並行するふたつの世界で描かれるラブ
ストーリー「僕が愛したすべての君へ
」「君を愛したひとりの僕へ」10月7
日同時公開

(c)2022 「僕愛」「君愛」製作委員会 乙野四方字氏の小説「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」(ハヤカワ文庫刊)が劇場アニメ化され、10月7日に2作同時公開されることが決まった。あわせて、プロジェクトのプロモーションビデオとビジュアルが披露された。
 2016年に刊行された原作は、人々が並行世界を行き来していることが実証された世界を舞台に、同じ名前の2人の少年が、それぞれが暮らす世界で少女と恋に落ちるラブストーリー。2作品は独立した物語だが、読み進めていくうちに互いの世界が影響し合っているという世界観が明らかになっていく。
 「僕が愛したすべての君へ」では、高校生の高崎暦(たかさきこよみ)が、ある日クラスメイトの瀧川和音(たきがわかずね)から、かつて彼女がいた85番目の並行世界で恋人同士であったことを告げられる。「君を愛したひとりの僕へ」では、小学生の日高暦(ひだかこよみ)が、佐藤栞(さとうしおり)という少女と出会い、お互いに恋心を抱くが、やがて親同士が再婚して兄妹になってしまうことが判明。2人は、兄妹にならない運命が約束された並行世界への駆け落ちを決断する。
 プロジェクトPVは「もし観る順番で結末が大きく変わる物語があるとしたら?」という問いかけからスタート。並行世界の概念を紹介するとともに、恋人たちが過ごす青春の1ページを切り取ったカットや、人生の分岐点となる重大なできごとの気配を感じさせる場面などが収録されており、「これは、2つの世界のひとつの物語」という言葉で幕が引かれる。
 プロジェクトビジュアルは、「僕が愛したすべての君へ」と「君を愛したひとりの僕へ」、それぞれの世界が描かれており、交差点を中心として重なることで、ひとつの世界が完成する。「僕が愛したすべての君へ」では明るい日差しのなか、「君を愛したひとりの僕へ」では日が沈みゆく夕景のなかに、それぞれ少年と少女の姿が描かれている。
 「僕が愛したすべての君へ」は「閃光のナイトレイド」の松本淳監督のもと、タツノコプロのアニメ制作レーベル・BAKKEN RECORDがアニメーション制作を担当。「君を愛したひとりの僕へ」は「バクマン。」のカサヰケンイチが監督を務め、「ルパン三世」「名探偵コナン」のトムス・エンタテインメントがアニメーション制作を行う。また両作品に、脚本として「かぐや姫の物語」の坂口理子、キャラクター原案としてshimanoが参加した。
 以下に原作者、プロデューサーからのコメントを掲載する。
【乙野四方字(原作者)】
この物語は、中学2年の頃の自分の妄想から生まれています。
無限に存在する並行世界の中で、その妄想が辿りついた最も幸せな未来のひとつが、今回の映画化になります。
2作同時公開のこの映画は、どちらから観てもよい作りになっており、観た順番で感じ方が大きく変わると思います。
どちらから観るか、一度しかできない選択をぜひ楽しんでください。そして、あなたとは逆の順番で観た、並行世界のあなたのことを想像してみてください。
逆の順番で観た人と感想を語り合ったりするのも面白いかもしれません。
この夏、再び生まれる新しい並行世界の物語を、どうか見届けてあげてください。
【石黒研三(プロデューサー)】
この作品は、ど真ん中の純愛映画です。人生の選択を起点にした2つの物語を“並行世界”という切り口で、それぞれの世界を2作品の中で描いています。そして、その2つの物語は「観る順番で観た後の感動が変わる」という、今までにない仕掛けを体験いただけます。
この物語では恋愛だけを描いているわけではありません。“愛情=相手を思いやること”という観点から描く、たくさんの愛情に満ち溢れた作品となっています。その“相手を思う気持ちの尊さ”を、この作品から受け取っていただきたいと思っております。
どっちから観るか? みなさんのお好みに合わせて見る順番を決めていただき、今までにない新しい映画体験を劇場で体感してください!

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