和山やま氏の人気コミックを映画化!

和山やま氏の人気コミックを映画化!

「カラオケ行こ!」山下敦弘×野木亜
紀子で実写映画化 中学生・岡聡実役
はオーディションで決定

和山やま氏の人気コミックを映画化!(c)2023「カラオケ行こ!」製作委員会 (c)和山やま/KADOKAWA 和山やま氏の人気コミック「カラオケ行こ!」の映画化が決定。監督は「リンダ リンダ リンダ」「オーバー・フェンス」などで知られる山下敦弘、脚本はドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「逃げるは恥だが役に立つ」、映画「罪の声」「犬王」といった話題作を手掛けてきた野木亜紀子が担当。2023年の公開を予定している。
 1995年生まれ、沖縄県出身の和山氏は、2019年8月に刊行した「夢中さ、きみに。」が、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。たった3年で発表したすべての作品が主要漫画賞受賞するなど、輝かしい功績を積み上げてきた。原作「カラオケ行こ!」は、「このマンガがすごい!2021」オンナ編第5位、「マンガ大賞2021」第3位を始め、マンガ賞に続々ランクイン。累計発行部数50万を突破している。
 合唱部部長の岡聡実(おか・さとみ)は、ヤクザの成田狂児(なりた・きょうじ)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲は、X JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしかふたりの間には奇妙な友情が芽生えていく。
 なお、中学生の岡聡実役は、新たなスターをみつけるべく、オーディションで決定することに。応募期間は、6月13日~7月15日。応募資格は、満12歳~16歳までの男性。プロ、アマは問わず。歌唱経験、演技経験、変声期の有無は問わない。詳細は、公式HP( https://movies.kadokawa.co.jp/karaokeiko/audition/ )で確認できる。
 「カラオケ行こ!」は、23年に全国公開。原作者の和山氏、山下監督、脚本・野木のコメントは、以下の通り。
【和山やま(原作者)】
この漫画は元々邦画への憧れから描いたものでした。今回映画として形になるのが本当に嬉しく思います。また、監督の山下敦弘さん、脚本の野木亜紀子さんの作品は元々大好きでしたので、融合して新たに生まれる「カラオケ行こ!」が楽しみで仕方がないです。
【山下敦弘(監督)】
昔から男たちが見つめ合う映画が好きだった。“見つめ合う”と書くと、なんだか恋愛ドラマのようなニュアンスにも思えてくるが、それだけではない。男の友情や切なさを描いた映画、つまりは“バディもの”と呼ばれるジャンルに心惹かれてきた。
「カラオケ行こ!」に出てくるバディはヤクザと中学生。年齢も住む世界も違う二人が“歌”をきっかけに出会い、不思議な友情が生まれる。魅力的で面白い原作だが、生身の人間が演じる“映画”という表現において、監督としての課題は多い。しかし、バディものを得意とする野木亜紀子さんが脚本を書く。面白くならないわけがない。自分のルーツである“見つめ合う男たち”を最高の布陣で作れることに、今から楽しみでしょうがない。
【野木亜紀子(脚本)】
あの“和山やまワールド”を、どうすればフィルムに落とし込めるのか。正直なところ全く自信がありませんが、山下監督ならあの空気を醸し出せるのではないかと、このたびの座組を心強く思います。和山先生が生み出した、愛すべき聡実くんと狂児を壊さぬよう、慎重に、映画としてのベストを尽くしてまいります。

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