【JUNNA インタビュー】
新しい私と今までの私、
どちらも楽しんでもらえる
シングルになった
この2曲だけでも
JUNNAの良さがきっと伝わる
そして、もう一曲の「革命のメロディ」は「曖昧な2人」でパワフルさを抑えたぶん、こちらで思いきり発揮していて。eijunさんの作詞作曲編曲ですが、どういう経緯でできた曲ですか?
eijunさんは1stアルバム『17才が美しいなんて、誰が言った。』(2018年10月発表)に収録されている「世界を蹴飛ばせ!」の作詞作曲編曲、前作のシングル表題曲「風の音さえ聞こえない」(2022年2月発表)の作詞をしてくださっていて、ライヴで命を削っている系の曲が歌いたいと考えた時に、“これはeijunさんに頼むしかない!”となって作っていただきました。「世界を蹴飛ばせ!」の時は一緒に制作をするのが初めてだったので、関係値がまだそれほど構築されてはいなかったんですけど、その後はライヴをたくさん観に来てくださっていて。MCで話している時、歌っている時、全部の場面を観て、私のライヴに対する想いをよく知ってくださった上で、私のことをイメージして書いてくださったんです。eijunさんから曲が送られてきて、この“革命のメロディ”というタイトルを見た瞬間、“うわっ、めっちゃいい!”と思って感動しました。それに、歌詞の中で私のライヴタイトルでもある“rock you”という言葉を使ってくださっていたり、《歌いたい ただ真っ直ぐに世界を変えるまで》という歌詞にはすごく共感できたし、心から“これを歌いたい!”と思いました。
まるでJUNNAさんのテーマ曲みたいだなと思いました。
確かにそうですね。ライヴをやっている時は、少なくとも目の前にいるお客さんの心を救ったり、背中を押したりしたいと思っていて。“歌で世界を変える”と言うと大袈裟かもしれないけど、誰かの世界を少しでも変えられていたら嬉しいと思って、ライヴをしたり、歌ったりしているので。そんな気持ちを汲み取って“革命のメロディ”というタイトルをつけ、作詞をしてくださったんだなと。だから、共感できる部分が本当にたくさんあって、私もこの曲を歌いながら背中を押されるというか、“頑張らなきゃ!”って思わせられます。
激しいロックチューンで、曲の展開もすごいですね。
本当にすごくて! 休む暇がないくらい一気に歌い上げていくような曲ですね。最初に聴いた時もカッコ良かったんですけど、私から“もっと命を削ってる感が欲しいです!”とお話をさせていただき、さらにブラッシュアップしていただきました。例えば2番のラップの部分はもともともう少しキーが高くて、低いキーだからこそ出せるニュアンスやカッコ良さがあると思って、あえて下げてもらいました。他にも《この道を突き進め》のあとの♪イエーイエーイエーと歌っているところは、最初はなかったんですけど入れてもらって。そこを叫びながら歌ったことで、自分の想いをより込めることができました。
レコーディングもかなりパワーを要したのでは?
何回も歌ったら死んでしまうと思ったので(笑)、最初に3回くらいと決めて臨みました。結局は3回じゃ終わらなかったですけど、それくらいの気持ちじゃないといい歌が録れないと思って、かなり気合いを入れて挑みました。私、普段はレコーディングの途中で休憩することはなくて、スタッフさんから“休憩する?”と言われても“大丈夫です”と言ってそのまま続けるんですね。でも、この時は“休んでもいいですか?”って初めて自分から休憩したいと言いました。
レコーディングも命を削るくらいの覚悟で臨んだと。
ヤバいと思いながらレコーディングしましたね。喉の疲れの限界ギリギリっていうのか、最後まで歌いきるのがすごく大変な曲なんです。最初に飛ばしすぎると最後まで持たないんですけど、ペース配分を考えるような曲でもないし。
eijunさんとは?
ミックスチェックの時にお会いすることができて、“こんなにカッコ良く歌ってくれてありがとう”と言ってくださり、私は私で“こんなにカッコ良い曲を書いてくださってありがとうございます”とお互い言い合っていました(笑)。
新たなチャレンジをした「曖昧な2人」と命を削った「革命のメロディ」。自分ではどんなシングルになったと思いますか?
真逆な2曲ですけど、新しい私と今までの私、どちらも楽しんでもらえるシングルになったと思います。「革命のメロディ」は今までの私の曲の中でも、かなり存在感のあるものが生まれました。この2曲だけでもJUNNAの良さがきっと伝わるんじゃないかと思います。たくさんの方に楽しんでもらえたら嬉しいですね。
そして、リリース後には初のホールツアー『JUNNA ROCK YOU HALL TOUR 2022 〜無限大×REVOLUTION〜』が控えていて。
ホールツアーは初めてなんですよ。ライヴハウスとは空気感がまったく違うだろうから、今までと同じパフォーマンスや歌い方のままでは届かない部分がたくさんあると思っています。自分の動きも会場が大きくなると小さく見えてしまうので、もっと大きく動かないといけないし、そういう部分をリハーサルでしっかり向き合って高めていけたらなと。
サブタイトルの“~無限大×REVOLUTION~”にはどんな意味が込められているのですか?
“REVOLUTION”は「革命のメロディ」からきていて、先ほどもお話したようにライヴで何かを変えたいという気持ちをいつも持っているので、それがタイトルからも伝わったらいいなと思ってつけました。“無限大”は単純に“REVOLUTION”の前につけるとカッコ良いんじゃないかと思って(笑)。でも、ただそれだけじゃなく、革命をし続けるという意味もあります。みんなが今まで経験したことのない、革命や進化を見せたいという想いで、こういうタイトルをつけました。無限に革命を起こし続けるつもりなので、今後を楽しみにしていてください!
取材:榑林史章
「曖昧な2人」(Short Edit Ver.)
Lyric Video
曖昧な2人
革命のメロディ
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