で、二人が最後に出会うシーンでちょっと微笑んでいるんですけど、2曲とも今までもClariSにはなかった、笑顔のないかっこいい部分と、ドール感だったり、人ではない表情だったり、どっちも今までとは違うClariSをお見せしているので、この2曲を対比して楽しんでいただきたいと思います。
カレン:2曲のMVを見て、私たちが笑ってないと寂しいというコメントももらったんですけど、逆に「よし!」と思って、やりたかったことができたんだと思いました。
クララ:ちゃんと意図が伝わったというか。「Masquerade」のほうは仮面をしているシーンもあるので、今までのClariS感が残ってはいるんですけど、その中でもまた180度ぐらい違う私たちをお見せできたんじゃないかな?と思うので。今までのMVやライブでの姿を思い返しながら、比べて見てもらえたら面白いんじゃないかなと感じてます。
カレン:「ALIVE」にはディストピアを切り裂いて未来に向かっていくというテーマがあって、「Masquerade」は一見ユートピアだけどその内側に孤独や寂しさを抱えているという、両極端なテーマがあるので。そういう部分を楽曲でもMVでもみなさんに感じていただけたらと思います。
――まったく別の世界観が、ClariSを通じて一つに重なる。すごい偶然というか、必然というか。
クララ:偶然なんですけど、面白いですよね。この2曲を出したことによって、その次がまた楽しみになったというか、「次は何に挑戦しよう」というワクワク感を今から感じているので。次は笑顔の私たちをお見せできるのか…(笑)。
カレン:挑戦して広げていくのか、挑戦した上で原点に戻った時に何かが変わっているのか。私たちもすごく気になりますね。
インタビュー・文=宮本英夫

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