L→R  FAB-EL(上段より時計回りに、田中章貴(ミカ役)、草野太一(ジェリー役)、三野雄大(ルーシュ役)、藤澤奨(ファウタ役)、竹田海渡(ガブ役))、Inferno Teller(上段より時計回りに、佐藤悠雅(ザイール役)、日向朔公(ダーリョン役)、吾妻奎太(ペギー役)、坂田将吾(ダンセル役)、野辺シュウ(エルゴン役))

L→R  FAB-EL(上段より時計回りに、田中章貴(ミカ役)、草野太一(ジェリー役)、三野雄大(ルーシュ役)、藤澤奨(ファウタ役)、竹田海渡(ガブ役))、Inferno Teller(上段より時計回りに、佐藤悠雅(ザイール役)、日向朔公(ダーリョン役)、吾妻奎太(ペギー役)、坂田将吾(ダンセル役)、野辺シュウ(エルゴン役))

【HeavenlyHelly インタビュー】
Voice Dramaと併せて
改めて聴いてもらったら、
半年の重みみたいなものを
感じてもらえる

昨年から始動した青二プロダクションに所属する若手男性声優10名が参加する新コンテンツ『HeavenlyHelly』から、2枚のCD作品『天国から堕ちた天使』『地獄から堕ちた悪魔』がリリースされる。堕天使ユニットのFAB-ELと堕悪魔ユニットのInferno Tellerとして、本格的な歌とダンスにチャレンジするメンバーたちに同コンテンツの魅力などを語ってもらった。

堕天使と堕悪魔が
異なる音楽で対決

『HeavenlyHelly』(以下、ヘヴヘリ)はVoice Dramaと楽曲配信で展開していくミックスメディアコンテンツで、堕天使と堕悪魔が元の世界に戻るために人間界でアイドル活動を行なうというストーリーですが、その世界観についてどう思われましたか?

竹田
“天使と悪魔がなぜアイドルをやるのか?”と最初は疑問や驚きから入りました。設定やストーリーを理解したら納得と“これは面白いな”という印象を抱きました。そうしていざ楽曲を聴いたら、すごく本格的でカッコ良い楽曲だったので、そこでさらに驚きましたね。
坂田
まずは“堕悪魔”という言い方を初めて聞きましたね。でも、キャラクターとしてそんなに悪魔っぽいわけでもなく、天使と悪魔がバチバチに戦うのかと思ったら、結構人間くさいドラマが展開されていて、台本を読んだ時はびっくりしました。それにストーリーが進むにつれて、むしろ堕天使チームのほうが悪魔っぽいところがあって、そういうギャップが『ヘヴヘリ』の面白いところだなって。
野辺
世界観にも驚いたけど、まさかここまで歌とダンスを本格的にやるとは思ってなくて、そのことにも驚きましたね。さまざまなレッスンを受けていく過程で、“これはめっちゃカッコ良くなるぞ!”と思ったし、僕にとって初めての現場だったので期待ですごくワクワクしました。
吾妻
それこそオーディションの時に歌ったのが、僕らInferno TellerのCD『地獄から堕ちた悪魔』の1曲目に収録されている「Storyteller」だったので、“こういう感じの曲を歌うんだ!?”とすごく驚きました。しかも、天使と悪魔で楽曲のテイストがまったく違っていて。そんなこだわりを持った作品に携わらせていただけるのが嬉しく思いました。
日向
キャラクターのイラストも凝っていて、ひとりひとりがすごく魅力的なんです。衣装はもちろん、角や羽、尻尾にも個性が出ていて、問七先生のこだわりが伝わってきました。この子たちがアイドルになったらどうなるんだろうと楽しみでしたね。
三野
ユニットで歌ってダンスをするという話で、どんなメンバーが集まるのかも楽しみでした。すでにYouTubeにはVoice Dramaや楽曲のMVが上がっているのですが、コメントを読むと歌詞の意味やどういう感情で歌っているかなどを細かく読み取ってくださっている方が多くて、そういう反応がシンプルに嬉しいし、“もっと頑張ろう!”って思いますね。

みなさんは歌やダンスの経験があったのですか?

田中
多くの学校や養成所でダンスのレッスンがありますけど、僕が通っていた学校は洋舞や日舞といった古典的なダンスがメインだったので、『ヘヴヘリ』でやっているようなロックの曲で踊るのは初めての経験でした。
草野
歌に関してもヴォイストレーニングしながらトレーナーさんにアドバイスをいただいています。僕らFAB-ELのレコーディングでは楽曲を作ってくださったandropの内澤崇仁さんがディレクションしてくれるという、めちゃくちゃ贅沢な経験をさせてもらっていて。初めての経験を積み重ねながら、自分たちでも成長している実感があるので楽しいです。FAB-ELのCD『天国から堕ちた天使』の1曲目に収録されている「新しい世界へ」を作っていただく際に、内澤さんは天使と悪魔についてたくさん調べて歌詞を書いてくださったそうなんです。それもあってキャラクターとリンクさせやすい部分があったので、歌う上ですごく入り込みやすかったです。
藤澤
Inferno Tellerの曲にラップがあるように、FAB-ELの曲には台詞があるのが特徴で。それもあってか、いわゆるキャラクターソングみたいにキャラ100パーセントではなく、キャラも含みつつ自分として歌ってほしいと言われました。自分の声にキャラクターの要素を合わせるバランスが難しくて、毎回ディレクションを受けながら微調整して歌っています。
三野
新曲も含めた4曲それぞれに違った表情があり、特に最新曲の「One Chance」は春らしいサウンドと歌詞になっていて、新社会人や新入学生、これから何かを頑張ろうとしている方の背中を押せる応援ソングにもなっています。

Inferno Tellerの楽曲は海外の作家が手がけていて、K-POPなどの海外のEDMやヒップホップが取り入れられていますね。

吾妻
『ヘヴヘリ』にかかわるまでまったく聴いてなかったジャンルなので新鮮です。
坂田
僕も普段はアニソンばかり聴いていて、姉の影響でKARAや少女時代をちょっと聴いていたくらいでしたね。
佐藤
僕もK-POPはあまり聴いてなくて…。
野辺
僕も聴いてはいたけど、そこまで詳しかったわけではなくて…。
坂田
誰もまともに聴いてないじゃないか!(笑)

では、いろいろなアーティストを聴いて勉強したんですか?

佐藤
オーディションの課題曲が「Storyteller」だったので、K-POPをたくさん聴いて勉強しました。リズムの乗り方だったり、歌詞が詰まっていて速いメロディーだったり…あと、音のメリハリがしっかりしているので、ちゃんとノレないと一気にダサくなるし。みんなそうだと思うけど、本当にすごく練習しましたね。
野辺
ラップは僕と日向さんで担当しています。僕もラップは初めての経験だったので、本当に大変でした。ヴォーカルレッスンで先生に教わりながら練習したんですけど、ファンの方から“ラップがいいね”と褒めていただけるのが嬉しくて、“もっと頑張ろう!”と。
日向
僕の演じているダーリョンは可愛い系の男の子なんですけど、この子がこのカッコ良い楽曲をどのように歌うんだろうと悩みました。そしたらドラマ内でダーリョンも似た悩みを抱いていて、そうだよねって笑っちゃいました。

Voice Drama第3章のストーリーで“キラキラ商店街の春祭りを盛り上げるために新曲を作る”という流れで誕生したのがFAB-ELの「One Chance」とInferno Tellerの「Missing Over U」で。

坂田
僕らのグループは、それどころじゃなかったんです。ダーリョンくんが家出しちゃって!
日向
第2章で“自分自身の選択、幸せが最重要”という言葉が出てくるんです。それを受けて、ずっと天使に憧れていたダーリョンは天使さんたちの寮に居候しちゃったんです。しかも、メンバーには黙って出てきてしまって。そのことが原因でエルゴンとの兄弟喧嘩が始まってしまうんです。InfernoTellerを抜けることになったダーリョンと歌う最後の曲として作られたのが、この「Missing Over U」という楽曲です。

それぞれ楽曲としてはどうですか?

竹田
FAB-ELの楽曲は天使である彼らが作詞したという設定があるんです。やさしくしてくれたり、応援してくれたりしている内容なんですけど、歌っているのが天使だから、寄り添い方が人間とはちょっと違うというか。“こうされたら人間は癒やされるんでしょ!”と少し俯瞰的な目線の部分もあるので、そこにどうやっても縮まらない天使と人間の距離を感じるんです。一方で「One Chance」は、人間界に馴染んできたFAB-ELが彼らなりに人間に歩み寄り、一緒に盛り上がろうと考えて作られた曲で。この変化はFAB-ELでしか味わえないと思うので、そこを意識して聴いていただけたらより楽しんでもらえるんじゃないかと。
田中
FAB-ELの楽曲は5人のハーモニーも聴きどころで、内澤さんが歌われているデモを聴くと、僕たち5人のために作ってくださったことがより伝わってきます。
藤澤
それぞれがキャラクターとしてイェー!ってガヤの声を入れているところも聴きどころですね。今までの3曲は聴かせる曲が多かったんですけど、“春祭り”というテーマもあって聴いてくれる人も一緒に盛り上がれる曲に仕上がっています。今までのFAB-ELの雰囲気もありながら、それまでのFAB-ELにはなかった曲として、リピートしたくなる魅力があるんじゃないかと思います。
L→R  FAB-EL(上段より時計回りに、田中章貴(ミカ役)、草野太一(ジェリー役)、三野雄大(ルーシュ役)、藤澤奨(ファウタ役)、竹田海渡(ガブ役))、Inferno Teller(上段より時計回りに、佐藤悠雅(ザイール役)、日向朔公(ダーリョン役)、吾妻奎太(ペギー役)、坂田将吾(ダンセル役)、野辺シュウ(エルゴン役))
ルーシュ
三野雄大(ルーシュ役)
ファウタ
藤澤奨(ファウタ役)
ガブ役
竹田海渡(ガブ役)
ジェリー
草野太一(ジェリー役)
ミカ
田中章貴(ミカ役)
ダンセル
坂田将吾(ダンセル役)
ペギー
吾妻奎太(ペギー役)
ダーリョン
日向朔公(ダーリョン役)
エルゴン
野辺シュウ(エルゴン役)
ザイール
佐藤悠雅(ザイール役)
アルバム『天国から堕ちた天使』/FAB-EL
アルバム『地獄から堕ちた悪魔』/Inferno Teller

OKMusic編集部

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