スカーを演じる新田真剣佑

スカーを演じる新田真剣佑

山田涼介「鋼の錬金術師」完結編 傷
の男“スカー”誕生、イシュヴァール
殲滅戦の回想シーン公開

スカーを演じる新田真剣佑(c)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会 2017年の実写映画「鋼の錬金術師」に続く、前編「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」、後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」。原作でも印象的に描かれている、傷の男“スカー”誕生のきっかけとなった「イシュヴァール殲滅戦」の回想映像が公開された。
 原作は2001年に月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載が開始するや、魅力的なキャラクター、緻密に練られたストーリー、圧倒的で唯一無二な世界観で、世界中から愛される大ベストセラーとなった同名漫画。連載開始20周年新プロジェクトとして発表された実写2部作では、エド&アル兄弟の物語の最終章を、原作のままに映像化することにこだわった。国家錬金術師の抹殺を誓う男スカーとの対決が展開する「復讐者スカー」。国家を揺るがす巨大な陰謀に導かれていく「最後の錬成」という2作で物語のラストを壮大に描く。
 主演は前作に引き続き、山田涼介が務め、主人公で“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリックを演じ切る。また本田翼をはじめ、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多らが続投。本作から登場する新キャストに、内野聖陽や新田真剣佑、舘ひろし、渡邊圭祐、黒島結菜、山本耕史、栗山千明、山田裕貴ら豪華俳優陣が名を連ねる。
 かつて国家錬金術師が“人間兵器”として駆り出され多くの市民が犠牲となった「イシュヴァール殲滅戦」。将校がイシュヴァール人の子どもを誤射し殺してしまった事件をきっかけとした内乱を終わらせるべく、キング・ブラッドレイ大総統(舘)からイシュヴァール人を一人残らず殺害するという非人道的な命令が下された。この戦いは「復讐者スカー」のカギを握る傷の男“スカー”(新田)に“国家錬金術師を抹殺する”という強い復讐心が生まれた元凶となっている。
 映像内では、イシュヴァール人を狙う国家錬金術師たちが迫り、崩壊する家屋の合間を縫い、兄を探して必死に走り回るスカーの姿を活写。無事に兄(大貫勇輔)と合流したスカーは、錬金術に関する研究書を渡され、それを持って逃げて欲しいと告げられる。そんななか、「紅蓮」の二つ名を持つ国家錬金術師・キンブリー(山田)が、スカーたちの前に出現。錬金術によって爆発を起こし、歓喜の雄たけびを上げるキンブリー。その攻撃からスカーを守ろうとした兄が命を失い、悲しき復讐者が生み出されてしまう。
キンブリーを演じる山田裕貴(c)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会 原作でもこの戦は凄惨な出来事として描かれている。ロイ・マスタング(フジオカ)、リザ・ホークアイ(蓮佛美)、アレックス・ルイ・アームストロング(山本)、マース・ヒューズ(佐藤)ら、アメストリス軍のメンバーにとっても、清算すべき過去として心に刻まれるものとなった。フジオカは「イシュヴァールの戦いのシークエンスが加わることで、物語に深みと奥行きが生まれますよね。マスタングにとっては、あの戦いがターニングポイントであり、出発点であるので、非常に演じごたえがありました」とコメントを寄せている。
 爆発を愛する爆弾狂のゾルフ・J・キンブリーを演じきった山田は「原作が好きで、アニメも見てキンブリーという役を演じてみたいと思っていたところに、オファーを頂けたので嬉しかったですしありがたかったです」と喜びを明かす。狂気に満ちたキンブリーという役は、高い演技力を持つ山田にぴったりな役であり、運命的な役だったと感じさせる。
 一方、キンブリーによって兄を殺され、復讐を誓うことになるスカー役の新田は「スカーは内に秘めているものがすごく深いキャラクター」と語り、過去のシーンやスカーにとって辛いシーンは難しかったと振り返っている。
 また、本日より「復讐者スカー」入場者特典第2弾の配布が始まった。原作のキャラクターたちが映画の撮影に臨む様子を収めた、原作者・荒川氏描き下ろしスペシャルイラストカードが、5月27日~29日の3日間、それぞれ先着限定で配布される。5月28日、29日には「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」公開記念舞台挨拶、全国同時生中継ライブビューイング、「最後の錬成」最速上映などを開催。詳細は、公式サイト(https://wwws.warnerbros.co.jp/hagarenmovie/news/detail_220524_32.html)で告知する。
 「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」は、公開中。後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」は、6月24日に公開。

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