はやぶさ、11年目で新たな出発・レー
ベル移籍を単独ライブで報告&純烈新
メンバーにも応募

2022年でデビュー11年目を迎えた新世代歌謡グループ・はやぶさが、6月18日(土)東京・AKASAKA MUSIC LOUNGE MZES TOKYOにて単独ライブ<はやぶさ MZES TOKYO Special Live>を開催した。

コロナ禍でYouTubeなどの生配信イベントや、地方での歌唱イベントが多く、都内でのライブは2021年12月5日の同会場で開催して以来、約6カ月ぶり。今回のライブは昼夜2回公演だが、食事を楽しみながら観覧でき、また会場限定オリジナルノンアルコールカクテル“はやぶさアラモード”の販売もあるということで、会場観覧チケットは昼・夜ともに既に完売。会場中をはやぶさファンが埋め尽くした。なお夜公演ではツイキャスでの生配信も行うハイブリッド形式で開催された。
昼の部は「東京ブギウギ」からにぎやかにスタート。ヒカルは「本日はお忙しい中ありがとうございます。半年ぶりのライブになります」、ヤマトからも「今回バラエティー豊富な内容となっております。最後までよろしくお願いいたします」と挨拶。続けて最新曲「サンキュ!ピースfeat.辰巳ゆうと」をさわやかに歌唱した。

ヤマトのソロパートでは、「東京ブルース」(西田佐知子)、「やっぱ好きやねん」(やしきたかじん)、「コモエスタ赤坂」(ロス・インディオス)とムード歌謡の名曲を、低音ボイスで会場中のファンを魅了した。入れ替わってヒカルのソロパートでは、「九段の母」(二葉百合子)、「母ざんげ」(米倉ますみ)、「ある女の詩」(美空ひばり)と演歌・歌謡曲好きのヒカルらしい選曲で、台詞入りの楽曲も朗々と歌い上げ、自慢の喉を響かせた。
途中、ピアニストのQoonieが登場。彼女のピアノ伴奏で「クリフサイドのリリー」(すぎもとまさと)をヤマトが、「愛は花、君はその種子」(都はるみ)をヒカルが、そして「愛の讃歌」(越路吹雪)と「手紙~拝啓 十五の君へ~」(アンジェラ・アキ)を2人で歌い、と新旧織り交ぜたヒット曲の数々を披露した。その後は、はやぶさのオリジナル楽曲をメドレーで歌唱。デビュー曲「ヨコハマ横恋慕」、「ロマンティック東京」、「七転八起」、「流星のロマンス」を1コーラスずつ歌唱。会場中のファンもペンライトを手に振り付けで盛り上げた。続いて「北の漁場」(北島三郎)を披露。
最後のMCでは重大発表も。「デビューして10年間頑張ってきましたが、11年目で日本クラウンさんへ移籍することになりました」とヒカルからレコード会社移籍を報告。「そして日本クラウンさんへの移籍第1弾シングルは私、ヒカルのソロシングルを9月7日に発売することになりました! “大滝ひかる”という芸名で『あの日の花吹雪』という楽曲です!」と新シングル発売も発表。ざわつくファンの様子にヤマトが「心配しないでください! 来年初旬には“はやぶさ”の新シングルも発売を予定しております。残念ながらはやぶさが解散する、というわけではございません(笑)」と“はやぶさ解散”をすぐさま否定。ファンも胸をなでおろした。さらにヤマトが「日本クラウンさんに入ったので、純烈さんの新メンバーに応募してみたんです。でも“身長が足りない”ということでダメでした。」と笑わせる場面も。最後に「愛燦燦」(美空ひばり)をヒカル・ヤマト2人で歌い上げ、大盛況のうちにライブは幕を閉じた。
夜の部では、構成を一部変更して開催。演歌・歌謡曲好きのヒカルと、ムード歌謡好きのヤマト、好みの少し異なる2人がそれぞれ趣向を凝らしたセットリストで、会場中のファンと生配信で視聴した方々を魅了した。

なお、9月7日に日本クラウン移籍第1弾シングルとして発売する『あの日の花吹雪』は、“はやぶさ”メンバー・ヒカルが“大滝ひかる”というソロ歌手名義でリリースする、初のソロデビュー作品。表題作「あの日の花吹雪」は母と子の別れと再会を描いた、セリフ入りの王道演歌作品。カップリング曲「守られし里~縄文さむかわ~」は、神奈川県湘南地域にある寒川町の町おこしソング。寒川神社で発見された縄文遺跡を題材に、地元の有名フォークシンガー・テミヤンが作った作品を、同じく神奈川県出身のヒカルが歌う。
ヒカルは初のソロシングル発売に「夢のような話。“はやぶさ”としてデビューしてからの10年があったからこそ、こういったお話をいただけたと思う。一緒にやってきたヤマトにも感謝したい」。ヤマトも「これまでの経験も生かしつつ、今後はヒカルも僕も個々の活動も増えてくると思うので、どんどん幅を広げていければ」と意気込んだ。

また、来年初旬には“はやぶさ”としてのシングル作品発売も予定されており、新しい環境での門出を迎えたヒカル・ヤマトの今後の活躍に期待したい。

<はやぶさ MZES TOKYO Special Live>

■2022年6月18日(土)昼の部 @MZES TOKYO
[ セットリスト ]
M1. 東京ブギウギ
M2. サンキュ!ピース feat.辰巳ゆうと
M3. 東京ブルース
M4. やっぱ好きやねん
M5. コモエスタ赤坂
M6. 九段の母
M7. 母ざんげ
M8. ある女の詩
M9. クリフサイドのリリー
M10. 愛は花、君はその種子
M11. 愛の讃歌
M12. 手紙~拝啓 十五の君へ~
M13. オリジナル1コーラスメドレー
(ヨコハマ横恋慕~ロマンティック東京~七転八起~流星のロマンス)
M14. 北の漁場
M15. 愛燦燦

■2022年6月18日(土)夜の部 @MZES TOKYO
[ セットリスト ]
M1. 東京ラプソディー
M2. 酔わせて朝まで
M3. 夜霧のブルース
M4. バス・ストップ
M5. 赤坂の夜は更けて
M6. 花と竜
M7. ひばりの佐渡情話
M8. 風雪ながれ旅
M9. クリフサイドのリリー
M10. 愛は花、君はその種子
M11. 愛の讃歌
M12. 手紙~拝啓 十五の君へ~
M13. オリジナル1コーラスメドレー
(ちょっと待ってよヨコハマ~月あかりのタンゴ~北斗の町へ~蜘蛛男のダンス)
M14. 釜山港へ帰れ
M15. また逢う日まで

大滝ひかる『あの日の花吹雪』

はやぶさ 日本クラウン移籍第一弾シングル
メンバー・ヒカル初のソロデビュー作品
※ソロ歌手名義は【大滝ひかる(おおたきひかる)】
発売日:2022年9月7日(水)
CRCN-8507 ¥1,300(税込)
1. あの日の花吹雪
 作詞 かず翼 / 作曲 宮下健治 / 編曲 石倉重信
2. 守られし里~縄文さむかわ~
 作詞 島村 繁 / 作曲 テミヤン. / 編曲 友常正己
3. あの日の花吹雪(オリジナル・カラオケ)
4. 守られし里~縄文さむかわ~(オリジナル・カラオケ)

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