【Peaky P-key インタビュー】
メンバーの誰かひとりでも欠けたら、
ピキピキではなくなってしまう
何が起きたとしても
メンバーがきっと助けてくれる
ところで私事ながら、ピキピキのライヴを前情報なしで初めて観た際、一発でユニット名を覚えたことがとても印象的に残っているんですよね。これほどにユニット名を楽曲で連呼するアーティストもなかなかいないので(笑)。
小泉
そうですよね(笑)。「最頂点Peaky&Peaky!!」とか、いよいよタイトルにまで“Peaky”が進出してきて。
倉知
確かに! 何かと“Peaky!”って名乗っている気がする。
高木
明確な理由は抜きにして、きっと“Peaky”って叫びたいんだろうね。でも、私たちのことをこれから知るリスナーさんが多い夏フェスとかで役に立つかも!? 嫌でも名前を覚えてくれるよ(笑)。
ラッパーなどは曲中で自分の名前を繰り返し提示しますよね。
高木
“俺らが一番だぜ”精神が、私たちにも根づいているのかな?
そんなみなさんが纏う王者、あるいはカリスマとしての雰囲気は、いったいどこから生まれるものなのでしょうか? それぞれの意識づけやインスピレーションの原点となっているものが気になります。
小泉
私自身、楽曲やキャラクターに助けられている節が強いから、そこなのかもしれない。小泉萌香ではなく私が演じる笹子・ジェニファー・由香ちゃん。彼女がピキピキの中でどう振る舞うのかを考えて動いています。
高木
振る舞いに余裕があることが大切だよね。もちろん全力投球で必死にパフォーマンスをしていれば、観ている方も応援したくなってくれると思うのですが、私たちが表現する王者らしさには、やはり心に余裕がないといけないなと。
愛美
そうだよね。その上でメンバーごとの役割分担が明確に決まっているから、ひとりひとりの個性が出やすいのかも。例えば絵空と由香が踊っていたら、山手響子は逆に動かないでスッと立っていたほうが客席からはカリスマ的な存在感を放って見えるだろうし、パフォーマーのふたりの華やかさもさらに引き立つよね。私はよく、みんなのダンスやDJを横目に“うちのメンバー、カッコええやろ?”って心の中で勝手にキメてるよ(笑)。
高木
キャラクターはもちろん、このメンバー全員が揃うから大丈夫だと思えるんだよね。
倉知
うん。何が起きたとしてもメンバーの誰かがきっと助けてくれる。だから、安心してステージに上がれるし、私たちらしい余裕のあるさまを表現できると思います。
今後、ピキピキはどのようなユニットに進化していくと想像していますか?
高木
作中のストーリーでまだ一度も敗北を経験していないので、私たちが何かに負ける時がくるのかが気になります。
愛美
でも、他ユニットの方向性を見て、私たちが何かを変えようとすることはないです。自分たちを顧みることはあってもスタンスは変わらない。その時にできるパフォーマンスの質を高めていくだけですね。
なるほど。最後にこれまでの楽曲も新曲も一気に楽しめるアルバムから、みなさんのお気に入りの楽曲を知りたいので、代表して高木さんと小泉さんに答えてもらえますか。
高木
私は「無敵☆moment」と「Ultimate Vista」ですかね。選びきれないけど!
小泉
いいね! 私は「強想シュプリーム」と「Keep it up」の2曲。“一番好き”とかはもう分からないよね。
おふたりの間でも楽曲が割れましたね。では、愛美さんと倉知さんにはピキピキ以外の『D4DJ』ユニットで好きな楽曲を教えてほしいです。
愛美
それで言うと、私は迷わず燐舞曲の「BLACK LOTUS」です! ライヴのたびにりほにゃん(加藤里保菜)さんのヴォーカルとしての潜在能力がどんどん解放されている気がしているのですが、この楽曲にはそれがとても表れていて。純粋にとても好きな曲で、初めて聴いた時の衝撃たるやもう。
倉知
私は一曲だけを選べないのですが、リリリリ(Lyrical Lily)ちゃんが大好きだから、リリリリちゃんの楽曲は全部好きかな。日本の“Kawaii”文化を、世界に発信できるユニットだと思っています。
それこそ、Lyrical Lilyは『SUMMER SONIC 2022』にも出演されるから、海外アーティストに見つかる可能性もありますよね。とはいえ、来年こそはみなさんのことも夏フェスのステージで観てみたいです。
倉知
(スタッフを見ながら)私たちも今からの出演は間に合いませんかね?
愛美
ふふふ。ところで、さっきまで他ユニットの話をしたけど、何と言ってもハピアラ(Happy Around!)ちゃんが『D4DJ』をここまで盛り上げてくれて。活動初期から番組をしていたし、『D4DJ D4 FES.』もノンストップでとんでもない曲数を披露していたのに、完璧なステージングだったから本当に感動しました。ハピアラちゃんのライヴって泣けるんですよね。本当にいろいろな部分で『D4DJ』を引っ張ってくれているから…だから、その…ご褒美に衣装とかをいっぱい作ってあげてほしいです(笑)。純粋に私がいろんなハピアラちゃんが見たいという欲望ですけど。
取材:一条皓太
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アルバム『Master Peace』2022年9月7日発売
ブシロードミュージック
- 【A ver.】(CD+Blu-ray)
- BRMM-10531
- ¥9,900(税込)
- 【B ver.】(CD)
- BRMM-10532
- ¥4,400(税込)
ピーキーピーキー:DJをテーマにしたメディアミックスプロジェクト『D4DJ』の劇中ユニット。略称は“ピキピキ”。メンバーは愛美(Vo&DJ/山手響子役)、高木美佑(DJ/犬寄しのぶ役)、小泉萌香(VJ&Cho/笹子・ジェニファー・由香役)、倉知玲鳳(Cho&Pf/清水絵空役)。陽葉学園中等部の時に結成したDJユニットでメンバーは全員実力派揃い。ユニット音楽プロデューサーは上松範康(Elements Garden)。2021年にシングル「最頂点Peaky&Peaky!!」をリリース。さらに、同年に2枚のシングルを発表した。その後も『D4DJ』のフェスに出演するなど精力的に活動を続け、22年9月に1stアルバム『Master Peace』を発売し、23年3月に自身初のワンマンライヴを開催する。Peaky P-key ブシロードミュージック アーティストページ
【試聴動画】
Peaky P-key 1st Album
「Master Peace」
【🚨緊急番組】
Peaky P-key 1st AL発売記念 特別対談