小泉今日子、小林聡美ら出演の『阿修
羅のごとく』が開幕 木野花や出演者
よりコメント&舞台写真が到着
合言葉は「小劇場のごとく」。稽古が進むにつれ、やはり今回はベストキャストだという確信が湧いてきて励みになりました。頼もしいスタッフに助けられ、美術、照明、音学総動員で、演劇ならではの『阿修羅のごとく』が出来そうだと、喜ぶ間もなくもう初日なんですね。あっという間でした。どうか皆さまも、あっという間の『阿修羅のごとく』を楽しんで頂けたら幸いです。
木野花さんの演出のもと、濃密な稽古を重ねた日々。健全な精神状態を維持しながら学生時代の部活を思い出させる疲労感は爽快でもありました。関わるキャスト、スタッフの意見をちゃんと聞き、良いところは取り入れてくれる演出家とプロデューサー!
真摯に、でも楽しみながら役に取り組む俳優陣!素敵な夏の日々でした。そして、私たちの、私たちにしか出来ない『阿修羅のごとく』を作り上げたと思ってます。どうぞお楽しみに!
それぞれの役者が、それぞれの修羅場をかかえつつも、『阿修羅のごとく』は喜劇だった? と思えるほど、笑った稽古場でした。
小泉さんの可憐さと度胸、安藤さんの聖と俗、夏帆さんのど根性と純情、岩井さんの葡萄と肉体改造、山崎さんの柔軟な宇宙。
そして木野さんの演劇魂! もう、私の頭は爆発だ! そんな我々のおりなす家族の修羅場を、東西南北から眺め、たんと楽しんでいだだけたら嬉しいです。
脚本が書かれた時代が、セリフではっきりと浮かび上がる、昭和の後半、東京。
でもなぜだか言葉遣いに違和感がなく、セリフを発するのが心地よいと感じていました。
その時代における男女の価値観を話し合ったり、細かく返し稽古を重ねて、私も三女滝子を見つけることができた、と言いたいところですが…どうかな。
臨場感と熱量がいっぱいの、舞台『阿修羅のごとく』楽しみになさってください。
1ヶ月の稽古期間で、心も身体もどんどん鍛えられ、稽古前の自分と比べると、なんだかとても強くなれた気がしています。
大試合に向けて、木野さんのパワフルな演出を受けながら、お姉さまたちになんとか食らいつこうと必死に走ってきました。
なんにしても、この4姉妹はとても強いです。
その強さに飲み込まれぬよう、日々体当たりでぶつかっていきたいと思っております。がんばります!
『阿修羅のごとく』、いよいよ本番です。引きこもりから「俳優になりたい」とスタートし、何十年か経ち、こうして「生まれながらに俳優」な人たちと過ごさせてもらえる時間は、本当に幸福なものでした。木野さんの演出も、ものすごく知的なのに感情と野性に溢れていて、それでいてやって実際見せてもらうと毎回、稽古場が笑いに包まれました。稽古場で笑っていた時間はもちろん、一転して木野さんや小泉さん、山崎さんが場面場面に考察したことを聞き、静かにみんなで考えていた時間、「もっとやりすぎてみて」って言われてやりすぎた小林さんをみんなでみていた時間、木野さんが笑い方を教えようと近づき、夏帆ちゃんはコロナを気にして距離をとっているうちに、「はっはっはー!」言いながら二人で舞台の周りを半周ぐらい歩いていた時間、安藤さんが木野さんのやってみせた通りに演じて怒られていた時間、そういった豊かな時間の数々が、舞台上に上手く乗り切ることを祈っております。
我々も楽しみますので、ぜひ皆様にも、お楽しみいただければと思います。
早替わりを含めて衣装替えが十数回!
いや〜、何十年ぶりでしょうこんな舞台! 笑
老体に鞭打って頑張るのみです!
どうぞ、袖で着替える役者の格闘も、想像して楽しんでみて下さい! 笑
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