CIMBA

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【CIMBA インタビュー】
イヤホンをしたら
ポジティブしかない、
“とにかく愛”ってところで
音楽をやった

ここしばらくの自分の
最高を詰め込むことができた

今作のリード曲で、すーたむわーるどをフィーチャーした「Fuck you but I love you feat. すーたむわーるど」はどのように作られていったんですか?

すーたむとは昔から知り合いだったんです。それで今回セッションすることになり、どんな曲にするか話す中で、お互い元恋人への怒りだったり、でもどこかで感謝しているみたいな裏腹な気持ちを曲にしたら面白いかもってところから作っていきました。あと、やっぱり俺はネガティブが嫌いなんですよね(笑)。よくある別れの曲って、せっかく吹っ切れそうなのに、“だけど君が恋しい”みたいにまたつらい気持ちに戻すものが多いじゃないですか。

失恋の曲はそういう感じが多いですね。

でも、別れた時の何がいいかって、めっちゃ遊べるようになるじゃないですか。友達のところに帰って、“あんな奴と別れて良かったよ、俺らと遊ぼうぜ”“新しい女作ろうぜ”とか、そっち側のポジティブも絶対にあるんですよ。日本だとさっき言った切ないところをジクジク突く曲が多いけど、海外で見るとそうでもないんですよ。なので、別れすらもポジティブにとらえて、“別れたからめっちゃパーティしよう!”“楽しもうよ!”って曲があってもいいんじゃないかと思ったんです。

あと、あらゆる人の愛を歌うという意味では、「MY GIRL」は子供に向けた愛を歌った曲ですね。

あれは完全に自分の娘に書いています。娘と“ディズニーに行こう!”って話になって、ホテルを予約して1泊2日でランドもシーも行ったんです。全力で父親としてドヤった曲ですね(笑)。恋人でも家族でも娘でも愛は愛だから、それが出ている曲です。

あと、ラテンフレイバーやダンスホールレゲエの曲もあって。

小さい頃にブラジルに住んでいたんですよ。それもあって、ラテン系の音楽がすごく好きで、「BONITA」とか「イイカンジ」はレゲトンで、「イイ女 エエ女 feat. TAK-Z, CHEHON」はダンスホールレゲエになっています。

さまざまなサウンド、さまざまな愛を歌うCIMBAさんはとてもスムーズで伸びやかなヴォーカルを聴かせてくれているのも印象的だし、まさに『GOOD LOVE BAD LOVE』はポジティブなバイブスがたっぷり詰まったアルバムと言えますが、ご自身の手応えを聞かせてください。

デビューしたての頃はアルバムを作る時に、そのかたちをすごく意識していたんです。でも、今は違ってその時々の最高の瞬間を放り込んで、また次の最高を作るために一生懸命やるという感じなんですよね。今回は愛というテーマでまとめた、ここしばらくの自分の最高を詰め込むことができたと思います。あと、これらの曲以外にも曲のストックはあるので、早く次を作りたいって気持ちにもなりました。まずはこれ聴いてハッピーになってもらって、コロナもだんだん開けてくるから、また現場で会って楽しめたらなと。

その言葉とおり、6月5日には渋谷CLUB QUATTROでワンマンライヴ『CIMBA ONE MAN LIVE「GOOD LOVE BAD LOVE」』が行なわれますね。

もともとは2年前にやろうとしていたので、今年やっとできることになりました。久々の生のワンマンなのでめちゃくちゃ楽しみです。今回のアルバムに参加してくれたアーティストたちもみんな来るし、それ以外にも仲間が駆けつけてくれます。バンドが入る曲もあるし、普段のクラブではできないことをやりたいですね。あと、ファンの人からのDMで気づいたんですけど、俺デビュー15年目らしいんです。だから、15年間でやってきたことをやってみたいとも思っていますね。もちろん制限やマナーを守りつつ、来たら絶対に楽しいお祭りみたいなライヴにしたいです。

取材:土屋恵介

アルバム『GOOD LOVE BAD LOVE』2022年5月25日発売 FROG MUSIC / PHATSOUL RECORDS
    • FMCD-043
    • ¥2,750(税込)

ライヴ情報

『CIMBA ONE MAN LIVE「GOOD LOVE BAD LOVE」』
6/05 東京・渋谷CLUB QUATTRO
Open 17:00 / Start 18:00
ゲストアーティスト:CHEHON/CREAM/宏実/すーたむわーるど/t-Ace/TAK-Z ...(A to Z)

CIMBA プロフィール

シンバ:シンガー、ソングライター、プロデューサーとして活動。危険な香りが漂うビジュアルとセクシーで甘い歌声、メッセージ性の強いリリックでR&B、ヒップホップシーンにおいて絶大な人気を誇る。少年時代をブラジルのリオ・デ・ジャネイロで過ごし、エレクトーン奏者であった母の影響で音楽の道へ。2009年12月に発表したシングル「REPLAY」が、現在YouTubeで600万回再生を超えるスマッシュヒットを記録し、CIMBAの人気の導火線となった。国内外、ジャンルを問わずアーティストからのフィーチャリングオファーが殺到し、CIMBAが今までに客演参加した楽曲は50曲を超える。オフィシャルHP

「F××K you but I love you
feat. すーたむわーるど」
MV

「セフレって言わない feat. 宏実」
MV

「イイ女 エエ女 feat.TAK-Z, CHEHON」

MV

「MY GIRL」MV

「ベイビーバイバイ」
(Official Lyric Video)

「STAY HOME TONITE」
(Official Lyric Video)

OKMusic編集部

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