【Keisandeath インタビュー】
ステージでは毎回
“これが生きている
ってことか！”と思う
音楽をやるからには誰かの役に立ちたい
今回はライヴに向けたお話もおうかがいしたいのですが、Keisandeathの初ライヴはどんな感じだったのでしょう？
2017年11月で、その時もバンド編成でした。楽曲ごとにはテーマがあったけど、全体的に伝えたいことはまだ持てていなくて、ただ曲を届けることに無我夢中でしたね。『Do Nothing?』（2020年2月発表のアルバム）くらいからは自己満足じゃダメだと思うようになって、音楽をやるからには誰かの役に立ちたいと思うようになりました。前は悲しいことこそが美しいという感覚で嘆いている曲が多かったんですけど、だんだん励ますような曲になっていったのもそのくらいの時期からじゃないかな？
では、ライヴ中の気持ちにも変化があったんじゃないですか？
お客さんを味方だと思えるようになりました。前は不安すぎて“敵かもしれない…”って思っていたんです（笑）。今も緊張はしますけど、楽しめるようになったのでお客さんのことをお花だと思ってやっています。
よくジャガイモとかは聞きますけど、花？
ジャガイモに話しかけるのはなかなか想像しづらかったので、聴いてほしい人たちだからお花かなって。最近はバンド編成だけでなく、ソロでイベントにも出ているので、そこでも場数を踏んでより楽しめるようになってきた気がします。
アウェイな場所でライヴをしたら、またお客さんが敵に見えたりしませんか？
油断するとそうなっちゃうので気を引き締めています！ 誰も知らないところで歌うことでかなりメンタルが鍛えられていて、自分だけに視線が集まるとなると意識も変わるし、観せ方が違うぶん、一曲一曲をさらに練習するようになりました。ワンマンでも少し成長を感じてもらえるんじゃないかなと。
では、最後に9月3日のライヴに向けての意気込みをお願いします。
ライヴをやっている時が一番楽しくて、ステージでは毎回“これが生きているってことか！”と思います。最近は演出にも凝っていて、ライヴの空間では一曲一曲がその曲以上のものになるし、そこでしか得られない感動があると思うので、ぜひ観に来てもらいたいです！
取材：千々和香苗
