大阪から世界へ。TikTokフォロワー160万超えの「幻」がワンマン追加公演を開催。

大阪から世界へ。TikTokフォロワー160万超えの「幻」がワンマン追加公演を開催。

大阪から世界へ。TikTokフォロワー1
60万超えの「幻」がワンマン追加公演
を開催。

「幻ONE MAN LIVE2022 Go up -to the next-」at. 大阪[BIGCAT]
高田稜治、TatsuyA、SHU、SHOTA、井上 奨の5人からなる「幻」は、2021年の結成直後に[大阪城ホール]という大舞台を経験し、さらに日々チャレンジしているTikTokでのライブ配信や、本拠地[DEF MUSIC MALL](以下MALL)でのライブが注目を集め、TikTokのフォロワーはついに160万人を突破。今や世界中にフォロワーを有する人気グループだ。そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの5人は、2022年1月から月1のワンマン「幻LIVE2022 Go up」を半年に渡って敢行していたのだが、その最終公演(6月)で「ワンマンの追加公演決定」を発表。おおいにマボダチ(=幻のファン)を喜ばせた。当記事では、そんな追加公演の様子に迫る。
マボダチと駆け抜けた半年間の集大成。心身ともに進化を遂げた5人。
「ほぼ毎日[MALL]でライブしているんですけど、やっぱりワンマンに向けて一番準備してるし、見に来てくれたマボダチのみんなにも目一杯楽しんで欲しい」とワンマンへの特別な思い入れについて語っていた幻。全6回ともが衣装・小道具・振付・アドリブ・映像、そしてサプライズ的に披露する新曲など、マボダチを楽しませる工夫を施してきた。さらに舞台の演出や一部の振付を担当したVENOMのAIの指導のもと肉体改造にも着手。毎日水2Lを飲むのをノルマにしたり、全員が体脂肪率1桁を達成するというストイックな準備を経た。その甲斐あって、半年間でパフォーマンスやメンタルは、一回りも二回りも進化したのだった。そこからさらなるリハーサル期間を経ての今回の追加公演。期待が高まらない訳がない!SHUと井上 奨は「実は、[BIGCAT]は幻が初めてライブした会場なんです。今日は成長したところを見せたい!」と熱く語った。
これぞ幻!ヴァイブス全開の曲で幕を開ける。
ワンマン前半戦は、冒頭の『HANABI』から始まり、『Energy Boyz』『めっちゃヤバい』『move in on』『New World』などヴァイブス全開のアッパーな曲が続く。先述の通り、半年間でフィジカルもメンタルも鍛え上げられた5人は、どっしり体幹を感じさせる歌や踊りを披露。SHOTAの超絶技巧のダンス、井上 奨とSHUの芯のある歌声、そして高田 稜治とTatsuyAの卓越したラップなど、それぞれの個性をとことん楽しめる前半戦だった。そして今回は4名の女性ダンサーも登場(ワンマンでは初となるダンサーの参戦!)。いわゆるアーティストの後ろで踊る「バックダンサー」というよりも、幻に負けず劣らず力強くダイナミックなダンスを披露し、ステージに華を添えた。
初見のマボダチも「置いていかない!」数々の小道具や演出。
今回のワンマンは、過去の「幻LIVE2022 Go up」に参加したマボダチが大半だったが、「今日初めて来たっていう人も置いていかないから大丈夫!いろんな準備してきたから最後まで楽しんでな!」とにこやかに話すSHOTA。それを体現するように、中盤戦は、ラジカセや車、模擬刀といった小道具も交えながら『Go up』『Date』『刀』といったMVも人気な曲を披露。特に『刀』は背景のスクリーンに映る映像やステージを彩る照明も相まって渋い演出に。彼らのハイレベルな歌や踊りだけでなく、随所に飽きさせない工夫を散りばめるところも、幻ワンマンの醍醐味。特に今回は、冒頭登場したダンサーと高田 稜治がさながら恋人のようにペアダンスを披露したりと一際ムーディな演出に加え、幻の5人が筋肉質な上半身を露わにするなど大人な演出も続々。思わず悲鳴をあげるマボダチも!
もちろん古参のマボダチにも嬉しいサプライズ。新曲『no matter what』『It’s Time』といった新曲も惜しむことなく初披露。『It’s Time』はキャッチーながらシンクロ率の高いサビの振りが印象的。SHOTAは「Meloさんから初めてトラックを聴かせてもらった瞬間に自然に振りが浮かんだ!」と曲との相性の良さについても話した。
どこまでいっても「人懐っこさ」を感じさせる大阪のヒーロー。
井上 奨とTatsuyAの二人は、自分たちがコーディネートを担当した衣装についての説明のなかで、ついつい脱線。「俺らが喋ったら漫才みたいになるわ!(笑)」とツッコミを入れる場面も。そんな茶目っ気たっぷりなところも彼ららしさといえる。パフォーマンスが飛躍的に進化したり、フォロワーが爆発的に増えても、根幹の人懐っこさのようなところが変わらないところに安心感を覚える。
ワンマンのラストは、この日一番カラフルで派手な照明のなか『Ready Set Go』でフィナーレ…と思いきや、冒頭で披露した『HANABI』を再び。朝日放送「今ちゃんの実は…」の8月のエンディングテーマにも選ばれたこの曲はYoutubeの再生回数も35万回を数えるなど、一般層からも注目を集めている。最後の最後まで出し切ってワンマンの追加公演を終え、半年間+αの集大成を見せた。
幻は、結成からまだ1年数ヶ月しか経っていないし、まだメジャーデビューもしていない。にもかかわらずこれだけパフォーマンスを磨き、フォロワーを獲得しているところに凄まじい可能性を感じる。SHOTAはライブの最後に「絶対、幻で大阪城ホール行くんで、マボダチのみんなもついてきてください!」と頼もしいメッセージを残した。大阪から世界へ羽ばたく幻の活躍に、まだまだ酔いしれたい。
写真 : Hoshina Ogawa
文 : Seiji Horiguchi

アーティスト

UtaTen

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