音尾琢真が「毎度幸せな気持ちになり
ます」と評する撮影現場の魅力とは?
“11作目”の白石和彌監督作『死刑
にいたる病』を語る

公開中の映画『死刑にいたる病』から、俳優・音尾琢真からのコメントが到着した。
『死刑にいたる病』は、2012年に『ホーンテッド・キャンパス』で日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞してデビューし、同年に『赤と白』(集英社文庫)で小説すばる新人賞を受賞した櫛木理宇氏の小説。『チェインドッグ』のタイトル初版が発売され、文庫化に合わせて『死刑にいたる病』に改題された作品だ。初の映画化でメガホンをとるのは、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『凪待ち』、『孤狼の血』シリーズなどの白石和彌監督。脚本は、白石監督とは初タッグとなる高田亮氏(『そこのみにて光り輝く』『オーバーフェンス』)が手がけている。
物語は、鬱屈した日々を送る大学生・雅也の元に、ある日1通の手紙が届いたことから始まる。その手紙は、24件の殺人容疑で逮捕され、そのうち9件で立件・起訴され、死刑判決を受けた連続殺人鬼・榛村からのもの。榛村は犯行当時にパン屋を営んでおり、地元の中学生だった雅也もよくそこに通っていたのだ。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」との榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。
本作では、阿部サダヲが連続殺人鬼・榛村、岡田健史が榛村の元に通い事件の真相に迫ろうとする雅也をそれぞれ演じ、W主演。また、岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が雅也の行く先々に現われる謎の男・金山一輝役、中山美穂が雅也の母・衿子役で出演している。
音尾琢真 (c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会
ヤクザから刑事まで、様々な役柄で白石監督作品に登場してきた音尾。11作目の参加となる本作では、阿部サダヲ演じる連続殺人鬼・榛村の過去を知る男・滝内を演じている。白石組で演じることについて、音尾は「白石監督は毎回違う特長を持った役柄をふってくださるので、私も楽しんでいます」とコメント。さらに、「毎回仕事させてもらっているからこそ、現場で会うと気恥ずかしい感じと距離感がありますが、優しさの中にも、創造力溢れるモノづくりの気迫を感じられるので、毎度幸せな気持ちになります」と、白石組の魅力を語った。
(c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会
音尾は、本作の撮影には1日のみの参加ではあったが、「白石監督は相変わらず楽しそうにモニターを見てらっしゃいました」と、現場での白石監督の様子を振り返る。同じ北海道の高校出身で、先輩・後輩の間柄の2人。先日開催された本作の完成披露試写会でも、白石組への出演について、音尾が「監督に毎年お歳暮を贈っているからかな?」と発言すると、白石監督も「それは関係ありますね」と即答するなど、深い信頼関係をうかがわせていた。
(c)2022映画「死刑にいたる病」製作委員会
劇中では、岡田健史演じる雅也が榛村の冤罪事件の調査のために訪れる相手として、音尾演じる滝内が登場。音尾は、岡田との共演について、「岡田さんのお芝居には魅了されました。すでに役柄とストーリーが身体のすみずみまで行き渡っていて、それを毛穴から匂わせていられるような俳優さんです」と絶賛。榛村の過去に迫るこのシーンでの、ふたりのやりとりにも注目だ。

『死刑にいたる病』は公開中。

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