中村獅童＆初音ミクが出演する『超歌
舞伎2022 Powered by NTT』　大千穐
楽の生配信＆世界へ向けたディレイ配
信が決定

2022年8月4日より約2カ月にわたり、福岡・博多座、愛知・御園座、東京・新橋演舞場、京都・南座で上演している、歌舞伎俳優 中村獅童とバーチャル・シンガー初音ミク共演による『超歌舞伎2022 Powered by NTT』。この度、全国4都市公演ツアーの大千穐楽公演を、オンラインにて国内生配信することが発表された。また10月5日（水）からは、英語字幕付きの海外向けディレイ配信を実施する。

【超歌舞伎2022 Powered by NTT】オフィシャル・トレーラー

2016（平成28）年「ニコニコ超会議」における誕生から7年目を迎え、「超歌舞伎」としては初となる全国4都市でのツアー公演を実施している『超歌舞伎2022 Powered by NTT』。当地初お目見得となった、博多、名古屋、東京では、劇場に集まった多くの人々がペンライトの光で客席を包み、出演者と観客が一体となる、「超歌舞伎」ならではの熱狂的な舞台が繰り広げられた。そして9月8日には、ツアー最後の地である京都・南座での公演が開幕し、ラストスパートに向け、さらなる盛り上がりを見せている。

今回、ツアーの大千穐楽となる、9月25日（日）15時30分開演の公演を、国内生配信する。歌舞伎発祥の地・京都に建ち、400年以上の歴史を紡ぐ南座から、『超歌舞伎2022 Powered by NTT』の熱狂の舞台を、ニコニコ生放送を通じて、全国へ届ける。また、生配信終了後から10月2日（日）まで、アーカイブ視聴も可能。

「超歌舞伎」は、日本の伝統文化である歌舞伎と、日本の最新テクノロジーが融合した新たな歌舞伎として、「ニコニコ超会議」での初上演以来、歌舞伎の配信公演の先駆けとして日本国内多くの方々に楽しんでもらい、昨年は、「超歌舞伎」としては初の海外配信を、世界11カ国に向けて実施した。2022年は、海外の方にも、楽しんでもらうべく、『永遠花誉功』映像に英語字幕を施し、10月５日（水）からの1週間、昨年よりも視聴可能エリアを拡大し、世界各国（詳細は概要参照）への配信を行う。

配信作品

一、『超歌舞伎のみかた』※国内配信のみ

「超歌舞伎のみかた」左より、澤村國矢、獅童ツイン、中村蝶紫

歌舞伎俳優 中村蝶紫、澤村國矢のナビゲートによる、超歌舞伎の楽しみ方と魅力を案内する一幕。今年は、NTTが研究開発を進める最新技術によって生み出された「獅童ツイン」も登場し挨拶を行う。

二、『萬代春歌舞伎踊（つきせぬはるかぶきおどり）』※国内配信のみ

『萬代春歌舞伎踊』前列左より、澤村國矢、中村獅童、中村蝶紫

真柴結城少将秀康（中村獅童）の招きで、出雲のお国（初音ミク）の一座が伏見城にやって来る。お国たちが評判の歌舞伎踊りを披露すると、続いて秀康が国土安穏の舞を華麗に踊ってみせる、長唄の舞踊作品。

三、『永遠花誉功（とわのはなほまれのいさおし』※国内／世界配信

口上　左より、初音ミク、中村獅童

幕間を挟み、中村獅童と初音ミクによる口上に続いて披露されるのが、大化の改新のきっかけとなった乙巳の変における蘇我入鹿討伐を題材とした歌舞伎の作品と、初音ミクの代表曲のひとつ「初音ミクの消失」の世界観をもとに書き下ろされた、超歌舞伎の最新作『永遠花誉功』。

中村獅童演じる金輪五郎今国と、澤村國矢演じる蘇我入鹿による大詰めの立廻り、青龍の力を借りた入鹿の逆襲や、五郎を助けに鎌を届ける白狐の眷属のNTT超高臨場感通信技術「Kirari!」のリアルタイム被写体抽出技術を使った「分身の術」など、デジタル技術も余すことなく使われた迫力あふれる場面が続く。

『永遠花誉功』手前より、金輪五郎今国＝中村獅童、太宰少弐息女苧環姫＝初音ミク

また、初音ミク勤める苧環姫の思いを胸に、五郎がお客さまに「数多の人の言の葉と緑の色の灯を」と呼びかける場面では、生配信を視聴される方にも、配信画面への書き込みで演出に参加が可能。「超歌舞伎」ならではの趣向がこらされた作品となっている。