浪川大輔が「夜能」シリーズで、名刀
・小狐丸の誕生にまつわる物語「小鍛
冶」を朗読

2022年7月29(金)宝生能楽堂にて、脚本家・長田育恵が書き下ろした名刀・小狐丸の誕生にまつわる物語を、浪川大輔が語る、『夜能~語り部たちの夜~「小鍛冶」7月』が開催される。
本公演は、現代作家の脚本を用いた朗読と、能楽師たちの舞台で送る宝生会「夜能」シリーズ。朗読には人気の声優・俳優が語り部となって行い、雅楽の音色と共に能の世界へといざなってくれる。
長田育恵
7月は、能「小鍛冶」をテーマとした公演。朗読の脚本を勤めるのは、劇作家・長田育恵。多くの作品を手掛けており、近年はPARCO PRODUCE『ゲルニカ』、劇団四季ミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』などの舞台公演のほか、NHK『マンゴーの樹の下で ~ルソン島、戦火の約束~』『すぐ死ぬんだから』『流行感冒』『群青領域』『旅屋おかえり』のテレビドラマの脚本も執筆し活動の場を広げ、2023年度前期放送予定のNHK連続テレビ小説『らんまん』の脚本も担当する。夜能シリーズで脚本を手掛けるのは今回で6作品目となる。
(左から)川瀬隆士、浪川大輔
朗読でストーリーを掴んだ後に能を観ることで、より能の世界に没入できる本企画。読み手は浪川大輔、そして7月に能を勤めるのは若手能楽師・川瀬隆士。宝生流で常の型である赤頭で上演され、若々しい舞台が期待される。
能「小鍛冶」赤頭
また、「夜能」シリーズの特徴のひとつに、朗読中、雅楽による音楽演出がある。毎回貴重な楽器が登場するため、新たな音との邂逅も楽しめる。今回は中国琵琶が登場する。
【能「小鍛冶」あらすじ】
帝の霊夢によって剣を打つ事を命ぜられた三条小鍛冶宗近は、自分に比肩する程の相槌がいないことに困り、氏神である稲荷明神に詣でます。そこに現れた童子は、帝から宗近に勅諚があったことを既に知っており、名剣の謂われを語って宗近を励まし、剣を打つ台を用意して待て、必ず助力のために参上すると約束して去ります。宗近が待っていると稲荷明神が神狐となって現れ、協力して剣を打ち上げます。

夜能5月公演の様子(朗読:津田健次郎)
なお、本公演はストリーミング配信も行われる。津田健次郎が朗読を勤めた5月の公演のストリーミング配信は6月下旬より開始となる。詳細は公式サイトにて。

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