太鼓芸能集団 鼓童、本拠地・佐渡を
テーマにした『ワン・アース・ツアー
~童』のDVDを発売

太鼓芸能集団 鼓童による、『ワン・アース・ツアー~童』のDVDが2022年5月14日(土)に発売された。
 撮影:岡本隆史

 撮影:岡本隆史
1981年、ベルリン芸術祭で鮮烈なデビューを果たし、以来、公演数は世界53の国と地域で 6,500回以上を数える鼓童。現在、日本のプロフェッショナルの公演団体として最も数多くの海外公演を行っており、昨年創立40周年を迎えた。

太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見出し、現代への再創造を試みる鼓童は、劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」や、ワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスなど、異なるジャンルの優れたアーティストとも積極的に交流を図り、世界各地で様々な形で太鼓文化の普及と発展に努めている。

 撮影:岡本隆史
 撮影:岡本隆史
そんな鼓童が、記念ツアー第三弾として公演を行った作品『童』を全編収録したDVDを発売した。第一弾として上演され、DVD化された作品『鼓』との二連作となっており、『鼓』が太鼓を際立たせていることに対し、『童』は人を際立たせており、主に鼓童の本拠地〈佐渡〉が作品のテーマとなっている。

各地の芸能を取り入れ、踊りや声の要素をふんだんに取り入れた多彩な表現とともに、人間が生み出す「命の音」を楽しんでみてはいかがだろうか。
 撮影:岡本隆史
船橋裕一郎(太鼓芸能集団 鼓童 代表、『童』演出) コメント
船橋裕一郎
全国多くのお客様より喜びの声を頂戴いたしました『童』がDVD化されます。本収録は初演時、私たちの拠点であり本作のテーマとなっている佐渡にて収録されました。それだけに演奏者の高い緊張感と気合い漲る中での収録となりました。そしてコロナ禍によりお客様の前で演奏できる機会が少なくなる中で、ようやく本番を迎えた喜びは何にも変えがたいものとなりました。
佐渡島は豊かな自然と歴史の中で独特の文化が育まれ、多種多彩な芸能も身近に存在します。私たちは佐渡に暮らし、多くの方々の話に耳を傾け、繋がり、学び、創作に取り組み、本作も個性溢れる新たな楽曲が多く生まれました。一方で各地での旅の中で生身の身体を通して生の音を各地に届けることも、私たちの営みであり、現地に赴き様々な出会いがあり、新たな表現が生まれ続けています。
自然災害、感染症の蔓延、戦争など昨今の社会情勢は何気ない日常の脆さとともにその尊さを改めて実感させられます。
命の音(リズム)、魂の躍動。
太鼓の響きが世界中の人々の活力の一助となりますよう『童』に込められた思いを今日精一杯の一打に込めました。
様々な角度から演奏者の真剣な眼差し、笑顔、汗、身体の細かな動き、そして太鼓はもちろん様々な楽器、唄も踊りも笑い? も盛り込まれた多種多彩なプログラムとなりました最新作『童』を DVD でもお楽しみいただけたら幸いです。
 撮影:岡本隆史

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