『お囃子プロジェクト×民謡』の開催
が決定 お囃子と民謡がコラボし進化
したステージをおくる 

2022年8月30日(火)紀尾井小ホール にて、『お囃子プロジェクト✕民謡』が開催されることがわかった。
「邦楽囃子の魅力を大勢の人に伝えたい!」そんな想いを込めて、2010年、邦楽囃子演奏家の望月秀幸と望月左太寿郎が始めたのが「お囃子プロジェクト」。お囃子エンターテインメントと称した音楽公演をメインの活動とし、「興味はあるけど敷居が高い」と思われがちな伝統芸能のイメージを払拭し、気軽に! 純粋に! 楽しんで頂ける内容を目指してを重ねてきた。
邦楽囃子は、祭りやあらゆる芸能を盛り立てる、大事な役割を担っている。その沢山あるお囃子の中でも、歌舞伎や日本舞踊など『伝統芸能』と言われる舞台で活躍するのが「邦楽囃子」。メインの楽器は4つ。締太鼓(しめだいこ)、大鼓(おおつづみ=大皮(おおかわ)、小鼓(こつづみ)、笛(ふえ)。これら4つの楽器を総称して四拍子(しびょうし)と言います。四拍子は舞台上で演奏することが多く、演目を賑やかに囃し立てる。歌舞伎の世界では舞台上で演奏するお囃子の事を「出囃子」(でばやし)とも呼ぶ。この他にも大太鼓や当たり鉦など、50種類近くの楽器を使い分ける。これらは通常舞台上では演奏せず、下手(舞台に向かって左側)にある黒御簾(くろみす)という小屋の中で演奏される。舞台の蔭で演奏する囃子という事で「蔭囃子」(かげばやし)と呼んでいる。
また、邦楽囃子は様々なルールがあり、演目の背景や場面、登場人物によって決められた演奏を行う。例えば亡霊が登場するときには「早笛」(はやふえ)と呼ばれる演奏をする。他にも喧嘩をする場面では祭囃子の演奏で舞台を盛り上げたり、山奥のこだまや雷の音など、効果音のような役割も果たす、マルチな活躍をするジャンルでもある。
「お囃子プロジェクト」では、太鼓の鋭い音、小鼓の低くて深い音色、大太鼓の稲妻のような激しい響き。すべての空気をひと吹きで変えてしまう能管や、優しいハーモニーの竹笛。音、リズム、演奏を余すところなく楽しめ、お囃子が奏でる古典音楽の世界に酔いしれることができる。また、邦楽器だけではなく、サックス、アコーディオン、ウッドベース、チューバ、ギター、韓国打楽器、ラテンパーカッションと、多種多様の素晴らしいプレーヤーをゲストに迎え、古典はもちろん、洋楽、ポップス、ジャズ、アジア、中東、演歌、民謡とジャンルを問わないさまざまな楽曲をおくる。
今回の公演でが挑戦するのは、日本文化のひとつである『民謡』とのコラボレーション。これまで様々な楽器をゲストに迎え公演をしてきた「お囃子プロジェクト」だが、そこに“唄”を加え、一段と進化したステージをおくる。しかし、ただ唄ったのでは面白くないという事で、民謡歌手に無理難題とも思える、Queen の「We will rock you」と黒田節をミックスさせて♪『黒田節ロックユー』、美空ひばりの「お祭りマンボ」と熊本県民謡「おてもやん」をミックスさせて♪『お祭りマンボやん』。さらにさらに恒例の『プロレス曲』まで唄う予定。
驚きと発見に満ちた80分を会場で体感しよう。

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